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運命は一瞬で変わる

娘が学校へ行きにくい状態になってから、しんどいながらもなんとか登校させていた。衝撃的な「パパがこわい」というつぶやきを聞いて駐車場へ戻ると、そこには同じクラスのママ友がいた。少し立ち話のようになったのだが、この時間が私たち母娘の運命を変えるきっかけになった。

うちに遊びに来てくれたこともあるママだったのだが、込み入った話はこれまでしたこともなく、勉強の進み具合などに話はとどまっていた。ところがこの日はいつもと違った。

とくに何を話すわけでもなかったのだが、彼女が突然に「うちは大変だったのよ。パパと娘が小さいころうまく調和できなくて、相談にしにも行ったのよ」という。現在はとてもいい関係で家族のバランスもとれている素敵なご家族だと私は思っていたのでびっくりしつつ、、

「え?!いや、うち今まさにその状態なんだけど」

と、スタートの鐘が鳴った。

私が現状を話すと、その場で彼女は困ったときはうちで預かるから、とにっこり言ってくれた。それで勇気をもらい、どうやったら生活していけるか?仕事はどうするか?送迎はなど、ただ漠然と「逃げたい」だけではなく、具体的に計画をたてる、という段階に入った。

そして、さらなる鐘が私を急がせることになる。

翌日、同じ時間、同じ駐車場で彼女が待っていた。

普段夜遅く話をする時間もないパパに話をしたそうだ。困ったときはうちで預かろうね、という話を。そしたら、

「どうせうちは送迎してるから、うちで預かって、ママが完全に仕事できるようにしてあげれば?」

という話になり、寮のようにしてもいいよ、とのお話だった。

え・え・え・え・え???ほんとにそんな話ある?

私は心の底から驚いて、感謝しかない、神様がここにいた!くらいの勢いで「ありがとう!ほんとありがとう!!!」と伝えるだけだった。

これで勢いもつき、引っ越しの準備に本格的にとりかかることになった。



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