FINAL FANTASY ⅩⅥをクリアした
やほまど~
10月16日からプレイしていたFF16をクリアした
12日間の80時間プレイ 召喚獣の試練とかアーケードの詰めとかはやってないけど、サブクエやリスキーモブはすべて消化するじっくりプレイ
ボリューム的には丁度良かったかなと思う
曲がりなりにもゲーム好きではあるので、プレイした感想等をここに書き記して行きたい
※当記事はFINAL FANTASY ⅩⅥのネタバレを含みます
※当記事は一部キャラクターの事を結構酷評します
批判等受け付けますが別に対応しませんので自己責任でお願いします
第一にJRPG好きとしての率直な感想
まず前提として自分、JRPG好きとか言っておきながらFF作品を履修していない(FF8だけクリアしたとかいう異端中の異端児
テイルズ、ペルソナ、キングダムハーツ、ニーアとかその辺を触っている
理由としてはコマンド式のRPGが苦手な為だ
苦手というかどっちかって言うとアクションの方が好きという感じでやれないこともないのでペルソナは4をクリアした(ずーーーーっとP5Rやりたいなって思いながらいつの間にかP3R出てた
と言った感じなので、あくまでもFFシリーズの伝統とか雰囲気とかは外から見たなんとなーくでしか知らない
そのため、ここではFFファンとしてではなくJRPGがやりたくて購入に至ったんだよ ということだけ認識していてもらいたい
率直に感想を述べてしまうと、とても面白かった プラスの感情 やってよかった
ただ、手放しに褒めちぎれる作品だったかというと、うーんと言った感じ
世間で色々言われている理由も察しつつも自分としてはまぁかなり楽しめたなという感想が残ったのでまず良しとしたい
ほんでもってここからは色々な観点から感想を言ったり評価をしたりしていきたい
ストーリー
やはりRPGといえばストーリー
ここが良ければ多少の苦行も逆に気持ちよくなるのがRPGの醍醐味と言うもので
逆にここがダメだとどんなに神演出されようが戦闘が面白かろうがRPGとしてはダメになっちゃうくらい非常に大切な要素であると思う
FF16のストーリーは、なんというか及第点
まぁ、悪くは無かったかなという感想
光るところ多々あり、難多々ありって感じ
まずクライヴの境遇はものすごく辛い
王家の嫡男として産まれたが国も世界も前途多難
おまけに自分は王族が継ぐはずの能力に目覚めていないっぽくて、その能力を受け継いだ弟は病弱
父親は死ぬわ弟は死ぬわ母親は売国奴
しかもその母親に拉致されて奴隷の刻印を刻まれ敵国の兵士にされる
なんというか「これでもか」と言うほど試練が襲いかかるのだ
正直この辺まで見て「なんでこんな辛い思いしなきゃいけないんだ」って思ってたら初っ端からボロボロのジルと戦わされる
ホンマになんでこんな事しなきゃならんのやって感じ
シドと出会ってようやくやるべき事とか色々見えてくるんだけど
そう思った矢先、ジョシュアは自分が殺したという事が発覚
世界感的に奴隷がどうだとかエネルギーが枯渇しているだとかで
ライティングとかも相まってクライヴから見えるこの世界って
もうめちゃくちゃ暗いのよね クライヴだけに
正直この辺までの展開で滅入った人結構いるのでは? 僕は滅入りました
で、いい兄貴分のシドと出会えてジルも目覚めてヨッシャ!世界変えるぞ!と思った矢先
シドは死にました…
いや、なんとなくわかってたけどね わかってたんだけど
そんなにクライヴいじめるか…って感じではあるよね
テーマソングである「月を見ていた」を歌う米津玄師さんがインタビュー記事で
「この作品に携わる一人として、クライヴには幸せになってほしい」って言ってたの思い出した
マジで幸せになって欲しい
まぁでもね、こういうお話っていうのは最初に谷底に突き落とされるからこそ
報われたときがより一層沁みるンすよ
最後に高く跳ぶ為のバネだと思えば話としては面白いからOKです、と
で、時が進んでクライヴは『シド』の名前を継ぎ
大悪党として名を馳せることになる
個人的にはこういう展開好きなんですよね
信念貫こうとする様を自分達は悪党だぜコラって言うの
現実を知らない人達に対する皮肉っぽくて好き ベルセリアみてぇだな?
ほんでまぁこの辺から戦記物らしさが濃くなるんだけど
正直この辺が一番おもしろい
その前のベネディクタを含むドミナントの一人ひとりの考え方、物語など
人物が丁寧に描写され、そこにどう向き合って決着をつけるかが
このゲームの物語における一番おもしろいところだなと思った
フーゴの死に方なんてホント酷くて
ベネディクタの敵ィ!っつってブチギレてるけど
ベネディクタは死に際にフーゴの事なんて一ミリも考えてないんですよね
そんなベネディクタも、死に際には自分が間違っていた事に気付きかけて
シドの影に救いを求めるただ一人の少女に戻っていたりとかして
そういうヒューマンドラマがまた、悲しくて悲しくて
やりきれなくていいんですよね
順調に各国のドミナントを屠りマザークリスタルを破壊し
おまけにジョシュアも生きてたし
意外と自分達についてくれる人もいるんだな~というのも実感できる頃
しかしまぁこの手の構成をしてる物語には付き物なんだけど
まぁまぁ恵まれた生活をしてこうやって現代にビデオゲームやって感想をネットに投稿している身分だと
やれベアラーは許可なく喋るなだの 黙って魔法使えだの
これ系の「悪しき価値観」って1ミリも理解できないんだよな
世の中がこっち!って言ってればみんなそんなにこっち向くんか?ってなっちゃうんよね
後半の方のルボルのクエストとか、魔法使って街の子供助けて
お前ベアラーやんけふざけんな!って言われるのとか えー…って感じ
個人的にヒューマンドラマって「わかる!どちらの言い分もわかる!譲れないよな!」で盛り上がるもんだと思ってるから
片方が完全な悪に見えてしまうと全部しょーもな…って気持ちになっちゃうんだよね…
メインクエストもサブクエストもちょいちょいそういう理解させてくれない価値観のお話が出てくるからたまにちょっとだけうんざりする時がある
それこそがこの作品を戦記物というか歴史物としてリアルに仕上げているといえば、そうなのかもしれないが
で、問題はこっからなんだけど
アルテマの影がちらつき始めてからバルナバスを倒すくらいまでのお話
この辺の展開はなんというか、うーん…やった。
最強で最後の召喚獣のドミナント、クソ強い国の王
どんな奴なんだろうと思ったら、ただの闇堕ち宗教おじさんでした
これ何が悪かったかというと、バルナバスの過去についての説明が不足しているからなんですね
バルナバスがどうして人の世に絶望し、諦めたのか
諦める前はどんな人で、どんな理想を掲げていたのか
そういう事が回想で説明されているだけでよかったのに
そこカットしたら闇堕ち宗教おじさんになっちゃうでしょ
会話しててもミュトス!とか御方が云々…ばっかりで
クライヴが「お前も理想を語っているじゃないか 人であることを捨てられてないじゃないか」って言うの、とてもいいシーンになる予定だったじゃん
そのためにもっとこの人の口から自分の言葉として理想が漏れ出てくるくらいの方がよかったじゃん…って感じた
バルナバス関連のところは正直、このストーリーの中で一番台無しだったと思う
で、満を持して御方のご登場
アルテマくんはどうやら器にするため人を作ったらしい
自分で作ったのに人が自我持っててキレてる
しかも考えが理解できないらしい かわいい
クライヴに安っぽい幻想見せて「もう頑張らなくて良いんだよ」とか言い出すし
「これでも心折れんか!?」じゃねぇんだよw
ストーリー終盤は自分の事を全能だと思ってる可愛いアルテマくんを全力であやすだけです
とまぁかなり端折ってちょけた事を書いたが間違ってるとは思ってなくて
アルテマが大ボスとして登場してから「今までやってきたことはなんだったのか」「急に規模が変わって虚しい」「展開が急すぎてよくわからん」などの感想が出るのは止むなしかなとはちょっと思ってる
個人的にはアルテマの存在自体は結構序盤の方から伏線はってたし
なんかこのマザークリスタルとか言う欠点だらけのシステムには理由があるんやろなっていうのは見えてたから個人的には話の持って行き方には納得できた
(自分、テイルズオブアライズで鍛えられてますんで
ちょっと気になったところがあるとすればクライヴの語りのシーン
人が人としてとか背負って生きていくんだとか
もう語り尽くしただろ!って思ってから5倍くらい言ってて
ちょっとくどかった
名言ってバシッと1発で決めるもんであって何度も擦られると自分に言い聞かせてる感出ちゃってダサいんよ…
特にクライヴって寡黙なところあるし
眼と態度と気迫だけで十分なシーンが結構あったように感じる
あとロゴスってなに
一瞬パルスのファルシのルシがコクーンでパージしたのか?って思っちゃったよ
とまぁなんか書いてみたら結構文句あったけど面白かったよ
特に中盤までは
終盤は…広げた風呂敷は畳んでくれたからまぁいいや
キャラクター
今作キャラクター結構好きなのが多くて
その辺も魅力的な作品だったと思ったので
何人か好きなキャラを紹介したいと思います
主人公と行動をともにする軍団はそりゃ好きなので
それ以外を上げていきたいと思います
ディオン
もう全てが良い
誇り高さ、戦い方、声、顔、喋り方
何を取ってもいい
ハルポクラテスと再会するシーン、マジで良き
散り際すらもカッコいい男
それがディオン
ベネディクタ
戦争という時代が産んだ悲しき女
ただ只管に選択を間違え続けすべてを得ようとしてすべてを失った女
こういう悲しい女、大好きなんですねぇ!ちゃんと殺してあげなきゃね…
バイロンおじさん
個人的に今作で一番報われたと思う人物
甥っ子が生きていたと思ったらもう一人も生きてました!よかったね!
お調子者の可愛いおじさん 大悪党の味方だ!とか言っておきながら
貴族の驕りも抜けてない
トラブルメーカーな性格をしているが、なんと有能
そしてとにかく可愛い、かわいいおじさん
アナベラ
ここまで悪女貫かれると流石に好きです、好きですよ
もう顔からにじみ出てる醜悪さと
自分の弱さに溺れて死ぬところと
なんというかこういうキャラはいないとシマラないっすよね!
タルヤ
いや、好き 顔とか声とか
気丈なところも、推せる
癒やして欲しい
ヨーテ
顔面ティアSSS+ 幸薄そうな顔 is so good
ジョシュアの事守ってくれてありがとう
拷問シーンで肩えぐられるところ、心臓キュンなったわ
カローン
みんな好きだろこういうババア
キエル
かわいいすき
え、知らない?薬売りのディオンを助けた少女ですよ?
いい子でしたよねぇ
番外編
幼少期ジル
この作品で一番可愛いです
正直大人ジルは顔整いすぎてて闘いに慣れすぎてて気高すぎて
かわいいすき!って感じではないんだけど
幼少期のジルは手放しにかわいいすき!と言えますね
システム面
ということで、次はゲームとしてのお話をします
通常戦闘
戦闘自体はアクションRPGとしては並って感じ
アクションは少なめ アビリティはクールタイム
ある程度組み合わせができて、召喚獣を吸収する度幅が増えていく
ガードよりも回避が主体でプレジションドッジが気持ちいい
中ボス以上にあるウィルゲージのシステムとアビリティのクールタイムのシステムが噛み合っていていい感じ
ウィルを削って行ってテイクダウンを取って
テイクダウンを取ったらありったけをブチ込むという流れは気持ちが良い
ただ、基本行動が少なく戦闘は単調
特に雑魚敵戦は剣振ってるだけ
雑魚敵が通常攻撃で怯むの、流石にヌルやないか?
最序盤に手に入れるフェニックスとガルーダのフィートがあまりにも便利すぎてオート補助で戦闘してる感覚すらある
自分なりの効率化やスキル回しを考えないと正直飽きちゃうなと思った
もうちょっと回避を連発できなくしてプレジションドッジにボーナス乗せたら
当身気味に回避するメリットが大きくなるし 回避しそこなったときのデメリットもあっていい感じになるんじゃないかな
モブの種類の少なさもちょっと気になった
大体10数種類くらいのコンパチしかいなくて
ああ、コイツね ああいう攻撃してくるのね
がわかり易すぎた
リスキーモブも結局コンパチばっかりで
なんか前にも倒したなコイツって感じが多かった
あとリミブレの仕様なんだけど
完全にDMCのデビルトリガーなんよね
これ怯まないけど気にしてないと結構ダメージ食らうし回復ソースとしてシブくなる
時間制限があるからガツガツ殴りたいのにエフェクトが邪魔すぎていつ回避いれていいかわからんなる
あとアビリティ強化されないからブッパ火力が伸びねぇ
テイクダウン取った時もリミブレちくちくよりアビブッパの方が効率いい
正直リミットゲージ溜まってるな~ちょっと食らってんな~回復すっか~って使い方しかしてない
なんなら相手が連続で攻撃してきて隙ないときにただただ回復したくて回避連打しながらリミット吐いてたことも何度もあった
リミブレしたらイフリートのアビだけものっそい強くなるとかだったら面白かったのにね
スキルのエフェクトとかはすごい良くて
各召喚獣の秘奥義みたいな奴とかすげぇかっけぇし 威力もヤベぇ
なのに最後の最後までヨダレ垂らしながらルックスガンビットとタイタンカウンター連打してました^p^
召喚獣戦闘
召喚獣として戦闘する奴、めちゃくちゃいい
重厚感とド派手な演出
BGMの異質さ、キャラの掛け合い
このゲームの醍醐味と言えるのではないだろうか
召喚獣パートで難しいと思った戦闘はほぼないのだが
これ自体が体感できるムービーパートみたいなもんだと割り切っていたので
そこは気にならなかったイフリートとフェニックスの合体シーンでえっちじゃん…って思ったので心療内科に行こうと思います
移動
今作は完全なオープンワールドとかではない
正直昨今のオープンワールドにしたいだけの駄作を結構見てきているので
無理にオープンワールドにしなかったところは高評価
ただマップがちゃんと広いのにシームレス戦闘を意識してか移動しづらい地形が多かったり
移動が大変だったりすることが多かった
クエストでは結構な距離を走らされたりしてるのに
移動に関する改善はチョコボの入手だけ
終盤で習得したシヴァのフィートでフィールドを素早く駆け回れるとか
アンブロシアに関するサブクエでアンブロシアが早くなったりジャンプ高くなったりするとか
そういうのがあったら良かったなぁと思った
アイテム
みんな、ブラックソーンに武器を鍛えてもらったことはあるかい?
僕は2,3回くらいしかない
正直紫レアリティの装備作るのにメインストーリー進めてればいいし
紫装備強化ないし
装備強化って機能が死んでる
武器にパッシブアビリティ付くとか継承システムあるとかだったら面白いんだけどな~
剣は剣!攻撃力!以上!!!だなんて今どきのRPGで正気か?とは思ってしまった
最強の武器のレシピを早めに渡されて見たらとんでもないパッシブついてて「つえー!!!絶対この武器作ってやるからな!!!」みたいなワクワク、ほしかったですよねぇ
というのもあって、素材とか何を何に使ってたのかもはや覚えてねぇし
わざわざ集めに行った記憶もない
消費アイテムもなんか進めてればめっちゃ手に入るし
上限あるから爆買いしないし
武器にお金かからんし
もっと単価高くしてお金に意味を持たせて欲しかった
マジで金渋った記憶がないし、金余り過ぎてラストエリクサーをなんの躊躇もなく買ったりなどした 最後までお世話になることはなかった
余談だけどお金の価値観に関してはちょっとすごいなと思った
RPGにありがちな「しかしなぁ、それにはかなりの金が必要で…」(え、その金額主人公余裕で払えますけど…)がなくて
隠れ家の再建にかかるお金とかバイロンおじさんの援助とか
明らかに主人公が用意できない金額のやり取りが行われてるのはすごいよかった こんなところでリアリティ感じるとはね?
グラフィック
この作品を全体的に支えていたのがこのグラフィックの部分なのかなと思っている
唯一中弛みに感じていたバルナバス、オーディン戦も戦闘の演出やグラフィックはここ一番にカッコよかったので退屈せずに済んだとも言える
戦争の真っ只中、暗い世の中に奴隷制度
でありながらファンタジーであることを忘れないライティングが非常に良かった
ただ会話パートになった時の落差がマジで酷い時があって
クライヴが剣構えたり仕舞ったりする時の動作の絵が少なすぎて笑っちゃった
その美麗なグラフィックで雑な動きしないでくれよってなった
まとめ
という訳でいかがだったでしょうか
色々文句言いつつもこれだけ書くことあったし(かなり端折りに端折った結果がこれ)
たくさん書くことがあるということはたくさん思うところがあったというもの
やってよかったです
DLCやるかはまたちょっと考えます
項目で分けた時音楽の話しようかなと思ったんだけど
正直印象に残ってるのがタイタン戦のBGMくらいで
それ以外結構王道だけど薄味って感じで覚えてないんよな…
なにはともあれとても面白かった やってよかった
長文駄文で失礼 読んでくれてありがとう
じゃあね
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