1回目の調停は散々だった
調停には「作法」がある。
なんのために話し合うのか?
それは過去の何かを穿り出すのではなく、現状を話し、今後どうするかを第三者を交えて話し合う場である。が、離婚調停ともなると、殺人までもが起こったように、感情のぶつけ合いになってしまうのはあたりまえだ。
まして、非を認めることもなく正当化するモラハラDV夫が相手方の場合、
まして、その夫が「もったいない」という理由で弁護士をつけない場合、
ほんとうに最悪だ。
調停の前にすでに私の弁護士への脅しの電話があったため、裁判所には時間をずらして入るよう言われていたにもかかわらず、夫は指定時間の45分以上前に来てうろうろと私を探していた。待合室で夫が来たことがわかった私は、神に祈るしかなかった。もし、見つかったら首絞められるかもな、と思いながら、ああ娘はこれからどうなるんだろう、と思いながら。
運良く、夫は私のいた待合室には入らず(他人の影と思ったのか)廊下を向こうへ歩いて行ったため、背を向けている隙にまだ開放していない受付のドアを開け(開かなかったらどうしようかとも思ったが試しにやってみたところ、また運良く、開いた)
助けてください!と逃げ込んだ。
そして調停員も呆れるほど、会話にならない調停がはじまる。
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