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社会人1年目の私が背伸びをしなくなった魔法の言葉「なんでなん?」

新卒で入社して、この4月で13年目を迎えた。
新入社員の姿を見て、自分の新人時代のことをふと思い出した。

「なんでなん?」

社会人1~3年目くらいにかけて、上司から「なんでなん?」と本当によく言われていた。(※上司は関西出身)
当時は営業職だったのだが、言われるタイミングはたいてい、訪問後の報告をしている時。それも、うまくいかなかった時ほど「なんでなん?」が多く、自分が何か話すと「なんでなん?」と聞かれるという繰り返しで、心がグイグイえぐられていく感覚だった(泣)。
でもなぜか、この「なんでなん?」攻めが終わるといつも、「よし、やろう!」と前を向けるようになっていた・・


上司から「なんでなん?」と言われる時、私の場合はたいていこんなことになっていた↓

①報告がわかりづらい
  ↓「なんでなん?」と聞かれる
②無意識のうちに隠し事をしていることに気づかされる
 自分をよく見せようとしていた・・
  ↓それでもなお「なんでなん?」と聞かれる
③次に活かす術を気づかされる

私は、何も考えずに話す癖が強かった。そして、周りからよく見られたいという気持ちも強い(これは未だに強いと思う)。
だからこそ、うまくいかなかった時の報告では特に悪循環に陥ってしまっていた。聞く側の気持ちを考えることもできず、無意識に何かを隠そうとしてしまっていたのだ。


話し方については、先輩から「”事実”と”所感”を分けて話すといいよ」とか「英語のように、主語述語や結論を述べてから理由や補足していくといいよ」とアドバイスをもらい、報告前に一度書き出してから報告に行ったりしていた。この訓練の繰り返し繰り返しで、だいぶ改善された。

そして、無意識のうちに隠し事をしてしまう件についてもだいぶ改善された。私の場合、「失敗」の捉え方が変わったことが一番の解決策だったなと思う。どう変わったのか?なぜ変わったのか?というと。
当時は、「失敗=怒られる」という怖さでいっぱいだった。それが、「失敗=次に活きる学び」と感じるようになったのだ。上司や先輩から失敗したこと自体を怒られたことがなかったからだ。
怖くなくなると、「なんでなん?」と自分自身でも素直な気持ちで自分に問いただせるようになった。

気がついたらもう何年も、「なんでなん?」と聞かれることがなくなった。そして、捉え方が変わっただけなのに、自分自身が自然体でいられるようになったな~と感じる。「なんでなん?」に苦しめられていると思い込んでいた時のことがとても懐かしく感じた。

(このnoteを読んでくださった方にも、等身大でいいんだ!と思えるきっかけのひとつになれば嬉しいです!)

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