私が受け取り損ねた愛の総量は、計り知れない。

愛とは、受け取り損ねるもの
なのかもしれない。

例えば、愛に形があるとする。
三角とか、円錐とか、星型とか。

その人にとっての愛の形は、
他の人とは違っている。
愛の形は、唯一無二。

だから、
どれだけ愛されていても、
互いの愛が重なり合う部分しか
受け取れない。

愛されていても、
自分にマッチしない愛は、
なかったことにされてしまう。

心から愛していても、
自分が思うほどには、伝わらない。

愛しているのに、愛されない、
満たされないと感じてしまうのは、
もしかしたら、愛の形という
個性の問題なのかもしれない。


だとしたら、
私が受け取り損ねた愛の総量は、
計り知れない。

与えられた愛を平然とスルーしてきた。
失礼で、もったいない生き方だった。

自分以外の愛の形も、
愛だと気づけたらいいのに。

愛の形を広げる？

そもそも、なぜ、
私の愛は、歪なのだろう？

そこが、安全地帯だから。
居心地がよい場所だから。
好きな自分が、いる場所だから。

好きな自分が小さいから、
愛されると感じられる自分も小さい。

では、好きな自分を増やせたら、
愛されていると感じられるように
なるのだろうか？

嫌いな自分をどこまで認められるかが、
愛される度量なのかもしれない。

 fumori  with love