見出し画像

東京都人権プラザの企画展を見た!

昨日、東京都港区芝にある「東京都人権プラザ」で開催中の企画展「心と体を傷つけられて亡くなった天国の子供たちのメッセージ展」を見てきました。

“チラシ”には「展示内容」と題された次の文章が記されています。
「心と体を傷つけられて(いじめ等で)亡くなった子供たちが社会に投げかけた言葉や、家族・残された人たちが子供に伝えたかったメッセージをパネルにして展示しています。また、今傷ついている子供へ大人からのメッセージも展示します。」

当企画展はSNS「X」のある方のポストで知りました。
実は私、高校時代にいじめに遭いました。そのため、いじめ問題には以前から関心がありますので、この展示に興味を抱いたのです。
ただ、非常につらい内容であるのは容易に予想できましたし、また、私自身の嫌な体験を想起させられる、しんどいものになるだろうと思い、足を運ぶのを躊躇していました。
しかし、だからこそ無関心にならず見なければならないと考え、意を決して行った次第です。

展示場は「東京都人権プラザ」1階奥の縦長の部屋、その壁に10人ほどの子供の写真が展示され、それと一緒に氏名、生没年、亡くなった時の年齢、そして前述のメッセージ(遺書も含む)が掲示されていました。

リンチにより亡くなられた方がいるなど、展示を見ていてショックを受けましたし、痛ましさも感じました。
私が一番感じたのは腹立たしさです。何故、この子供たちは死を選ばなければならなかったのか、これほど不条理で、理不尽で、酷いことはありません。
なんだか悔しいですね。

学校でいじめが発生すると、例えば40人のクラスならば1対39になります。言うまでも無く、この「1」が被害者です。
さらに事態を悪化させるのは、担任の教師をはじめ学校側の認識不足です。
私の場合、体育の授業中に体育教師が出欠をとる際、加害生徒にのみ「頑張れよ」と励ましているのを耳にし、絶望的な気持ちになりました。
私の高校時代は1980年代ですが、それから40年ほど経った現在も学校側の状況が変わっていないことに驚くと同時に怒りを覚えます。

「いじめ」は絶対に子供同士のふざけあいなどではなく、明らかに「犯罪」です。

この企画展は、9月23日(月・祝日)まで行われています(日曜休館)。
より多くの人に見てほしいと思います。

配布されているチラシの表面。
チラシの裏面。
東京都人権プラザ。