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お金を稼ぐことも、増やすことも、使うことも、手段であって、目的ではないのだ。
本当に望むことは、なんですか?
そう問われたら、なんて答えるだろう。
今は、自分の力でお金を稼ぐこと、かな?
幸い健康だし、当面の生活には困らない。
理由はわからないけれど、なんか気分もいい。
なら、あとはお金の不安だ。
となりがちなのだけれど、多分、
この発想は、あまりよろしくない。
不安を解消したいから、お金を稼ぎたい。
一見、なんの矛盾もないように見えるけれど、稼がなくても一生遊んで暮らせるとしたら?
それでも、働きたい?
以前の私なら、働くと答えたはず。
働くことで、社会に貢献したい。
誰かの役に立ちたい、と。
言葉は美しいけれど、
私のそれは、承認欲求だ。
最悪な自分の本性に気づき始めた今なら?
働かないだろうよ。
遊んで暮らすよ。当然。
それが、本音。
なので、今の私にとって、お金を稼ぐことは、本当の望みではない。
それにしても、お金の不安があるのに、働きなくないって、なんなんだろう?
お金は欲しい。これは、本音。
なら、どんな仕事がしたい?
楽に稼げればなんでもいいの?
仕事の内容には拘らないけれど、苦手なことをミスして、怒られたりする職場は嫌だな。
慌ただしい仕事とか、チームで働くとか、ランチをみんなで食べるとか。暇な時間が多くて、雑談してるとか。
シングルタスク、自分のペースでできる仕事。
外ランチできる立地。
ミスの直後に、皆でリカバーを考え始める社風。
外交的な人や女性が少ない職場。
こんな職場だったら、働きたい?
…働けそう、かな?
やっぱり、積極的に働きたいとは思えない。
お金は稼ぎたいけど、働きたくはない?
なんで、お金が欲しいんだろう?
お金が増えたら、嬉しいに決まってる。
私は、お金を使うことが好きだから…
そういうこと。
稼ぎたいのではなく、増やしたい。
使いたい時に、お金を使えるように。
増やして、なにに使うんだろう?
使いたい時って、どんな時?
生活費以外で、さほど悩まずに買うものとか?
インテリア。本。文具。
美容(プラージュ、ドラッグストアコスメ)
いい香りのちょっとお高いシャンプーや洗剤。
スーパーカップ。パピコ。
コンビニスイーツ。
自分のために使いたいお金だね。
服や入浴剤は、楽しむためのお金。
ヘアカラーやネイル、メイク用品。
ハーゲンダッツ。カマンベールチーズ。
美味しいパン屋さんのパン。
あれば、安心できたり、快適だったり、心が弾んだりするもの。それが、私の欲しいもの。
お金を使って、手に入れたいのは、それ。
購入したものやサービスで得られる感情。気分。
つまるところ、心の豊かさ。
それが、答え。それが、目的。
私が本当に望んでいるのは、心の豊かさだ。
そのために、お金を使いたいし、増やしたい。
働きたくはないけれど、望みを叶えるために稼ぐなら、あり。
ただし、稼ぐことに夢中になって、心の豊かさを失わないように。もしくは、稼いだお金で豊かさを買い戻せる程度にしておく?
お金を増やすことも、使うことも、理由であって目的ではない。心の豊かさを得るための、手段。
やりたいことがないなら、仕事は生活と心の豊かさを買うための手段でいいや。
どんな仕事も社会貢献になるからって、やりたくもないのに楽しんでやらなくていい。
最低限の社交だけでいい。
仕事のできる自分だけで、働こうとしてたんだ。
仕事のできない自分を赦せなかった。
だから、アホみたいに頑張ってたんだな。
しかも、仕事と関係のないところで。
そりゃ、評価も上がらないよ。
偽善者なんて、いいことないじゃん。
やめよう。もっとナチュラルでいよう。
仕事のできない自分のまま、
丁寧にできることをしよう。
fumori