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「学問のすゝめ」から考える、独立とは

こんにちは、まどかです。
今日は「独立するとはどういうことなのか?」というテーマを、
福沢諭吉著「学問のすゝめ」の観点から
少し深掘りしてお話してみたいと思います。


◾️意外と読んだことなかった『学問のすすめ』


最近、毎日1冊Audibleで本を聴く習慣を始めたんですが、
今、福沢諭吉の『学問のすすめ』を聴いています。

「天は人の上に人を造らず」や「独立自尊」
などの言葉には触れたことがあっても、
実際に通して読んだことはなかったので、
どういった背景でそういう名言が取り沙汰されるようになったのかが分かり、
とても面白いです。

その中で、福沢諭吉が使う「独立」という言葉が、
今の私たちが抱く「独立」のイメージとは少し違うように感じました。
「独立したい」と思った時、
この福沢諭吉の視点を加えることで、
より深く考えることができるなと思いましたので
記事にしていきます✍️


◾️一般的な「独立」と福沢諭吉の「独立」の違い


多くの人が「独立」と聞いて思い浮かべるのは、
経済的な自立や、
会社や家族に頼らず一人で生きることではないでしょうか。

特にお金の面で他者に依存しない、という意味での独立がよく言われますよね。

でも、福沢諭吉の『学問のすすめ』では、
少し違ったニュアンスで「独立」が語られています。

「一身独立して一国独立」という言葉を聞いたことありますか?

これは、
個人が独立することで、国全体の独立が成り立つ
という意味なんです。

当時、明治初期の日本は外国からの影響を強く受けていて、
福沢諭吉は、国が自立するためには
まず個人がしっかり独立心を持つことが必要だと考えていたんですね。


◾️会社もまた「独立した個の集合体」


これを聞いて、会社にも同じことが言えるなと思いました。
よく「この会社がいい」「あの会社が悪い」
なんて話がされますが、
「会社」という人はいません。

人の集まりが組織を作っているわけですよね。

つまり、会社を批判する時も、
「会社」っていう漠然としたものではなく、
実際にはそこにいる一人ひとりの集まりだと捉えるべきだと思います。

福沢諭吉の言う「独立自尊」も、
他人や環境に流されずに、自分の価値観と判断で生きること
を指しています。
これは経済的な自立だけでなく、
精神的な自立も含まれている。

つまり、他人に依存せずに自分の力で考え、
行動する責任ある生き方をしよう、という考えですね。


◾️現代における「一身独立して一国独立」


いうて今は明治初期ではありません。

現代に生きる私たちにとって、
「一身独立して一国独立」はどういう意味を持つのでしょうか?

例えば、SNSの普及で、他人の評価や意見が簡単に入ってくる時代において、
しっかりと自分の価値観を持って行動することが
ますます重要になってきていますよね。

ひとりひとりが他者に流されずに自分の考えで行動することで、
結果的に社会全体が豊かになり、
多様な価値観が尊重される社会ができると感じます。

じゃあどうやったら「独立」できるのか。

そこで福沢諭吉は「学べ」と言っているんですね〜。
だから「学問のすゝめ」っていうタイトルなんですね〜!

知識を得ることで、
他人に依存せずに自分で判断し、
行動する力が養われる。

学び続けることで、
周囲に振り回されない自分の軸を持てるようになる。

それが福沢が目指した「独立自尊」の基盤でもあります。


◾️まとめ:独立した個人の集まり→堅実で豊かな社会


福沢諭吉の「一身独立して一国独立」を現代に生かすなら、
私たちひとりひとりが自分の価値観を持って自立し、
社会の一員として責任ある行動を取ることが、
豊かな社会を築くための一歩なのかなと思います。

だからこそ、学ぶことは楽しいし、学び続けることが大切だと感じています。

でも、これを話しながら思ったのは、
やっぱりこういう考えにピンとくる人って限られてるかもしれないですね。

特に選挙に行かない人や、社会全体のことをあまり考えない人には、
少し難しい話かもしれませんが。

ピンとくる人に届けば嬉しいです!

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