見出し画像

ご機嫌になれる朝

娘の高校留学を機に2023年4月、メルボルンに移住しました。高校卒業までの期間限定の海外暮らし、残り424日のあれこれをnoteに綴ります。


朝から直感力を鍛える『Intuition Cards』とは?

毎朝、目覚めたらすぐにベッドのそばに置いてある『Intuition Cards』を1枚ひくのを習慣にしています。可愛い箱の中に32枚の小さなカードが入っていまして、それを“直感的に”1枚ひき、そのカードに書かれている文字をヒントに1日を始めるという感じです。よく朝のテレビ番組の終了間際に流れる「今日の星座の運勢」に近いような感覚でしょうか。

私が持っている『Intuition Cards』は、“Joy”というシリーズで、まさしく人生を楽しむことに特化しています。32枚すべてはすべてポジティブな言葉や表現が散りばめられ、朝のはじまりにふさわしいメッセージカードです。

誰にだってある、”どうにもうまくならないこと“

昨日ひいたカードのタイトルは、“awakening”=目覚め、覚醒。
カードをめくるとこう書いてありました。
“Shift your attention from what’s going wrong and instead focus on what’s right. A simple shift in perspective leads the way to new possibilities.”

“うまくいかないことから距離をおいて、その代わりに正しいことに集中してみよう。視点を変えるだけで、新しい可能性の扉が開くから”

多少意訳していますが、こんな感じです。

今の私にうまくいかないこと?
すぐに思い当たりました。そう、それは英語が思うように伸びないことです。移住前は海外に住めば誰でも話せるようになると疑いませんでしたが、そんなことはまったくありません。移住して1年半が経ちますが、まだまだ話せない自分がいます。言葉がすぐに出てこず、もやもやすることもしょっちゅうですから。

そもそも、何で英語を勉強するんだっけ?

昨日は週2で通っている近所の英会話クラスでした。同じクラスの日本人の女性とたまたま帰り道が一緒になり、トラムを待っていたときのことです。
「英語って、なかなか伸びなくてもどかしくなりますよね。私はあと1年2カ月で日本に戻るので、それまでに何とか話せるようなりたいんです」と私が言うと、彼女はこう続けました。

「英語っていつになったら話せるようになるんですかね。以前は勉強するのが楽しかったんですけど、最近は、伸びないせいか、何かやる気もなくて……。言い訳かもしれませんが、“何が目的で英語と向き合ってるんだろう”って思います」

彼女と別れて、アパートに着くまでの間、“何が目的で英語を向き合っているんだろう”という言葉が頭から離れませんでした。というのも、そもそも私は英語を勉強する目的を考えたことがありませんでしたから。“せっかく3年間海外で暮らしているだから、英語を話せるようにならなきゃ”っていう、そんな何となくのきっかけでした。

移住する時に決めた3つの柱

アパートに戻り、遅めの昼食をひとりでとりました。普段ならNetflixやYouTubeを見て適当に時間を過ごしていますが、”自分にとって英語を勉強する目的“が頭から離れず、食べながらそればかり考えていました。

すると突然、私の中にぱっと答えが浮かびました。

“そもそも、英語を勉強する目的が私にはない”。

そうです、note初回記事『はじめまして』にも、“英語を話せるようになりたい”なんて書いてありませんでした。今回の移住の目的は、“娘の成長を見ながら私も成長したい”、“折り返しの人生を豊かに彩りたい”、そして、“直感を信じて生きていきたい”、この3つの柱ですから。まさしく、昨日ひいた『Intuition Cards』あったように、私の中に覚醒といったら大げさかも知れませんが、新しい気づきがあったことは間違いありません。

ここ数カ月、英語と向き合うことにとてもストレスを感じていました。ストレートに言うと、楽しくありません。相手から聞き返されるたびに「あぁ、ホントもうしんどいわ、この状況……」って落ち込んでいましたから。

これからは悔いのない海外暮らしにしようじゃないか

何度も言いますが、私は英語を勉強するために移住していません。残りの1年2カ月間はメルボルンで暮らしているからこそできることだけに集中します。週2のボランティアを週3にするのだっていいですし、毎日新しいカフェを見つけに行くのだっていい。こうなったら、以前から興味があった近所のプールにも通うことにします。このプール、海が目の前にあって、海水をひいているそうです。髪と肌にダメージがありそうと敬遠していましたが、そんなことよりも今しかできない、ここでしかできないことにチャレンジしたほうが人生楽しいですから。

そうです、そうです、今は“風の時代”。軽やかに生きないと、ですね。

今朝めくった『Intuition Cards』は『gratitude』=感謝 というタイトルでした。
“By counting our haves, our have-nots slowly disappear”

“日々の暮らしに感謝して、前を向いていこう”


かなり意訳になりますが、私は直感的にこう読み取りました。
人生は楽しんだほうがいい、ですから。


↓「楽しく書く」、「読み手に伝わる文章を組み立てる」を目的にした文章講座をはじめました。ぜひ一緒に書きませんか?

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集