両父母との最後の旅

終活活動を開始したABKです。
77歳と75歳の父母
81歳と77歳の義父母と一緒に
旅行をしました。

実は義父は2年前から病気をして、もう両父母が会うことはないかと思ってました。でも体調が少し良くなり、エイッ!と旅行を決めたのです。
これは最後の機会になってしまうでしょう。
親と悔いなく分かれること、送り出せること、それを自分が受け入れられること、今は想像もつかないけれど、自分の終活には、父母の終活も含まれるということを実感した。父母をどうやって見送るのか。

父母は最後をどのように過ごしたいのか、聞いたこともないし考えたこともなかった。
自分が逝くように、父母もこの世からいなくなるのだ。ほとんどの場合、自分よりも先に。
今回、最後の旅行になるだろうと覚悟して二人はたびに臨んだ。

義父母

義父母は九州に住んでいる。
こ子供が小さい頃は毎年 九州に行っていたが、訪れる機会が少なくなり、スマホだけの連絡が多くなっていた。

今回、長男の就職決定もあって、旅を決めてくれた。1週間ののんびりした旅だ。それでも、飛行機での移動は片道3時間以上かかる。1日目と最終日は移動のみ。体力は大丈夫だろうかと心配になったが、毎日のウォーキングのおかげだろう、階段の上り下りもなんとかクリア。
こんな時にバリアフリーが進んでいないことを実感する。

温泉

とにかく温泉でゆっくりしよう。そして実父母と義父母との再会。
実際にあうのは、20年ぶりくらいになるのではないだろうか。
それでも、前に合ったのがまるで昨日のように、お互いに話が止まらず、
チェックイン後、すぐに一つの部屋にあつまりお茶を飲みながらお茶菓子を食べる。そして
おんせん!!
ここは渓流の横にある温泉で、露天風呂からは紅葉はじめの木の葉と川の流れを見える。
あ~~癒される。

夕食

そして夜はちょっと豪華なお料理のバイキング。
もうこの年になると、量は少なくてもいいので、質のいいものを食べたい。
ステーキ
マグロの山掛け
天ぷら
かにご飯
寿司
・・・
書くと普通に見えるけど、本当においしかった。
そして両親ともとても喜んでくれた。
話も弾んで2時間ほど、ゆっくり夕食を過ごすことができた。

夜のおもてなし

夜にはロビーでサイフォン珈琲とウイスキーを楽しめるイベントがあり、みんなでロビーまでいく。まるで卒業旅行のようだ。ウイスキーとコーヒーを飲みながら、まだまだ話す。こんなに話すことあるかってくらい。
でもさすがに食べて飲んで、眠くなってきたので、早めに就寝。
もったいないけど、もう年なので、そんなに遅くまでは起きていられない。

朝風呂

温泉旅館ではよくあることだが、今回もお風呂が部屋から遠く、しかも今回は本当に迷子になりそうに複雑なので、朝のお風呂もみんなで一緒に。内風呂も大きくて、天井がフラットではなく、屋根のようになっているので湯気の排気がよく、まるで露天風呂のように空気がカラッとして気持ちいお風呂でした。

あっという間の温泉旅行

旅行を企画してから1か月、ずっと楽しみにしていて、あったときの感激、楽しいおしゃべりとおいしい食事。本当に楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、これが最後の対面になるのかどうかわからないけど、両親の久しぶりの再会は最高にいいものになりました。
病気がありながら旅行してくれた義父母に「次はどこ行きます?」と声をかけてこの度は終了。
私も人生仕舞い。
両親に幸せな思いをしてもらえる機会を少しでも作って、
後悔しないようにしたいと思います。

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