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子ども食堂はアンパンマンである🍞


こんにちは、社会人大学生のまどかです。

今日は、私が定期的に参加している子ども食堂について、
そしてそこから感じたことをシェアしたいと思います。

また、ある動画をきっかけに思い出した、
アンパンマン誕生のエピソードも交えながら、
「普遍的な正義」についても触れてみたいと思います。


子ども食堂ってどんな場所?

みなさん、子ども食堂という言葉を聞いたことがありますか?

「経済的に厳しい家庭の子どもたちに
 温かい食事を提供する場所」
というイメージを持たれている方が多いかもしれません。

でも実際の子ども食堂はそれだけにとどまりません。


多くの子ども食堂は、誰でもウェルカムな場所を目指しています。

「うちは貧しいからご飯をもらいに来ました」と、
堂々と言える子どもなんてほとんどいませんよね。
そのため、子ども食堂では経済的なサポートが必要な家庭に限定せず、
幅広い層が気軽に利用できる仕組みを整えています。
そしてその中で、支援が必要な家庭を見つけたら、
行政や他の支援団体に繋げる役割も果たしているんです。

誰でもOKなので、もちろん大人もOKです。
給料日前のしんどい時に使うっていう利用方法でも、本当はOKなんですよ。


また、子ども食堂の運営スタイルは本当に多種多様です。
宗教法人が運営するもの、
NPO法人によるもの、
さらにカフェやレストランが低価格メニューを提供する形で運営しているものなど、
それぞれの団体や個人が「自分たちにできる方法」で子どもたちを支えています。

ちなみに私がお手伝いしている子ども食堂はこちらです。👇

コロナ前は食堂スタイルで運用していましたが、
コロナ禍で弁当配布スタイルに切り替えた際に
供給数を大幅に増加しました。(なんと毎回150食程度!)
それだけニーズがあったということですね。

コロナ禍は終わったものの
ニーズが減るわけでもないので
そのまま弁当配布のスタイルを継続しています。

(お手伝いできる方、絶賛募集中です!)


◾️家庭科室での「朝ごはん屋さん」


子ども食堂の形は多様です。
YouTubeで調べていた中で特に印象に残った事例が、
小学校の家庭科室を利用して朝ごはんを提供する取り組みです。

75歳のおばあちゃんが地域のボランティアを巻き込んで、
学校の家庭科室で朝ごはんを振る舞っています。
しかも、1食50円という価格で提供しているんです。

このおばあちゃんには、
「昼ごはんや夜ごはんも大事だけど、朝ごはんこそ一番大事」
という強い信念があります。
朝しっかり食べることで、子どもたちがその日を元気に過ごせるように、
という思いで続けられているそうです。


普通の食堂形式やお弁当配布だけにとらわれず、
それぞれの地域や運営者が考える「これが大事だ」というスタイルで子ども食堂が展開されているのは、
とても素敵なことだと感じました。


◾️リボンプロジェクトをコンビニで

もう一つ、心を打たれたのがフードリボンプロジェクトです。

この取り組みでは、1枚300円のリボンを購入すると、
その金額が子どもたちの食事代として使われる仕組みになっています。

これを、コンビニ事業で展開しているFCオーナーの動画を見つけました。


リボンはコンビニの子ども食堂コーナーに掲示され、
子どもたちはそこからリボンを取り、
お弁当やお惣菜を受け取ることができます。


このコンビニオーナーが語っていた言葉がとても印象的でした。


「子どもが1人でも入りやすい場所だからこそ、コンビニがやるべきなんだ。」

この使命感に胸が熱くなりました。


◾️子ども食堂とアンパンマンの共通点


このような活動に触れる中で、私はふと
アンパンマンの誕生秘話を思い出しました。

アンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんは、
戦争経験の中で「本当の正義」とは何かを考え抜きました。
彼がたどり着いた答えは、
「お腹を空かせた人に食べ物を分け与えることは、どんな時代、どんな国でも揺るぎない正義」ということです。

アンパンマンは、自分の顔をちぎってでも空腹の人を助けるヒーローです。

当時のヒーローものは、「正義のため」と言いながら
光線ビームを出したり、街を破壊したりしている。
しかしやなせさんは、戦争を実際に体験する中で
戦争とは正義と正義のぶつかり合いであること、
そんな正義は状況が変われば簡単に変わってしまうことを
身をもって痛感していました。

しかし、どんな時代や状況であっても
お腹を空かせている人に食事を与える
という行動は、絶対に揺らがない、普遍的な正義なのです。


子ども食堂やアンパンマンのエピソードを通して、私は
「私たちができることは決して大きくなくてもいい」
ということを強く感じました。
例えば、リボンを買う、寄付をする、
子ども食堂を応援する企業の商品を購入するなど、
どんな形でも構いません。


重要なのは、自分が持っているものを少しだけ分け与える心です。

それがきっと、誰かの安心や喜びに繋がります。


「やらない善よりやる偽善」

何かをすることに対して「そんなのは偽善だ」と言う声があったとしても、
行動しないよりははるかに価値があります。

その300円が、1人の子どもの心と体を温めるなら、
それだけで素晴らしいことだと思いませんか?

みんなの中にも、いるよね、アンパンマン。
心のあんぱん、分け与えていこうぜ👍


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