『あるヨギの自叙伝』
Amazonで中古の本を買って読み始めています。
ボリュームがあるので、無理せず合間に少しづつの読書ペース。
なぜこの本を買ったかというと、私は現在ジミーさんのインタビューを録音して書き起こすという気の長い地道な作業をしています。先日のインタビューで『あるヨギの自叙伝』が出て来て、私はこの本の存在を昔から知っていましたが、読む順位のトップには上がってこなかったので、そのままになっていました。
これは一度読んでおいた方がいいと感じて、取り寄せた次第です。
私の直感は正しかったようで、ヨガナンダの人生を通して、インドに関することが詳しく書かれています。宗教観念、社会習慣、ヨガ、瞑想、音楽、用語解説などが分かりやすく、書き起こしに非常に役立つと分かりました。
ジミーさんはインドに精通していますが、研究者や学者ではないし、分かっているから省略する話もあるわけで、この本は人名やカタカナ用語など聞き取れなかった部分の補足に十分です。
質問しながら理解しようとしていたことが凝縮して与えられて、ありがたく思いました。
途中から重要な箇所に印をつけ始めたのですが、インタビューのためだけでなく、私自身がインド哲学に学ぶところもマーカーでチェックしています。
私が大いに賛同した中村天風さんは、インドのヒマラヤで修行した哲人です。
天風哲学の原点であるインド哲学が、満を辞して、単なる知識を超えた実践へと向かう私へ届けられたのでしょう。
今回はその1つを紹介します。
第15章 カリフラワー泥棒 より
p160
人間の心は・・・(中略)想念を発信したり受信したりすることもできれば、また好ましくない想念は受け付けないようにすることもできる。(中略)人間の送受信機の強さも、各人の意志の力の強さによって決まるのである。
集団的暗示という暴力が蔓延する今、不安・怒り・悲しみ・無気力の磁力から自らの意志で離れ、楽観、歓喜、希望、勇気を持って、助け合いながら破壊と創造の時代を生きていきましょう。
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