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31歳バツイチ身寄りなしの胃カメラ体験談

こんばんは〜浜辺まりあです〜(最近この名前を使ってないな〜?!)

逆流性食道炎になり、人生初の内視鏡検査になったのですが…
思ったよりネットに具体的な体験談が少なかったことや、先人たちの体験談とは違ったところ、先人たちが描写していないが印象的だった場面などが多く…

これから検査を受ける人、全然具体的な想像できないのでは?!
自分の体験が人様の役に立つのでは?!

と思ったのでネット集合知の一部として皆様の参考にしていただけたらと思い、この記事を書くことにしました。

私は毎日仰向けで寝ているのですが(それ以外では眠れない)
寝具のずれにより、胸より頭が低い、やや反り返るような姿勢になっているにも関わらず、
面倒くさいので特に直さず三晩寝てしまったら
その後毎日のように眠れないレベルの胸焼けなどの症状に見舞われ(これまで「胸焼け」が何かを理解していなかったのですが、なるとわかるものですね…)
去年の11月頭から消化器内科に通院していましたが、お薬でもそこまで良くならないので「胃カメラだね〜」という運びに(ざっくり)


正確には「処方した薬を飲んでも辛そうだから内視鏡検査だね」をその後2回スルーしました
死んだ母がその昔、内視鏡検査をはじめて受けたあと

人生でいちばん苦しかった。人生最大の痛みが更新された、まりあを産んだ時より苦しかった(一人娘ワイ、出生時3500gとかなりデカい)」

と言っていたのを聞いているので、怖くないわけがないんですよね。
母は身体的苦痛を大袈裟にアピールするタイプの人間ではなく正反対のタイプの人だったので余計怖くてですね…
死ぬまで胃カメラ、受けないぞ!とか思っていました。

当日、朝一番に予約した駅前のクリニックビルへ。
(色んなお医者さんが入ってるビル、方向音痴×面倒くさがり×健康に自信なしにはありがたい存在よね!)

検査についての同意書(家で書いてきた)と、鎮静剤の同意書を看護師さんに提出して、内視鏡検査専用の部屋に呼ばれるのを待ちます。

わたしは口からカメラを挿入しての検査のため、局所麻酔とは別に鎮静剤の使用をおすすめされたので、ぜひ使わせてもらうことにしました。

いつでも一緒のキティ、もちろん連れてきました

とうとう検査の準備が整ったようで、名前を呼ばれます。
まずは、マッサージや整体、エステ体験の前などに通される着替え用スペースのような、服と荷物を入れる鍵付きロッカーと小さな椅子・台のある個室スペースで、上着と荷物をロッカーにしまいます。

すると仕切りのカーテンから看護師さんがタイミングよく声をかけて入ってきて、台の上に小さな液状の薬が入った紙コップを置いてくれます。
胃の中の泡を少なくしてカメラでしっかり見れるようにするためのお薬ということです。
小さめの紙コップ(ハーブティーの試飲で使われがちなあのサイズ)の中のその薬をひとくちで飲み干すと…

うん、味はない…味はないのですが
鼻に抜けるかおりが皆さまの苦手なパクチーをちょっと機械化した感じのものでした。
パクチー大好きな私もこのお薬のかおり?風味はけっこう嫌でした。パクチー嫌いの皆様はブルッとくるかもしれません。
でも味はないのが救いなのと、風味をわざわざ感じようとしなければ気づかずに終われる人もいそうかな、って程度です。

「お口開けてください、これ麻酔なので、飲み込んでくださいね」
口を開けると、看護師さんが何やらおもちゃの注射器のような針のない注射器をつかって私の口に

無断転載です。ごめんなさい。

ピュー!

…と、水飴のような透明の冷たいお薬を!!!
口内いっぱいに。感触も味も喉ごしも水飴!
こういう水飴が注射器に入った駄菓子ありましたよね…!
色が透明なこと以外完全に例の駄菓子なので笑ってしまいました。
飲み終えると、

「じゃあ、次は喉の麻酔なので(さっきのは胃の麻酔だったのかな…?)」
と、もう一度例の

やおきんさん、ごめんなさい

みずでっぽうアメのようなものを再度口で受け止めます。
なんというか、これコップで渡されるのでもよかったのでは…?
面白いからいいけど。

「こんどは喉の麻酔なので、飲み込まないで喉の奥に1〜2分留めておいてくださいね〜

…ボイトレで特殊な訓練とかしてる人ならできるかもしれないが
水飴状なのでうがいみたいにできるわけでもないし
どうやってとどめるんだ???

混乱しつつも舌の付け根あたりにお薬をとどめ、喉の奥を開くように努力するも、1〜2分は続けられない!!少しずつ飲み込んでしまうが、
喉に麻酔がすぐに効いてきているのを感じたので、大失敗というわけではなさそう。
(歯の治療の時の麻酔の痺れが喉にある感じ!ちょっと気持ちいい)

そしてついに診察台に横になります。
右手指にパルスオキシメーター、右腕で血圧を測りながら、左腕に鎮静剤を注射してもらいます。

ここで主治医の登場です。鎮静剤は主治医が打ってくれました。
程よくにっこりしていてくれる先生なこともあり、先生が入ってくるとなぜかとても安心します。
院長先生にいつも診てもらっていて、多分特に他の先生がいるわけでもなさそうなのですが…
この病院とこの先生、なぜかGoogleの評判が物凄く悪いんですよ!

主に患者さんへの態度、と胃カメラが他のところより痛いとの声が多数でかなり文句が書かれていたので、初診時はとてもドキドキしたのですが
態度について、全くそんなことはなく、安心して通院させてもらっているので
評価についてはけっこう謎です…

たまにありませんか?態度が最悪、傷ついた、失礼などの評価が多数なのに、かかってみると至って普通、かそれ以上の良い病院ってこと…。

本題に戻りますね。

診察台では、左側を下に横向きになるように体勢を変更させられます。
右足を曲げて、だらんと楽に横になる感じです。

そのとき、看護師さんが言いました。
「口を開けたまま、唾液はいまからここにずっと垂れ流してくださいね。

気がつくと横たわる私の左頬の下にはいつのまにかペットシーツのようなものが敷かれており、そこに唾液を垂れ流せというのです。

喉には麻酔が効いてきているのは感じるけれど、他はいつも通りで、口は自由に開閉できるし飲み込むこともできます。
つまり、普段隠している体液を自分の意思でだらりと、人様の前でそれもペットシーツのようなものの上に垂れ流すということなのですが…これかなり尊厳破壊プレイでは?

さすがに躊躇って「えっ…!(まさか)検査終わるまで、ですか?」

と問いかけるも

「そうです〜お願いします〜♪」

お伝えしておきますが、
この

恥辱・屈辱・尊厳蹂躙医療プレイ

に筆者の心が砕けたこのシーンが、当記事の山場です。

人間の尊厳ポイント(?)は口内や口の機能にかなり多くあるのだと学んだ、31歳の冬。

鎮静剤の注射を射ちながら医師が「あんまり効かないかもね〜笑」などと、内視鏡検査直前の患者にとって死の宣告に近い発言をしていましたが
唾液垂れ流しで失った尊厳の前には、物理的な痛み苦しみの恐怖など消え失せ…

直径1センチあるかな?くらいの黒いチューブが喉に胃にするすると入っていきますが、失った尊厳の墓を建て、墓標を撫でてつつ画面に映し出される我が内部映像をぼんやり眺めていたら
「抜くね〜」「終わりですよ〜おつかれさまでした〜!」
の言葉であっさりと検査は終了しました。

異物感?多少はあったかな?喉と胃に…
痛みはないです。

気になったことといえば、鎮静剤がその後25時間くらい効き続けて気持ちよかったことくらいです。
サイレース3シートをアルコールで飲んだ2時間後…みたいな感じだけどそれよりも気持ちいい、それがずっと続きました。
この鎮静剤が使える立場だったら、私は確実に乱用して依存しています。キャー!

何はともあれ31歳の胃カメラ(内視鏡検査)体験談、みなさまの参考になったら嬉しいです!


おまけ 31歳バツイチの内部映像

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浜辺まりあ
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