海岸線の美術館という革命前夜
どうも、海岸線の美術館館長の髙橋窓太郎です。
僕はいま海岸線の美術館という美術館を作っています。
大きな壁に壁画を描いて風景をつくっていくというめちゃくちゃシンプルなことをしています。文字通り、命と全財産と時間を燃やして、懸命に生きています。
今僕が生きている中で、
この「生きている」という感覚はすごく重要なもの。
昨年、8年間勤めていた電通を辞めました。
藝大という、自分がなぜ生きているのかという問いをし続ける特殊な環境から、なんの社会的な武装もせずただピュアな状態で世に出て、
生きていく上で必要なお金という安心を得る一方で、
藝大の時に確信していたピュアな価値観が揺らいでいくのを肌に感じながら、それでも自分の価値観を守り、社会人として生きていくというバランスの綻びにつねに悩み続けました。
それに抗うように、僕個人としての表現活動(表現にもなっていないけど当時の自分にとっては重要な抗い)や、大学の仲間との活動をとおして、そこに折り合いをつけていこうとしていました。
社会で働く中で、辛そうに働く人を数多く見てきました。
自分もその一人でしたし、自分が生きている意味や実感を持つ、
というめちゃくちゃ難しい難問が日本全体を覆っていると錯覚するくらいでした。あながち錯覚でもない気がしています。
大きな社会システムの中では、自分ひとりの胸にある理想はどこまでも小さく、そのシステムには抗えないのだという諦め。妥協を日常の中で、繰り返していました。
そしてそんなある日、偶然雄勝町で巨大な壁に出会いました。
その壁の大きさにたじろいだものの、その壁に抗わなければ、というか抗わないと自分が大切にしてきた価値観を捨てることになると、確信しました。
その旅の1日は僕の人生を変えるのに、十分でした。
学生の頃から、僕は当たり前とされている既成概念にどう抗うかということについて考え続けてきました。そして防潮堤はその抗うべき対象なんだと壁の前にたった瞬間、一瞬で理解しました。
そこから企画書を作り、色々な人に話し、色々なアクシデントがあり、嬉しくて泣きそうな夜などもありながら、仕事と両立できなくなって会社を辞めて、今に至ります。
なぜ海岸線の美術館を、やっているのか。
現時代に生きる人の人生や社会に立ちはだかるめちゃくちゃ大きな壁だったり、どうしようもないことへの新しい抗い方をつくっていきたい。
そして、それに共感してくれる人と一緒に起こし続ける革命運動にしていきたいということ。
会社を辞めてからというもの、
・慢性的な将来への不安
・全財産を使い切る
・肺に影が見つかり、めちゃくちゃ不安になる(検査中なので、正体はまだわからず)
・車が横転しかけて死にかける(先週)
などなど、結構な別の壁も立ちはだかってはいますが、
なんか漫画みたい!と思いながらなんとか元気にやっています。
美術館の資金も底を付き、雄勝では現在安井鷹之介が魂を燃やしてクソやばい壁画を制作中ですが、僕は少しでも応援してくれる人を増やすため一旦東京に戻ってきました。
なので、もしどんなことでも話しを聞いてみたいとかコラボできるかもという方がいたら、ぜひ会いましょう。ぜひ話しをさせてください。企てましょう。今週、来週の半くらいまでこっちにいます。
090-5419-6783
seawallclub@gmail.comまで連絡ください。
そして、壁画を見に現地にきてください。絶対ぶっ飛びます。
僕は壁をみて、1日で人生が変わりましたが、絶対に人生に何かしらの変化がある旅になります。
東京から片道3時間くらいの価値はあります。絶対に。
そして、10/22(日)にやるお祭り「雄勝壁画まつり」にきたらめっちゃ楽しいです!
海岸線の美術館はまだまだ始まったばかりで、まだまだ終わらない物語です。偉そうなことを言ってますが、本当に数々の失敗をしています。
(先週は車が横転しかけて死にかけましたし。)
そんな失敗もしながら、雄勝町の防潮堤3.5kmに巨大壁画群を作り続け、
世界のどこにもない唯一無二なシンボルを作り上げ、いつの日か世界遺産にすることを本気で考えています。
この革命の本当に始まりの瞬間である瞬間を目撃できるのは今しかないです。
そして、これから起こる様々なことを隠さず、
見てくれる人が、何かを感じてくれるような発信をこのnoteなどでしていきたいと思います。気づいたことや、失敗の詳細などについても話していきたいと思います。なので、ぜひフォローお願いします。
そして、もし何か感じるものがあったら、
いまクラファンをやってますので、ぜひみていってください。
クラファンの時だけ、クラファンの支援お願いします!というのは虫がいい話で、そういうのは本当にしたくないので、無理に支援しなくてもいいです。
お金はすごく大事なものだと痛感しています。
本当にこいつを応援したいなと思って、自分の人生にとって価値のあるお金の使い方だと思って支援してもらえるなら、それはなにより嬉しい事です。
https://camp-fire.jp/projects/view/693442
それでは。
つづく