こんにちは! 藤峰やまと先生による『発情聖女』コミカライズ2巻、発売です! 最高コミカライズなのでよろしくお願いします(必死) 特典まとめは以下! 特典まとめ
発情聖女特典について一番がっつりまとめているのはTwitterですが、 エックスになってから見にくい方もいると思うので……! 今回特典を私は5つ(2巻、コミカライズ含め) コミカライズの藤峰やまと先生はもっとたくさん書いてくださいました! (ありがとうございます!) 私の特典は以下です。 ◇◇◇2巻特典◇◇◇ ●WonderGOO限定特典 書き下ろしショートストーリー『モニカさん、おねだりする』 独占欲全開のリチャードに、モニカはある「おねだり」をして……? ●協力
発情聖女でます。発情聖女ノベル2巻出ます!!!!!! コミカライズ1巻も出ます!!!!!!特典情報まとめこちらに全てまとめてます!!!! よろしくお願いします!!!!
お知らせ 現在創作大賞2023に参加しております。閲覧数やスキ数などで一次選考が決まるとのことなので、よかったら見てもらえると嬉しいです。 「疲れた終電で、そのまま美味しいもの食べられるお店に行きたーい」と思った願望を書いた作品です! 自己紹介 まえばる蒔乃/Makino Maebaru 福岡出身。ライトノベル、キャラ文芸作家。 2022年2月『婚約破棄された『空気』な私、成り上がりの旦那様に嫁ぎました。』(マッグガーデン・ノベルス)にてデビュー。 アルファポリス第5
第6話 第7話 「なるほど。男女雇用機会均等法制定からしばらくたった時代の、兼業主婦の作った、さらっと煮込んだごろごろしゃきしゃき野菜カレーの思い出……確かにそれはこれまでの『思い出』にありませんでしたね」 ある夜。『おつかれさまのヒラエス食堂』閉店後の食堂にて。 店長は女中と一緒に席につき、二人でカレーを実食していた。 「ん〜! 牛肉と白米のカレーライスはやっぱり最高ですねっ!」 頬に手を添え、女中姿の娘がたまらないといった顔をする。 「うちの時代には、
第5話 第6話 ーー翌日朝から、私宛に電話がかかってきた。昨日のお客さんだ。 おっかなびっくり通話ボタンを押してみると、打って変わって申し訳なさそうな声が聞こえてきた。 「ごめんな、昨日は。あんなに遅くまで働いているあんたの気持ちも考えなさいって、娘に怒られちまったんだ。そりゃあ確かに俺だって定年前は部下の無茶苦茶なミスに振り回されて嫌な思いたくさんしたのに、あんたに同じ思いさせちまうなんてな、いやあ、悪かった」 後ろから娘らしき声が、「早く謝って切ってあげなさ
第4話 第5話 「お待たせいたしました」 そして再び、私の元にカレーが出てくる。 調理時間の短い、角のはっきりしたジャガイモが目に入った。 ルーを使っているけれど、その汁は見るからにさらっとしている。 「いただきます」 私は手を合わせて食べ始める。 前回と全く同じカレーだ。 2回目なので、今回はしっかり味わって食べる余裕がある。 やはり母の癖がよく出たカレーだった。 カウンターの向こうにマスターがいる。彼はこちらが食べにくくない程度の距離感で、飾ら
第3話 第4話 終電で眠った私は、そのまま当たり前のように例の駅にたどり着くことができた。 どうやって来たのか? わからない。 ただ胸ポケットに入れていた、道順が書かれたショップカードを持っていると、自然と「また行ける」と思えたのだ。 「神様、ね……」 寂しい廃墟の商店街を抜け、一際明るく見える『食堂』のサイン板に向かって歩く。 ドアベルを鳴らして入店した私を、例の女中さんらしい女の子がきらきらの笑顔で出迎えてくれた。 「 いらっしゃいませ、お待ちしてまし
前回 第2話 「よかった……」 私はほっと肩の力を抜いた。よかった、とにかく誰かいる。 私はパンプスを鳴らしてそこまで早足で向かう。一度も入ったことのないお店に一人で入るなんてちょっと勇気がいるけれど、廃墟のアーケードに佇んでいることの方がよっぽど怖かった。 そのお店は磨き上げられた木製の古風な外装をしていた。 店の中はマホガニーの調度品で整えられ、落ち着いた懐かしい洋食屋、個人のレストランといった風情だ。天井には暖色のシャンデリアが輝き、テーブルには糊のきい
第2話 第3話 美味しい『思い出』を食べて不思議な一夜を過ごしたとしても、当然人生が何かがらりと変わるわけでもなし。 今日は私の管理する架電チームの一人が、大クレームを起こした。 しかもよりによって、彼女のシフト終わりのギリギリの時間に。 ただのフォローアップコールの架電をしただけなのに、一時間も延々と罵倒され続けたパートさんも可哀想だが、よりによってシフトが終わる間際に客に言い返さなくったっていいじゃない。 「わかりました。私が折り返しで謝罪の架電をしま
第一話 切電した後も耳の奥までガンガンと、クレーマーの怒鳴り声が染み付いて離れない。怒鳴るだけのクレーマーはとにかく平謝りをし続ければ治るので、まだ対応が楽な部類だ。 私はヘッドセットを外して溜息をつき、暗いオフィスで顔を上げる。 時計は午後23時を示している。今日も終電だ。げんなりとした心を奮い立たせ、私は肩を回して業務日報を打ち込んでいく。 そして、オペレーターさんたちの成果を一括ダウンロード。その間に私は、すっかり冷めてしまったコーヒーを捨てるために給湯室
2023年前半のお仕事まとめです。 ※リンクはamazonアソシエイト利用中です。 2023年前半のお仕事まとめ『コナモノ聖女はお忍び魔王のお気に入り①』 エンジェライト文庫様より出させていただきました。 『捨てられ花嫁の再婚 氷の辺境伯は最愛を誓う』 角川ビーンズ文庫様より出させていただきました。 『発情聖女』翻訳版1巻 Cross Infinite World様にて電子・ペーパーブック発売中です。 『空気な私』翻訳版1巻 Cross Infinite Wo
2022年の振り返りまえばるです。 noteのアカウントは作っちゃいたんですが、何も書いてなかったのでなんかこう、せっかくやけん一年の総括でもすっか〜!ということで、振り返りさせていただきます。 2月 デビュー作が出ました。 こちらの作品は「異世界恋愛というものの定石を、学ぶか!」という気持ちで書いた作品でした。なので5万字程度だったんです。 まさか書籍化!コミカライズ!びっくりしました。 ありがとうございます。 当時は「定石バチバチに踏みまくった最高異世界恋愛だぜ!」と