言葉のチカラに救われた朝。
「この前は、ありがとねー!
すっごく助かった!」
1週間ほど前、仕事を手伝ってあげた同期から、
今朝、こんな言葉をかけられました。
この仕事をしていて、
久しぶりに感謝の言葉を直接もらったなぁと、
救われた思いがしました。
私は本業で、
システム開発関連の契約書の確認業務を担当しています。
他部署の方から「契約書の見方が分からなくてで困っている人がいるから、助けてあげて欲しい」と相談を受けたんです。
その「困っている人」というのが、たまたまこの同期でした。
私の方で内容をひと通り確認して、
弁護士に意見を聞いて、
先方と交渉した方がいい点をまとめて教えてあげました。
私のところに話が来た時点で、
既に1ヶ月ほど彼女の手元で抱えていたようなのですが、
私に相談したら数日で終わったと、とても喜んでくれました。
本当に久しぶりに、
素直に嬉しかったです。
人間は、承認欲求の塊。
誰かに認められたい、常にそう思ってます。
だから、誰かに褒められたり、
感謝されたりすると、すごく満たされますね。
私は以前、
今と同じ部署で、システム開発の仕事をしていたことがあります。
お客さま向けサービスではなく、
社員が普段の業務で使用するシステムの開発をしていました。
「ここが不便だから直して欲しい」という、
利用者からの要望に基づいた開発ならまだ良いのですが、
こんな新しい仕組みを入れたら効率的に仕事ができるのではないかとか、
このシステムは古いから新しいシステムに入れ替えなければならないとか、
そんな仕事も多いのです。
新しい仕組みを入れたり、
古いシステムを新しいシステムに変えたりすると、
ほとんどの場合、今までの仕事の手順が変わります。
基本的にみんな「変わること」を嫌います。
「便利さ」「新しさ」って目に見えて分かりにくいから、
現場で日々の業務をこなしている人は、基本的に関心がありません。
とにかく、毎日の目の前の業務をこなしたい。
やり方を変えることに、ものすごく抵抗してくる人もいます。
新しい手順に慣れてしまえば、
「便利になった」「早く終われるようになった」とか言い出すんですけどね。
お客さまに直接影響のない仕事だから、
部内での優先順位も低め。
上司に確認や相談をしても、いつも後回し。
全然、まともに取り合ってくれない。
ただ、それについては、
今思うと、私の説明に熱意が足りなかったかもしれないと思っています。
でも、当時は、
「私の仕事って、誰にも必要とされていないんじゃないか…」
「誰も望んでない仕事を自分で作って、迷惑がられているだけでは…」
と、ものすごく空しい気持ちになりました。
そして、気持ちがどんどん落ちて行って、
仕事に対するモチベーションが維持できない時期がありました。
その時のことは、
こちらの記事に書きましたので、興味がある方は読んでいただけると嬉しいです。
自分が必要とされていないのでは、と感じてしまうことは、
ものすごくツライこと。
家族がいたから、
子どもたちがいたから、
何とか持ちこたえることができたと思っています。
私があなたを必要としていると伝えるために、
言葉で感謝の気持ちを伝えるって大切なことだと
改めて思いました。
文字で伝えることも大事だけど、
言葉で伝えられるなら、
直接伝えた時の言葉のチカラは絶大。
私も今朝、
彼女の一言に、救われました。
彼女にとっては、
何気ない一言だったかもしれないけど、
私は胸が軽くなるのを感じました。
8月の始まりの朝が、
とてもキラキラと輝いて見えました。
「こちらこそ、ありがとう。
これからも一緒に頑張ろう。」
そんな気持ちです。
こちらの記事も、おススメです。
読んでいただけたら嬉しいです。
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