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石上神宮 春季大祭

石上神宮を最初に知ったのは、桜井識子さんの『神社仏閣 パワースポットで神さまとコンタクトしてきました(ひっそりとスピリチュアルしていますPart2)』だったと思います。
そしてことの始まりは、長野県の長田神社です。
長田神社のご祈祷で、私は山川さんが歌っていた「ひふみ祝詞」を歌いました。それを考えると、ご縁の始まりは山川さんとも言えるのかも知れません。
ひふみ祝詞はいろんな人がメロディをつけて歌っています。私の歌っている曲は写楽才蔵さんの作曲で山川さんがYouTubeで覚えて歌っていたので覚えました。(今は山川さんは主にご友人の坂井さん作曲の方を歌っています)

私は長田神社の宮司さんからご依頼をいただいて、せっかくの機会なので友人のつてでレコーディングをしました。3テイクで作った簡易なものですがピアノ伴奏はプロの方に音源を作っていただいたので、合体させたらいい感じの出来になり、CDを1枚作ってお渡ししました。
YouTubeにスライド映像をつけて置いてみたら5年で10万アクセスを突破しました。聞いていただきありがとうございます。

ひふみ祝詞は、日本最古の石上神宮で奏上されている祝詞です。石上神宮のHPによると朝拝で、大祓詞(おおはらえのことば)、十種祓詞(とくさのはらえのことば)、ひふみ祓詞(ひふみのはらえのことば)を全員で奏上しているそうです。

石上神宮の御祭神は、布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)、布留御魂大神(ふるのみたまのおおかみ)布都斯魂大神(ふつしみたまのおおかみ)で、三神の御霊威です。
死者をも蘇らせるという十種祓詞(十種神宝)には、そのまま石上神宮の名が出て来ます。

私はこの歌を「ひふみ祝詞」だと認識していましたが、歌詞が「ひふみ祝詞」+「十種祓詞(一部)」になっています。
そういうことは全く気にせず、祝詞だからと気持ちよく歌っていたんですね(笑)
だからなぜ長田神社の宮司さんが「欲しい」とおっしゃったのか、分かるまで数年かかりました(一緒に行った時に、かおりんが関係性を教えてくれました)
長田神社では、私がご祈祷に行く度に十種祓詞を奏上してくださっていたのです。

そんな呑気な私ですが、それならいつか石上神宮に行かねば!と思っていました。
そして念願かなって、14、15日で奈良へ行ってきました。
行きたい神社仏閣はたくさんあって、どれをどの順番で行くか直前まで決まらず、最初は一番初めに石上神宮に行こうと思っていました。
でも少し前にHPを見たらちょうど春季大祭が15日にあるではないですか!

ただ、祭典・神事のページに「皆様も是非ご一緒にご参列下さい。」とあるものとないものがあって、春季大祭にはついていなかったので、これは関係者だけで一般の人は遠くから見るのだろうと思っていました。それでもおめでたい日だからぜひ15日に行こうと決めました。

ちなみに、織子さんのコンタクトでは、石上神宮の神さまは古い時代の王です。人徳があって崇敬された人です。人間についた悪いものを剣で落としてくれるので厄落とし「勝つ」ことに特にご利益があるそうですよ。

いきさつだけで、説明が長くなりました。

石上神宮は、一人で行くのはちょっと大変な場所です。というのも天理駅からのコミュニティバスは9:41、13:20、16:12で、歩くと30分かかります。
ここまでの流れで、10時過ぎに天理駅に着きました。
好天ですが、事情によりやや疲れていて(後日解説)タクシー一択です。
タクシー乗り場は4組ほど待っていましたが、たまーーにしかタクシーが来ません。
私は5番目で、ちょっとずつ進み、次は4番目のおじさんが乗る番です。私の後ろには女性2人組ともう1人。
後ろの2人の話の内容から、「もしかして石上神宮ですか?」と聞いたらその通りでした。
すると前のおじさんも「私も石上神宮。」と言って4人でタクシーに乗ることに。やったー!割り勘で行ける、ありがたい。

着いたらおじさんが「いいですから」と一人で払って行ってしまいました。
うわー!!ありがとうございます。「どうぞお幸せに!ご利益ありますように!」と3人は大感激です。
女性2人はトレッキングに来たそうで、そこでお別れしました。

布都御魂大神

大祭の受付をしています。

手水


神使のニワトリがいます。


モデル立ち


なで牛。歯のあたりを撫でました。


楼門から拝殿に入ります。

わくわく
絵馬はセルフで支払いして願い事を書けます


神様にご挨拶して、お札やお守り、絵馬など買いました。

まずは絵馬を。

最初テントの空いてる一番後ろの席に座って待っていたのですが、ふと聞いてみたくなって授与所に「拝殿に上がれるのは関係者の人だけですか?」と言ったら「どなたでもどうぞ」と言われたので慌てて中に入りました。
神さまの正面の桟敷席は2列あって、2列目の中央寄りに座れました。式のが始まるのが遅れて助かりました。
神さまの左前の一帯が神職さんたちの場所で、横から見る右のエリアが関係者の皆さんの席でした。

濃い緑のあたりにいました

待っていたら、生演奏の雅楽が流れて、神職さんたちと招待の関係者の皆さんが列をなしてやってきて中央を通りそれぞれ席に着きました。本格的でワクワクします。
宮司さんがお祓いをして祝詞をあげて、どんどんお供物をお供えします。祭事ってこんな風にやるんだーと感心して見ていました。お供物は黒いお盆に一本足がついたようなものに海の幸や山の幸が載っています。

今回雅楽の舞を初めて間近で見ました。
最初はお面を見て鼻が黒くてとんがってるから狐?って思ったんですが、衣装に龍があるし、お面の上にも龍がついてるからきっと龍なのねと認識。
顔にぶらんぶらんコップをぶら下げて邪魔じゃないのかな?とよく見たら、歯の下に龍の顎が髭つきであるデザインなのでした。うちに帰って調べたら、蘭陵王というお面でした。
参考:東儀秀樹さんのブログ

ここでふと、巫女舞じゃないんだなと気が付きます。
宮司さんたちの衣装の色使いは美しくて、形とかとても勉強になりました。神さまが私のアート作品作りの参考に間近で見せてくださったのかもしれません。シルクの光沢が美しかったです。

長田神社で聞いた祝詞を思い出しながらじっくり体験しました。神様の御簾を上げる時は「おおおお〜」って言うんですね。(下げる時も)
玉串は関係者の方たちが順番に捧げていきました。
天理市の市長さんが代表で挨拶しました。割と若くて、よどみなくスラスラ話す方でした。

宮司さんもお話しました。能登半島の救援についての話から始まって、この神社の話へ。石上神宮の春季大祭の記録は270年前に遡り、当時は15日ではなく、卯月の初卯の日だったそうです。それは石上神宮の神使はウサギだからです。
ここで、あれ?ニワトリじゃないのって思ったのでした。また、この日鯛がお供えされましたが、当時は奈良は海から遠い場所なので鯖をお供えしたそうです。
最後に、券をお持ちの方(招待客)は参集殿で直会をお受け取りくださいとお話されていました。

解散となって、みなさんどんどん散っていきます。
最後に神さまに柏手を打ってご挨拶をさせていただき私も外へ出ました。

本殿には立派な千木がありますね。

摂社では踊って撮影している人たちがいて行きにくい。
もう1箇所別の方がカタカムナの神さまだったのでそこで祝詞とカタカムナ7,8,9首を唱えて来ました。

撤去作業を神主さんたちがやっているところへ行って一番若い白い衣装の方に「さっき、神使はウサギって言ってましたけど、ニワトリじゃないんですか?」と聞くと、あれは天照大神の天の岩戸でニワトリが鳴いた神話から、その神使を置いているそうで、現在50羽もいるから石上神宮はニワトリって知られているそうです。
でも石上神宮の神使はウサギですとおっしゃっていました。

ニワトリの説明もあった

あとはどこかでひふみ祝詞を歌いたいけど、人目が気になる・・・。だいぶ人が捌けたけど、拝殿前はちょっと。という度胸のなさで、周囲をうろうろし、やっと大イチョウのエリアで歌うことが出来ました。あの辺なら神さまも聞いてくださったでしょう。

境内図
奈良への山辺の道

そして帰りです。タクシーは呼ばないと来そうにない。30分歩くことにしました。Googleマップで天理駅へのルートを出してそれに従って歩いたところ、何も知らずに思い切り天理教の神殿前を横切っていました。

途中からは屋根つき商店街になって楽に天理駅まで歩けました。

石上神宮での最高に素晴らしい体験ご紹介でした。

部屋に飾りました
起死回生!

その他行ったところは、明日以降順番に書きます。お楽しみに。
(台湾旅行レポは今週お休みします)

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ハンドメイドのアート作品を作っています。オリジナルオーダーも承ります。
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胡蝶蘭の精


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仲谷まどか
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