見出し画像

「そういう人もいる」のトゲについて、解像度を上げてみる

自分の意見を言っている時、主張をしている時に
「そういう人もいるよね」と言われてしまうと
なんだか少し、ムッとしませんか?

最近それで人に不快な思いをさせてしまった自覚があるので
反省の意味も込めて
解像度あげてみます。

誰に、何を言ったか


言ってしまった相手は、母です。

母は、出産して子育てすることこそ人生最大の幸福だと思っており、
娘の私にもその価値観を押し付けてきます。

そこでムッとした私は
「そういう考え方の人もいるよね」
「そういう考えが善とされていた時代もあったよね」と言ってしまいました。

ムッとしているので、以下のような悪意を含んで、言いました。
・あなたの考え方は絶対正しいものではなく、数ある考え方のうちの一つでしかない。
・あなたは実際に子育てしたが、子育てしていないバージョンの人生を知らないのに、それを絶対善だというにはエビデンスが足りていない。
・その考え方を押し付けるのは前時代的で、ナンセンスである。


こういったケースに限らず
誰かの話を聞いて、自分がそれに共感できなかった時も
「そういう人もいるのね」と濁すこともあると思います。


「そういう人もいる」のもつ、トゲ

自分の意見や考えが正しいと思って話をしている人に対して
「そういう人もいる」と言ってしまうと。

その人は自分の意見が絶対の真実だと思っているのに

そうではない、と突きつけていることになる。

あなたの考えは間違ってはいないと思うけど、
絶対善ではなく、数ある考え方のひとつでしかないよ。
あなたにはその客観性の認識が足りていないよ。

こういった指摘と、
一定の距離を置くニュアンスを含んでいるのが

「そういう人もいる」

ではないか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?