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【📚本-結局、心に従ったほうがうまくいく】

好きな本を再読。
著者のヒロコ・グレースさんは、youtubeで偶然知ったのですが、雰囲気や話し方・振る舞いに惹かれたことから本にいきつきました。憧れる人の一人です。心に残った言葉を纏めました。

人は、自分の心と言動が繋がった時、一番満たされます。
エネルギーが自然と湧き上がるので、壁にぶつかっても軌道修正し、立て直す力を発揮できるのです。いつからでも決して遅くはありません。自分の思いを形にしていく生き方に変えていきませんか。

人生における真のリスクは、「自分の心から離れること」であり、「本来の自分を生きられなくなること」です。誰かが望む生き方を取り入れたとしても、それは誰かが良いと思う生き方であって、自分の望みとは違うもの。それがどんなに大切な人、愛する人が望む生き方であっても、自分を幸せにしてくれることはないのです。

「自分はどんな人生を歩み、どう生きていきたいのか」を自分との対話から丁寧に見つけていく。これがとても大切です。

自分軸を作る為には、自分の本質を知るために、心の声を聴くことが必要不可欠です。ところが、子供のころから世の中の枠組みや人の気持ちを優先して、周囲からの期待に沿うように生きていると、「自分が誰で何が好きなのか」すら、よくわからなくなりがちです。感じ取れるのは、「なんだかもやもやする、いらいらする」という感覚的なものだけ。その結果、知らないうちに、不満が溜まり、不安になったり、いっときの感情に流されやすくなったりするのです。

一番シンプルな自分軸の見つけ方は、「私はどうしたい?これは本当にしたいこと?心は動いている?」と心に問いかけること。自分が望んでいることに気が付き、叶えようとするときって、高揚感を覚えるものです。なんだかわくわくしたり、心が軽やかに感じたり。そして物事がすいすい進んでいく。そんな感覚がしたら、それは「心が動いている」ということです。自分の心に耳を傾けながら、自分の意見を周りの人と融合させる力を持ち合わせることで自分の力が増し、しなやかな軸が育っていきます。


Q.3年後のあなたは、すべてを乗り越え、自分が叶えたかった世界を心から楽しんでいます。
さて、未来のあなたはどのように今の場所にたどり着いたのでしょうか。
過去の自分にそのステップを説明してみてください。


「心の奥底にある想いを形にする」と決めて動き出すと、物事が驚くほどトントン拍子に進みます。
まるで何か大きな力が自分を後押ししてくれているような感覚で、どんどん前へ進んでいくのです。


恋人・夫・子供に「枠」を与えてもらおうとしない
誰かの枠の中で生きようと甘え続ける限り、本当の自分として生きていく力がつきません。そもそも、誰かに枠を与えてもらっているということは、その人の言うことに依存している状態です。すると、自分の心の声よりも相手の声を優先してしまいがち。気付いた時には自分のパワーが減っていて、色々なことがうまくいかず、ネガティブなループにはまりやすくなっていきます。

親や親せきなど、誰かにすすめられて受験しようとしている学生はなかなか学力が伸びないようです。でも、講師との対話を通じて、「自分の目的のために、自分がやりたいから勉強するんだ」と気付けた時、学生は一気にエネルギッシュになって、学力もぐんと伸びるのだとか。

つまり、人に枠を与えてもらい、その人の声に従って生きるのではなく、自分の幸せの為に、自分の力で生きていくことで、人はパワフルになれるのです。
誰かに枠を与えてもらおうとするのをやめ、自分で生きる力を身に付けることで、どんな相手と出会ったとしても、ありのままの自分でいられるようになります。人から与えられた枠は少しずつ取り払っていき、自分らしく生きていくことを選びましょう。


まったく違う環境に飛び込むと、枠=価値観を外しやすくなります。なぜなら、これまで信じてきた常識が正解の非常識であることを知り、一人ひとり異なる価値観を持っているのだと実感することができるからです。

どんな状況でも人生が好調な人とは?
生きる力が大きくなると、柔軟性が高まり許容範囲が広がって、「嫌だ、できない、受け容れられない」ということが減るので結果として生きやすくなります。自分の価値を上げる為には、新しい経験、新しい挑戦を重ねていく必要があります。自分で自分の価値を上げる努力をして、自分で自分を幸せにする。これがとっても大切なのです。

たとえば、何かを学ぼうと思った時、同じ金額を払って講座を受けるにしても、自分の責任で学び取ろうとする人と、与えられるのを待つ人がいます。前者は自ら最大限のことを吸収して、自分の人生に活かしていこうとする意気込みがあります。知らないことを積極的に学ぶのはもちろんですが、「どんな情報からも自分が成長する為に学び取る」という態度で受講するのです。たとえば、受講仲間から厳しい意見をもらったときにも、自分の力でプラスに解釈して、学びを吸収しようとします。
こういう人は「どんなことがあってもよい方向へ進んでいくぞ」という意思があるため、行動もそれに伴ったものになります。その結果として、いつも人生が良い方向に運びやすくなるのです。そして、何が起きてもただ落ち込むのではなく学びを得ようとプラスに解釈できるため、日々の気分も、環境や人間関係といった外的要因にあまり左右されません。
一方、与えられるのを待つ人は、「私を変えてください」という受け身のスタンスです。自分が変われる方法のすべてを教えて欲しいと思っていて、正解を求めます。人生のかじ取りを他人任せにしてしまうのです。その結果、人生の好不調が、置かれた環境や人間関係に左右されるようになります。

自分がより活躍できるように、自分の責任で行動していくことが大切です。

「こうしたい」「あれが欲しい」を言語化する
主体的な人は「相手が必ずしも答えを持っているわけではない」と考えます。
はっきりとリクエストを伝えない限り、欲しいものは手に入らないのです。
自分で考え、言語化して、自分の責任で行動する力を磨いていくことで、心の「満たされ度」は確実に上がっていきます。

不満を感じない人の考え方
受け身になっているときは、周りの人や環境に不満を抱きやすく、「何をしてもうまくいかない」と思いがちです。なぜなら、「自分ではどうにもできない」ために、「周りの人や環境に変わってもらわないと困る」と考えてしまうから。「他の誰かに幸せにしてもらおう」と他力本願で、自分で自分を幸せにできるという本来の力を信頼しきれていないのかもしれません。
でも、誰よりも、自分を一番に信頼できないと、いつまでも幸せにはなれません。本当は、自分の為に真剣に考え続ければどんな問題だって自力で解決できるのです。ですから、「不満は自分が解決すれば良い」「自分でうまくいくようにやり直せば良い」と考え、自分で物事を変えていく力のある人は、不満を感じないのです。

あなたが行動を起こせない理由
最初から「心に沿った行動だけしたい」と完璧を目指していると、いつまで経っても行動できません。なぜなら、常に心は変わっていくものだから。まず、行動ありきで行動した結果うや自分の心の反応を見て軌道修正していく。この繰り返しで自分軸は強化されていきます。
どんな結果になろうとも、自分が自分の味方でい続ける限り、大丈夫。挑戦する人生は、自己信頼を高めていく旅なのかもしれません。

Q.3年後の自分が不安を乗り越え、すべてを叶えているとしたら、不安がっている今の自分に何と声を掛けてあげますか?乗り越えた先輩として何かアドバイスしてあげてください。

この質問を投げかけると、面白いほど、どう乗り越えたら良いのか、自分にアドバイスをするようになります。答えはいつも自分のなかにあるもの。

進んでは軌道修正し、また進んでいく。
人生はこの繰り返し。進化改善の旅路なのです。

行動してから失敗だと思ったら
人生を歩むことを「自分の木を大きく育てること」だと捉えてみてください。
「自分軸」が木の幹です。
この幹に沿って人生を歩んでいる時、人生が上手くいきます。
なぜなら、自分の心に沿っているから。結果的に「成功した」「失敗した」と感じることはあっても、自分の思った通りに行動することで心から満足した人生を送れるのです。
一方、幹から外れて枝に寄り道しているときには、違和感を覚えたり、物事がうまくいかなくなったりします。この状態を長く続けているとやがて人は大きな困難にぶつかり、「失敗した」と感じることが怒ります。「じゃあ、始めから枝に行かない方がよいじゃない」と思われるかもしれません。でも、その違和感や失敗をきっかけに軌道修正し、幹に戻ることで、自分軸に沿って新たに成長し始めるのです。
寄り道は学びの宝庫です。寄り道をすることで、物事を見る視点が広がり、心が鍛えられます。枝が少なくてスカスカな木よりも、枝が多く、葉が青々と茂った木の方が太陽の光を沢山浴びられますし、強風が吹いてもビクともしない強さがあります。寄り道をして広げていった枝は、自分の木、自分の人生の大きな財産となるのです。

失敗が怖いという人は、何かあったときに軌道修正した経験が少ないのではないでしょうか。
失敗したら自分で立て直せないかもしれないと思っているのかもしれません。
でも、実際は失敗して軌道修正をするたびに失敗は怖くなくなります。逆にいうと、失敗をしないと「失敗が怖い」という気持ちはいつまで経ってもなくならないということです。

モヤモヤや違和感を覚える時、物事がうまくいかない時は、
「自分の心と向き合って」というサインです。
心の望みからずれていて、軌道修正が必要だと教えてくれているのです。
そんなときは、一度立ち止まって、じっくり心に向き合うことが大切です。

人生そのものが、本当の自分に出会う旅なのではないかとも感じます。
恋愛でも、結婚でも、仕事でも、子育てでも、何事もやってみないと分からないもの。

まずは一歩進んでみる。そして軌道修正する。この繰り返しで行きたい場所にたどり着けます。

変化は怖いものではなくて、成長のタイミング。
軌道修正を超えたところに、次なるステップの道が見えます。
つまり、軌道修正は「ステップアップ」のタイミングだと言い換えることもできます。
何より、軌道修正を続けていくと、どんな失敗からも学びを得て、次へ活かすことができます。
失敗が失敗でなくなるので、「本当の意味での失敗が起きなくなる」のです。

過去への執着を手放せたら、新しい選択肢ができます。
そして、何かを手放したとしても、自分の価値はまったく下がりません。
むしろ、新しいチャレンジをする分、成長と経験が積み上がり、価値がぐっと上がるもの。
だから、より多くの付加価値をいつまでも創造し続けられるのです。
これまで積み上げたものに執着するのではなく、経験として捉え、未来につなげていくと良いのではないでしょうか。

自分で考え、自ら行動することは、面倒かもしれません。
今より負荷がかかることですから。
でも、人は負荷がかかった時に多くを学び、成長する生き物であることも事実です。

もし、何かしらの違和感を覚えているとしたら、
それはやっぱり、「自分の心に沿った生き方から外れている」というサインです。
見逃さないで、そのサインを。無視しないで、心の声を。

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