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読書の擬音
皆さんは、本をどう読みますか?
「パラパラ」ですか?
それとも「ペラペラ」ですか?
僕は、新書とか学術書なんかは「メキメキ」ですね。
寸暇を惜しみ、頭をフル回転させて、瀟洒な建築物を「ゴリゴリ」解体していく感じ、ともいえます。
小説は、基本的には「ジワジワ」読みますが、たまに没入して「ズンズン」いくこともあります。
擬音(オノマトペ)って面白いですよね。
どんなに堅苦しいことを話していても、擬音・擬態語が入るだけで、一気に自由になった感じがする。
オノマトペ辞典のようなものがありますが、その豊富さに、世の中は音で満ちているんだということがよくわかります。
そして、音は自由で、美しい。
冒頭の問いかけに戻りますが、本を読むときの感覚って、人それぞれだと思います。
ゆっくり時間をかけて、いちいち立ち止まって、深く考えて読む人。
何か少しでも自分の中に澱が残ればいいと思って、とっとと駆け抜けるように読む人。
僕は、そうした感覚を少しでも共有して、読書の寛容さや、コクの深さみたいなものを生徒にも伝えていけたらと考えています。
読書は自由で、楽しい。