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アラン・ドロン映画ベスト3

アラン・ドロンへの追悼として、彼の映画マイベスト3選を記します。
No1『リスボン特急』自分の為だけに無情に徹する刑事と犯罪者との男の勝負の前には、おんなのつけいる隙がないことを見せつけた作品。
No2『個人生活』手段を択ばず政治の世界でおんなたちをも踏み台にしながら自己中心的に生きていく男が愛に溺れたおんなをそのまま失う悲哀。
No3『ブーメランのように』冷徹に自己愛だけで非道な世界から表舞台の実業家へ転身するも自分の分身でもある息子を溺愛する父性愛を描く。

この3作品は自分だけしか愛せない、何者も寄せ付けない素のアラン・ドロンの生き様を色濃く反映した作品だと思うのです。
エゴイストでありながら顔とムードだけで世界を虜にし、底辺からのし上がってきたしたたかさを、歳を重ねるたびにソフィストケートさせてきたアラン・ドロン。それこそがまさに彼の生き様と言える。




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