白い龍と黒い龍と透明な龍のおはなし。
おとぎばなし。
心の中に、龍がいる。
ポジティブな想いを食べたら、白龍に。
ネガティブな想いを食べたら、黒龍に。
食べるものによって、龍は色を変える。
なら、なるべくバランスよくしなければ。
ネガティブな想いばかり食べさせてたら、
黒龍が大きくなって、暴れてしまう。
ポジティブな想いで、黒龍を浄化し、
白龍に戻さなければ…
なんて思っていたのだけれど、
そもそも、全ての想いは、愛なのです。
白だの黒だの、
想いを色分けしているのは、私ですよね?
私がいなかったら、
龍は何色なんでしょう?
白でも黒でもなく、
白にも黒にもなれる色。
龍は、透明なんだ。
白龍と黒龍に見えるのは、
私が色を与えているから。
私が想いに意味をつけなければ、
想いは無色。龍は透明。
どちらも命と共に巡っているだけ。
色がついた龍は見えるけれど、
龍そのものに色はない。
色即是空。
空即是色。
って、そういう意味なのかな?
想いを食べる透明な龍が私の中にある。
龍は、食べる想いによって、色を変える。
龍の色が、想いに乗せた意味。
体感している感情の表現。
白も黒も、私が付けた意味であって、想いは同じ。
想いは、透明。
色がついているのは、意味。
たぶん、全てはそういうこと。
現実も、意味を見ているだけなのかもしれない。
私にとっての意味が、色となって輝いている。
それを目視し、それを手に取り、
見えないはずの透明な想いに触れる事ができる世界。
そんな夢のような場所が、現実。
だったら、どうする?
fumori
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