まどろみ

バーをめぐるのが楽しいです。そのときのお酒やお話を残していくことを楽しみに追加しようとしています。

まどろみ

バーをめぐるのが楽しいです。そのときのお酒やお話を残していくことを楽しみに追加しようとしています。

最近の記事

思ったよりも甘かった バー周遊記 2024年2月

見たことのあるボトルのラベルから、バーテンダーの後ろに数多く並ぶ瓶たちの所属をグループ分けする。ウィスキーだと国、生産地域やブレンデッド、その他ジンやラムなどなど。バーで好き勝手にバラバラ並んでいる所はあまり見た事がない。 何度か訪れたお店だと大まかにゾーンを覚えていく事になる。よく行くお店になれば、少し並び方が変わっただけでもすぐに気付いてしまう。 ちょっと訪れる間が開いた大阪・梅田の「CRAFTROOM」のカウンターに座って瓶たちの顔ぶれを眺めた。毎回少しずつ違った新

    • アルコールの強さ バー周遊記 2023年9月

      シングルカスク今回のタイトル画像にもある、「タリスカー11年」ディアジオ スペシャルリリースをいただく機会があった。 もともとタリスカーは好きなウイスキーの上位にいる。近年、少しまろやかな味わいになったようだ。もう少し海岸に打ち付ける波を感じられる方が良いとか、進化を拒んでいる古い世代側になってしまったのか。 この「タリスカー11年」は潮を感じさせる仕上がりになっていた。アルコール度数も55.1度とかなり高めになっており、口に含んだ際の立ち上がりはかなりの迫力。その後、潮

      • 知らない伝統 バー周遊記 2023年8月

        はじめにだいぶ久しぶりになりました。サボり癖がついておりました。 言い訳になりますが、某有名ゲームがリリースされて遊びまくっていた、というところです。忙しさにかまけて文字を書く事から逃げておりました。 また書きとめていくようにします。 最初の一杯に驚きいっぱいちょっと遠いので、たまにお伺いするバーに行ったときのこと。最初の一杯目を何にしよう。ついつい反射的にジントニックで、と言っていたこともあった。 数年前にジンリッキーを知った。ジントニックよりも甘味が欲しくないとき

        • 苦いおいしさ

          バー周遊記 2023年4月 その14月編に入りました。最近、隣の方と何となくお話ししていることが多いので、書きにくい状況だったという言い訳です。 一杯目は舌のリセットやバーの雰囲気に慣らすため、という理由をつけて毎回頼んでしまう、ジンのロック。今日はレモンスライスを入れてもらった。ライムスライスでよくお願いしていたけれども、このジンにはレモンの方が合うのでは、と思いだすようになっている。 またしばらくしたらライムスライスでお願いすることになるのかも。 ジンをいただいた次

          路面電車

          バー周遊記 2023年3月 その12月の「その2」ではなく、いきなり3月編に入ります。 あまりお話にできるようなネタが無く、単に酔っ払ってただけという。 バーに通い出してから数年経ったころに、日本バーテンダー協会という団体があること、バーテンダーの技能競技会を行われていることを知った。 技能競技会とは何ぞや、と見に行くことにした。クラシックのコンサートのように静かで張り詰めたステージ上でバーテンダーが2人ずつカクテルを作っていた。出場されているバーテンダーのやっておられた

          ぜいたくなリリーフ

          バー周遊記 2023年2月 その12月に入って、寒い日が続く。やっていることは変わらない。 この日の一杯目はジンのロックだった。 今日の最後をアイラにしたいというイメージがなんとなくおぼろげにあった。 ジンの次をすぐにアイラにするという流れではないよな、と思った。いちど違う味を楽しんでからアイラに向かいたい。できればウイスキー。 そんなとき、グレンリベット イリシットスティルをお願いした。数年前に期間限定で発売されていたもので、たぶん何本かまとめて入れておられたのだろう

          ぜいたくなリリーフ

          ヨーロピアンオーク樽・ローランド

          バー周遊記 2023年1月 その52月になり、春も近づいてくるようでも、今しばらく1月のお話。 奥のボトルが並ぶ棚に、見たことがなさそうなボトルがあった。少し離れた場所にあっても、真ん中に書かれている「24」の数字が見えた。これは24年間熟成された大御所ということだろう。グレンキンチーの24年とのこと。 グレンキンチーは通常のタイプでも、そう頻繁に頼んだことは無いはず。たまにお願いして、やさしい味わいやフルーティな香りが素晴らしかったことは思い出した。それでも蒸留所の場所

          ヨーロピアンオーク樽・ローランド

          とっておきのスペイサイド、再会

          バー周遊記 2023年1月 その4 2021年の秋だった。 かつて一度販売された、「バランタインの原酒に使われている蒸留所」のウイスキーを発売する、の第二弾が出たことを知った。 このときは、スペイサイドにあるグレンバーギー(GLENBURGIE)蒸留所から3種類だった。12年、15年、18年。一通りいただいた。どれもやさしい甘さと、フルーティさとナッツの香り。とてもとても美味しいウイスキーだった。 お値段も変なプレミアム価格ではなく、普通というよりむしろ良心的すぎる価格

          とっておきのスペイサイド、再会

          最初の一杯 バー周遊記 2023年1月 その3 

          去年の冬からいくら着込んでいても、酔いが少なければ、どうしてもバーまで移動している間に夜風で身体を冷やしてしまうのが冬。バーのドアを開けて、いくら暖かい空気が出迎えてくれても、座って熱いくらいのおしぼりをもらっても、すぐに椅子と身体はなじまない。 いつだったのかはわからない、どなたかが頼まれていたのを覚えていた。ずっと前にも飲んだことがあったような。一杯めとして意識して頼んだのは、おそらく去年の冬だったと思う。 やさしく包まれる今日もお願いすることにした。トワイスアップ程

          最初の一杯 バー周遊記 2023年1月 その3 

          バー周遊記 2023年1月 その2

          目指すはカモメ新年を迎えて秘蔵のボトルが出てきた。ボウモアの17年。 蒸留されたのがおそらく1985年ごろという。17年熟成なので、2002年ごろに瓶詰めされて20年余。 それでは早速、といきたいところを抑えて。今日の大トリをこのボウモア17年と決めて、そこに向かう道のりを迷ってみることにした。 スタートはジンリッキーにした。最近はジントニックよりもお願いすることが多い。自分の中での好みの流れが変わってきているのかもしれない。するすると体内に取り込まれていく。 人心地

          バー周遊記 2023年1月 その2

          バー周遊記 2023年1月 その1

          不思議な味のジン新しいジンを入れてみましたよ。 というお話で、日本で作られたジンのボトルを見せてもらった。 ロックにしていただいた。 氷を入れると少し白濁したようだ。一口いただいてビックリした。 ん? 魚の味がした。青魚系の香り。使われているハーブの組み合わせなのだとは思うけれど、魚の油分のような味わいがあった。一応、港の近くで製造されたと紹介文にはあったが、さすがに潮の香りや魚の香りが入るなんてことはないはずだ。それは原因にならないはず。 不思議に思いつつも味に慣れ

          バー周遊記 2023年1月 その1

          バー周遊記 2022年12月

          2022年12月に訪れたバーで伺った話を二つ。 カクテルに色がつく最近グレープフルーツ見なくなったと思いませんか、と言われた。そう言われると確かにスーパーの食品売場であまり見ない気もする。 果肉が白いグレープフルーツは主に日本を含めた東アジアでほとんど消費されており、果肉が赤いピンクグレープフルーツの方が生産量が多いそうだ。ホワイトグレープフルーツを輸入する際に、高値で横槍が入って日本に入荷されず、あまり出回らなくなったようだとの事。 本当にホワイトグレープフルーツが全く

          バー周遊記 2022年12月

          よろしくお願いします

          みなさま、はじめまして。 酒呑みなおじさんの「まどろみ」と申します。 ウイスキーをよく飲むようになって15年ほどになります。 これから、バーにいったときに聞いた話やお酒について、いろいろと書いていくことにしました。 ページのデザイン等は進めながら整えていくようにします。 ウイスキー、カクテルが中心になると思います。もちろん、他の種類のお酒やごはんについて書くこともあるでしょう。 今まで浪費するだけだった記憶を少しずつ残せたらと思っております。 どうぞよろしくお願いいた

          よろしくお願いします