香り、あかり、あたたかいもの
気づいたら11月が終わっていたし12月も終わりそうだ。
12月の頭に27歳になりました。
無事にひとつ歳をとった。
本当は、誕生日当日にこのnoteを書き出していた。
その時は低温でめらめらと撹拌しているお湯みたいな気分だったし、そういう文章をしていた。
けど時間が経って今、毎日のように年末のご挨拶をしていたら全然そんな気分じゃなくなった。「皆さまに特大の感謝…」で溢れている。
26歳は、何がどうなったら自分の人生をやれるのかずっと考えていて(でかい悩みだこと)、あれがしたいとかこれじゃないとか、まごまごと生き方を模索しては唸っていた。過ぎるのが早い割にずっと重たかった。
ただ、確かに前に歩めていて、行く先々で光るものをもった色んな人に会えた。進むのって痛いし怖いし、もう散々だって日もあるけど、素敵な人に魅入られるたび吹き飛んで、悩みなんて何でもなかったような気になる。
人から炎を借りて生きている。本当にそう思う。
最近、香りものにハマっている。
釧路の友人宅に行った時にアロマキャンドルを焚いてくれて、傍らでいい香りがするだけでこんなに気分がいいのか、という気づきがあった。ルームフレグランスも香水も持ってたのに、その時初めてそう思った気がする。なんでしょう。釧路マジックかな。ろうそくの火がゆらめく様も、よかった。
何もしないをしに行って、感度が上がったのかもしれない。友人たちも、友人のお家も、お布団屋さんのレンタルお布団も、あたたかかった。
東京に帰ってきてから、PC作業や読書する時、キャンドルやお香を焚くようになった。目にも鼻にも気分にもいい。
こうなると一直線なので、自分への誕生日プレゼントは香水にした。マルジェラのホリデーシーズン限定のものと、焚き火をテーマにした香水。どちらも本当にいい香り。
去年に引き続き、背中を押す会(※誰かがお高めな買い物をする時、ついていって買え!いけ!と応援するだけの会)としてお姉様2人についてきてもらい、迷った挙句2つ買った。焚き火の方、100ml買ったらよかったじゃんという勢いで使っている。
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その時々で、縁のあるものって確かにあると思っていて、今はそれが香水や火のひかりなんだと思う。ランプや、大きく括ればイルミネーションもそうかもしれない。
自分の誕生日から、年末までのこの時期、すごく好き。街がきらきらしていて、いろんな人に一年間ありがとうと言う時期。地続きではあるけど、頑張った一年に、来たる未来に、思いを馳せる時期。
来年も、綺麗なものをたくさん見たい。
遠くに灯る暖色の明かりたちを、ただただ美しいとだけ思いたい。その景色を胸に頑張れるような、一枚の絵として大事にしたい。