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PILOT Capless Stripe

窓と申します。
先日スクイーズ好きの友人に「お前の耳たぶがナンバーワンだ」とお褒めの言葉を頂きました。何にでも需要はあるんですね。

今回は記事は以前書いた記事のリメイクです。
購入から半年が経ったので再レビューがしたくなりました。
前の記事と見比べたりして僕の記事の変化などを感じてもらえたら嬉しいです。

PILOT Capless stripe


-製品情報-

公式サイトのリンクを載せておきます。

ストライプは軸の種類が多いことも特徴の一つです。
ノーマルなアルミのモデル、それを細く軽量化したデシモ、貝殻の真珠層を使用した螺鈿(らでん)、木軸、LS、フェルモ、絣(かすり、etc…
キャップレスの人気具合が分かるラインナップの多さですね。
今回紹介するストライプは黄銅にロジウム仕上げをしたモデルです。

-外観-

・全体

シャキーン
筆記時はニブの刻印は隠れる
簡単に分解ができる

・クリップ

持ち手の場所が凹んでいる

・ペン先

小さい

ペン先が乾かないよう、収納時はシャッターによって外界を遮っています。

通常時
にゅ
にょきん

・軸

PILOT JAPAN

・ノック部

少し長め

-使用感-

ここからはレビューに入っていきます。
半年間使用して個人的に感じた良い点悪い点をそれぞれ分けて紹介していこうと思います。

◯good points

・書き心地
小さいニブからカリカリとした書き心地を想像しますが、実際はかなり柔らかい書き心地をしています。
スラスラ、ふわふわと心地の良い筆記感で、僕はとても気に入りました。
機能性だけじゃない、PILOTの技術力が伺えます。

・クリップ
キャップレスのクリップは一般的なペンとは少し異なり、ペン先側についていて、筆記の際はクリップを人差し指と親指で挟み込むような形になります。
これが万年筆を正しく持つことへの助けとなっていて、筆記の前にペン先を見ていちいち正しい向きに持ち直す手間が省けます。
無い方が良い、という方もいらっしゃいますが、これは万年筆初心者の方にとっても万年筆の正しい持ち方が身につく良い点だと思ったので、good pointに挙げました。

・機構
この万年筆最大の特徴であるノック式機構。
万年筆がボールペンに利便性で劣る原因の一つの、「毎回キャップを開け閉めしなくてはいけない」というほとんどの万年筆が抱える悩みを解決したのがこのキャップレスという万年筆です。

どれくらい便利なのか具体的に想像していただけるよう、使用例を紹介します。

「ほどこす」ってなんだっけ……?
キュポッ
クルクル
「施」か!
5STEP

これが一般的な万年筆。

「かがやき」ってなんだっけ……?
カチッ
「輝」か!
4STEP

突然の茶番失礼しました。
1STEPしか違いがないようですが、これを何度も繰り返していると考えるとキャップレスの便利さをイメージしていただけるでしょうか。

あくまで一例です。
今どき辞典なんて使わないかもしれませんが、
あくまで一例です。

◯bad points

・インク容量が少ない
この万年筆に対応しているコンバーターは、パイロット社のcon-40です。
大きさとしてはカートリッジとほぼ同じくらいですかね。
このコンバーターが吸えるインクの量がまぁ少ない。
con-x系の製品は名前が容量に由来しており、con-40の場合容量が約0.4mlになっています。
ちなみに同社カートリッジは0.9ml。
ちなみにキャップレスでカートリッジを使用する際は本体に付属する蓋を付け忘れないようにしてください。
好きな色を使いたい!&バンバン使っていきたい!という人には残念な点ですね。
機能の利便性のためにインク容量が削られてしまっているのがキャップレスの欠点の一つです。

・インク残量が見えにくい

コンバーターを使用する際、セットする部分が重なることでインク残量を確認できる範囲が半減してしまいます。
頻繁に確認するものでもありませんが、インク容量の少なさも相まって絶妙に不便に感じたのでbad pointに挙げました。

・むっちゃ指紋つく
銀軸の宿命のようなものですが、ペン全体が銀で統一されているがために、どこを触っても指紋がつきます。
僕はそこまで気にする人間ではありませんでしたが、神経質な人にとってはかなり気になるのではないでしょうか。

まとめ

ロマン溢れる万年筆という存在に、機能性をぶちこんでしまったペン、それがキャップレスです。
使う人の用途や気にする点によって、別モデルにツイスト式機構や軸の違いで対応してくれるのも良いところです。
気になった方は、まず試し書きをすることをおすすめします。
万年筆は製品や字幅で大きく書き味が変わってくるので、購入する際は実際自分の手で試してみるのが大切です。


以上、パイロットのキャップレス、ストライプの紹介でした。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
再レビュー、いかがだったでしょうか。
別の記事で筆箱紹介の記事を書いたりもしていますので、良ければご覧ください。
またね。

綺麗。
俯瞰。
映える。
好きなデザインたち。
初めて一眼レフを触ったときの写真。
SNSでの初投稿。

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