パウダーファンデがブツブツに固まる「ケーキング」を防ぐには?
パウダー類が固まる「ケーキング」
パウダーファンデーションなど、パウダー類の表面にブツブツした固まりができる現象を「ケーキング」と呼びます。
ケーキングができてしまうと、表面が固くテカテカした状態になり、パフやスポンジを当てても、しっかり取ることができません。
「ケーキングって、食べるケーキと関係があるの?」と思った方は、大正解!
cakeから派生したcakingのことで、「粘結、固化」を意味します。
食べるケーキも、砂糖や小麦粉などの粉体とミルクや卵を混ぜ、焼き固めてできたものですよね。
パウダーファンデーションなど化粧品のケーキングは、粉体どうしがくっついて固まることによって起こります。
ファンデーションそのものに保湿成分が含まれているほか、同じスポンジを使い続けることで、顔の汗や皮脂、スキンケアの油分が、ファンデの粉体に付着。
さらに、スポンジを押し当てた摩擦が圧になり、ぎゅっと固まってしまうのです。
小麦粉にミルクや卵を加えてこねると、固まりますね。まさにあの状態です。
ファンデーションや仕上げ用パウダーだけでなく、チークやアイシャドウなど、パウダー状の化粧品なら何でも発生する可能性があります。
こちらはアイブロウパウダーの例。
中央が白っぽくテカっていますね。
見ただけでは分かりませんが、このあたりが固くなっているため、もうブラシを当てても取ることができません。
こうなったらもう使えないのでしょうか?
「ケーキング」が起きたらもう使えない?
ケーキングが起きてしまっても、復活させる方法があります!
固まってしまった部分を、ヘラやカッターなどで軽く削りとれば大丈夫。
また、セロハンテープを軽く押し当ててはがすと、ブツブツした固まりがくっついて取れる場合もあります。
どちらの場合も、手指をよく洗い、清潔な道具を使うようにしてくださいね。
「ケーキング」を防ぐには?
汗や皮脂の分泌が盛んになる夏場は、ケーキングが起きやすい時季です。
どうすれば防げるのでしょうか?
ポイントは次の通り。
また、パウダーファンデについてくる透明なフィルム(シーラー)は、捨てないようにしてください。
ファンデの上に直接スポンジを置くと、スポンジに付いた皮脂などが、ファンデに移り、ケーキングが起きやすくなるからです。
あのフィルムには、ファンデのケーキングを防ぐ役割もあるんですね。
ファンデの上に透明フィルムを置き、その上にスポンジを置くようにしましょう。
さらに、ケーキングは、スポンジやパフ、ブラシなど、メイクツールにも起こります。
こまめに洗って清潔なものを使うことが大切ですが、洗っても落ちないくらいこびりついてしまった場合は、さすがに寿命。
新しいものに交換してください。
まとめ
せっかく購入した化粧品ですから、最後まで大事に使いたいもの。
夏場は特に、汗も皮脂も出やすくなるので、スポンジやパフはこまめに取り換え、清潔なものを使ってくださいね。
清潔なツールで、キレイな仕上がりを楽しんでください♪
マードゥレクスとは
東京・原宿にある化粧品メーカー。
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