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【読書回】澤円著「メタ思考」と転職

澤円氏「メタ思考」という著書について。

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どういうことが書かれた著書かは
分かりやすく要約してくれている動画がいくつもあるので
そちらをご覧ください。


また、著書の解説ではないのですが
コンサル業で使うメタ思考をどのように身につけたら良いか
についてはこちらで分かりやすく解説されています。


著書の解説は上記動画たちに任せるとして(丸投げ)
ここでは
この著書の中でも度々登場するキーワード
視野を広げる/視座を上げる ことで
転職活動もしやすくなるのでは?と考えたので
それついて、自分の体験を交えた意見を書いていく。

◾️視野を広げる/視座を上げる

不動産の仕事をしていたときは、
とにかく目の前の仕事をこなすことが正義だったけど、
その後に転職したリクルートという会社では常に
「視座を上げろ」と言われていた。


多様な価値観への適応

まずここで、
転職前に正義だったことが、
転職後には正義じゃなくなるという事象を経験した。
一つの会社の、一つの価値観の中に居続けたら気付けなかった。

価値観が色々あるというのは、
頭では分かっていても
実際に価値観をガラッと変えざるを得ない環境に身を置いて、
全身で、五感で、
その変化に対応していく経験をしないと、
いつまで経っても自分自身の血肉にはなっていかないのだと思う。
そして私にとってこれは、
かなりの苦痛が伴うものだった。
今までの常識を破壊していくことは、
歳を重ねれば重ねるほど、しんどい作業になってくる。

価値観を「上書き保存」「名前をつけて保存」

ただ、それと同時に、一度変えることができると
「自分の価値観が変わった」というより
「20代の価値観と、30代の価値観がそれぞれ存在している」
という状態に近いだろうなと思った。
上書き保存じゃなくて、
名前をつけて保存できるようになったというイメージ。

だから環境を変化させるのに
30代だから遅いとか、そういうことは一切ない。
30年、歳を重ねてきたあなただからこそ、
新しい環境で提供できる価値があり、
新しい環境から得られる新たなアイデンティティがあるはず。


「自分事」を増やす


また、視座を上げるのがなぜ大事なのかという理由の一つに
「自分ごととして捉えられる範囲が広がる」
というのが挙げられる。

人は誰しも、他人事として触れたことより
自分事として触れたことの方が
吸収力も高いし、価値の還元もしやすい。

視座の低いままでは他人事として感じていたことでも
視座を上げることで、自分事との関連性が見えて、
それも自分事として捉えられるようになる。

「なぜ?」で視座を上げる

視座を上げるためのトレーニングとして
「なぜ?」をたくさん問いかけていくことが大事である。

これはコンサル業や無形商材に限らず、
どんなに泥臭い仕事でも応用できるはず。

不動産の仕事をしている時
オーナーさんに「雑草が生えているから、除草してほしい」と頼まれた。
これを脳死で受けると
「除草しました!」で終了と。
でも草はまた生えてくる。
そしてまた「除草しといて」と言われる。
それを繰り返す。

でも、なぜ除草を頼むのか?
→草むしりが面倒だから
→草が生えてこなければいい
→除草後、モルタル注入したらいいのでは?
→それが金銭的に難しければ
 防草シートを敷設すればいいのでは?
という提案ができる。

メタ思考は、環境を変えなくても
自分の意識だけで身に付けられる。

そしてそういう試行錯誤はぜひ記録に残しておいて。
転職活動の際のエピソードトークとして使えるから。

転職を邪魔する考え方

よく「自分は専門職だから異業種転職ができない」とか
「今までこれしかやってこなかったから新しい仕事は無理」とか
聞くんだけど、
「本当にそう思い込んでる??」
「それとも環境を変えるのが怖いからそう言い訳してるだけ??」

って問いかけてみてほしい。

で、環境変えるのが怖いだけだったら
一生怖がってればいいと思うんだけど、
本当にそう思い込んでるのだとしたら、
それはメタ思考足りてないだけだから、
いっぺん周りの人に、
自分がどんな仕事をしているのか話してみたらいいと思う。


具体的には

私の場合だと、
日々の業務としては
①入居者さんやオーナーさんの御用聞き
②入居者募集業務
③サブリース契約更新業務
④諸々の金銭負担についてオーナーさんに交渉する

など、日々こなさなければならない仕事がたくさんあったけど
これをメタ思考を持って考えると、
例えば
①御用聞きの過程で、言われたことをそのままやるのではなく
 要望の本質を見抜いて別の提案をする能力を身につけた。

②周辺の賃料相場を調べて適切な賃料設定をすることで
 空室のリスクを最小限に抑える、
 市場調査能力とリスクヘッジ力が身に付いた。

③単に「弊社からの支払い賃料下げます」だと納得感を得られないので
 市場動向、周辺相場、工夫した取り組みなど
 エビデンスを示した上で交渉することで
 交渉を円満に終える能力が身に付いた。

④上述のようにエビデンスを明示するだけではなく、
 普段のコミュニケーションの過程で信頼感を得ることで、
 交渉するまでもなく「あなたの提示なら信頼して受け入れる」
 と言っていただく、信頼関係構築スキルが身に付いた。

パッと思いつくだけでも、
これだけの汎用性高いスキルが身に付いたのである。

いくら専門性の高い職業であっても、
汎用性の高いスキルは身に付いてるはず。
毎日忙しくて、それに気づけてないだけ。

だから、いっぺん自分の仕事内容を他人に話してみてごらん。

ただし、同じ会社の人はだめ🙅
専門用語が通じてしまうとだめです。

自分の仕事を知らない人に対して
「俺こういう仕事してるんだけど、
 身に付いたスキルってどんなのあるかなあ? 
 自分じゃよく分からなくて」
と尋ねてみてごらん。

きっと強みが見つかるよ。

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