今いる場所を否定されたら、どこにも行けなくなる。
自分に幻滅していて、ごめんね。
自分を赦せずにいて、ごめんね。
ありのままの自分で生きられなくて、ごめんね。
自分のことを信じられなくて、ごめんね。
自分のことを認められなくて、ごめんね。
自分のことを愛せなくて、ごめんね。
自分に幻滅していることに気づいたら、
自分を不要だと思っている自分が出てきた。
必要だと思ってもらうために、
愛されようとしていたのかもしれない。
愛されなくても平気と、
強がっていたのかもしれない。
愛されていない自覚は、そこかしこにあった。
生きるために不要な自分は、
自分以外によって生み出される。
誰かにとって都合の悪い自分は、
愛されないことで、制裁される。
一
自分を生きるということは、
自分を否定する世界と戦い続けること。
負けたくなかった。
勝つ事が私の幸せだった。
負けが込んできたから、不幸せなのだろうか?
負ける自分が許せないのかな。
妥協や迎合する自分を許せないのは、
負けたくないから。
なんで、負けたくないのだろう?
自分より、上か下かで、人を区別しているから。
自分より下なら、安心できる。
自分より上なら、気を使う?
嫌われない様に。
って、負けてるじゃん?
敵わない相手にだけ気を使うなら、
戦う前に負けてるじゃん。
全然、戦ってないじゃん。
だから、自分を赦せないのかな。
戦えよって、言われているのかな。
二
たぶん、自分より上か下かで区別するのは、
生存本能みたいなものと思う。
自分より強い者に挑んだら、痛い目を見る。
それが嫌だから、見極めようとする。
小心者の特性ですな。
なら、私の負ける基準って、なんなのだろう?
ルックス。収入。地域。役割。環境。学歴。経験値。(現実)
知識。接し方。してくれた事。話題が豊富…(人柄)
…あれ?
人柄って、私にとっていい人かどうかなの?
私にとって、メリットのある人。害のない人。
趣味を共有できるとか、私が知りたいこと、
やりたいことを経験した人とか。
私が興味を持てる人を、
人柄がいいとか言っているのかな?
だとしたら、現実は関係ないよね。
相手の人柄を作るためのツールでしかない。
お金持ちであろうと、
いい会社に勤めていようと、
セレブだろうと、東大卒だろうと、
職人だろうと、全ては結果。
それを成し遂げた人柄があったから、
今の結果に繋がった訳だ。
本人の努力。周囲の協力。
実家の援助。人脈。才能を伸ばす環境。
全ては、人柄を形成するための条件。
その人柄は、相手にとって
都合がいいかどうかで決まる。
人柄の良い悪いを、
私にとっていい人かどうかで決めているように。
なるほど。
仲良くなるために、和を乱さないために、
いい人になろうとするのは、悪手だったんだ。
いい人は、個人によって違うから。
相手に興味を持たれる人間になるなんて、
相手の興味次第だしね。多趣味な人は得だね。
私をいい人と思ってもらうためには、
相手が望むことをしなければならないんだね。
そんなつもりはなかったけれど、
相手に合わそうとしていたのは、それか。
そして、我慢できなくなったのね。
そりゃそうだよね。
私がやろうとしてきたことは、
不可能なチャレンジだった。
三
害のあるなしを見分けることは、大切。
だから、ジャッジが悪いとは思わない。
けれど、害のある相手とは、
仲良くしなくていいんだわ。
私にとっての害が、
他の人の害とは限らない。
私以外には、いい人かもしれない。
なので、互いの人柄の問題じゃない。
相性が悪いだけ。
現実の問題を、相手や自分のせいにせず、
相性の悪さを赦すこと。
互いの未熟さを赦し合うこと。
人は神ではないので、
命ある限り未熟です。
今、ある姿が最高地点。
もっと高みはあるけれど、
今いる場所を否定されたら、
どこにも行けなくなる。
誰もが、自分としての最高地点の今にある。
目指せる限りを目指したら、
今の自分を赦してみよう。
私の願う自分を手放してみよう。
思いがけない未来にたどり着くために。
願う以上の自分と出会うために。
fumori
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