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ヘナの木を見たことありますか?

こんにちは。
キルクルスの藤田 円です。
本日、おうし座の満月にお届けするヘナメールの第8回目。
今回のテーマは「ヘナの植物論」です。

実際に土から生えているヘナを見たことがある人は
あまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
ヘナはどんな植物なのかを写真を交えて見ていきましょう。

ヘナの若葉
葉のみを乾燥させ粉砕したのがリバイタライズヘナです

もともとは乾燥した水はけの良い丘陵地に生える植物で、
現代の主な産地はインド北西部のラジャスタンと言われています。
ラジャスタンにはジャングルなどの丘陵地帯もありますが、
西にはタール砂漠が広がっています。

ヘナの世界分布を調べてみると、
インドのほかに、エジプト、イラン、 北アフリカ一体があげられます。

タール砂漠を流れるインダス川流域では
「インダス文明」が栄えていたなど、
かつて文明が繁栄した場所でヘナが使われていたことがわかります。

ヘナはミソハギ科で、
親戚には夏から秋にかけてピンクや白の可愛い花を咲かせる
サルスベリ(百日紅)などがあります。

樹高は3メートルぐらいで、常緑樹です。
大きいものでは6メートルほどになることもあるのだとか。
一方で、栽培地では約1〜1.5メートルほどの樹高が保たれています。
収穫がしやすいという理由もあると思いますが、
インドでは決まった収穫の時期があるわけではなく、
次々に伸びてくる枝葉をそのつど収穫します。
そのためそれほど大きくなれないのかもしれません。
年に何度も収穫ができる生命力の強い植物なんですね。

沖縄の畑に生い茂るヘナ

沖縄のリバイタライズヘナの畑では、
収穫した枝は、紐などでまとめて逆さまに吊って乾燥をさせ、
さらに乾燥室で十分に乾燥をさせた後、葉のみを細かく粉砕します。

花や枝は、日本ではあまり活用されていないようです。
ただ、前回のメルマガでご紹介したように
古代より花は良い香りを利用して香水(香油)に、
枝は煮出して飲用することもあるようです。

さて、このメルマガでも
ヘナに含まれるさまざまな成分について解説をしてきました。

抗酸化作用の高い「ローソン」は葉に多く含まれています。
ほかにも「ナフトキノン」や「フラボノイド」があり、
前者には抗真菌・抗菌作用のほかに
生理不順の改善など女性にやさしい作用が様々あり、
後者は抗酸化作用、紫外線予防にもなります。

さらに、「タンニン」(収れん作用)や
「ポルフェノール」(抗酸化作用)が見られます。
また、「キサトン」には免疫強化作用があり、
抗酸化作用や抗がん作用もあると言われています。

これら以外には、
コレステロールの吸収抑制作用、抗炎症作用、凝血作用なども。
かつてはこの凝血作用を利用して、ケガをした時に揉んだヘナの葉を患部に当て
止血剤として利用していたようです。

ここでお知らせです。
次回のキルクルス主催の沖縄リトリートでは、
ヘナの葉や花を利用した蒸留を行う予定です。
抗菌作用に優れた葉や香りが良い花を一緒に蒸留すると
どんな蒸留水がとれるのでしょうね。

沖縄の畑で咲いたヘナの花

花の咲く晩秋を考えていますが、
詳しい日程が決まりましたら
キルクルスのホームページやSNSでお知らせします。
ぜひ楽しみにしていくださいね。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
次回は〈むくみと生理痛〉についてお届けします。

それでは次の新月までごきげんよう!

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