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武器的学習と内面的学習


先日、「学ぶことと知ることは違うよ」という話をしたけど、
今回はそれに関連する別の角度からの話をしてみようと思う。

結論から言うと、
学ぶことは内側から自分を豊かにするもので、
一方で「知識を身につける」ことは、
武器を手に入れるための手段だと感じている。

この違いについて少し話してみたい。

宅建の時期ですね


不動産業界では毎年この時期になると、
宅建試験の話で盛り上がるよね。
宅建を持っていないと人権がない、なんて冗談交じりに言われたりして、
毎年のように受け続けている人もいる。

実際、私の後輩にも、
5年ぐらい連続で挑戦している子がいるんだけど、
彼女が「血を吐くほど勉強してる」って言ったとき、
正直「いやいや、宅建で血吐くほどって…」と心の中で思ってしまった。

資格試験の勉強って、
やった分だけ知識が増えるタイプの勉強だよね。

例えば、TOEICなんかもそうで、
語学力を測る試験も、勉強した分が点数に反映される。

知識としての勉強と教養としての学び


でも、同じ語学の勉強でも、
文化の背景を理解して自分の教養に変えていくような勉強は違う。
これは武器を手に入れるためではなく、
内側から豊かさがにじみ出るような学びだと思う。

資格ってのは、武器になるから周りにも分かりやすい。
だから「あいつは宅建持ってるから強い、持ってないから弱い」とか、
そういう会話がされる。

実際、先日スタバで勉強してたら、
隣のサラリーマンたちが「部下の宅建の点数が低かったからダメだな」
みたいな会話をしてたんだよね。

まあ私は高みの見物でした。笑


資格の武器と内面の豊かさ


私自身もこれまでいくつかの資格を取ってきた。
保育士や宅建士も持ってるし、
他にもいろんな資格をたくさん持っている。
それも一時期は楽しかった。
でも、今はそういう武器的な勉強じゃなくて、心理学をゼロから学んでいる。

心理学を学ぶのは、資格を取るためじゃない。
純粋にその世界に触れること自体が楽しいん。
毎日この学びを続けることで、
自分の内側からにじみ出る豊かさの質が変わるんじゃないかって思ってる。

だからシンプルに、今は楽しくて勉強している。

心理学の学びから得たこと


心理学を学ぶことで、
これまで自分が経験してきた出来事や感情を、
少し客観的に見られるようになった。

以前は主観的に捉えて感情的になることが多かったけど、
今は「人生にはこういうことも起きるよね」って、
少し俯瞰して考えられるようになった。

また、自分の悩みが「人類初の悩み」ではないことも学んだ。
過去にも同じ悩みを抱えた人がいて、
その解決策を見つけようとした人もいたんだと思うと、
悩みが少し軽くなる。

さらに、日常の人間関係においても、
パートナーや家族が自分とは違う人間だっていうことを、
実感を伴って理解できるようになった。

これまでは「なんでこうしてくれないんだ!」っていう
不満を感じることが多かったけど、
今はその感情も落ち着いてきた。

感情の起伏が少なくなって、
でも心の底にはずっと消えない情熱を感じながら、
穏やかに過ごせている。

学びと武器を区別すること


要は、学ぶことと知識を得ることって違うんだよね。
学びは自分の内側を豊かにするためのものだし、
資格の勉強は外に見える「武器」を手に入れるためのもの。
どちらも価値はあるけど、違った性質を持っている。

今は資格じゃなくて、自分を豊かにするための学びを楽しんでる。
これからも、自分を内側から満たす学びを続けていきたいと思う。

だから学ぶのって、やめられないわ〜。

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