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クリスマスはHappy Holiday  NYの幼稚園の行事

12月に入ると日本の各所の幼稚園ではクリスマス会が催され親も参加して楽しんでいるようです。

ニューヨークではミッドタウンにあるロックフェラーセンターの広場に巨大なツリーが運び込まれ、光のオーナメントで飾り付けられます。この巨大な木は、1年かけて全米各地で探すそうですが、輸送も大変でトレーラーとクレーンで設置されます。点灯式は観光客でごった返し、歩くのに難渋します。

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街中がクリスマスムードになり、幼稚園でもクリスマス会のようなものが開催され、両親も仕事を休んで、あるいは仕事を抜け出して参加します。

ただ、クリスマスパーティとは言いませんし、「メリークリスマス」とも言いません。多種多様な人が集まっているニューヨークでは宗教もいろいろですので、「ハッピィーホリデー」と言っていました。
教会の付属の幼稚園だったせいか、12月の催し物では、「ハッピィーホリデー、メリークリスマス、ハッピィーハヌカ!」と3つの言葉を一緒に言っていました。「ハッピィーハヌカ」というのはユダヤ教に配慮したものです。

デパートでもクリスマスセールとは言わず、ホリデーセール、と言っていましたが、これに対して保守層から「クリスマスセール」と言えとそのデパートへのクレーム騒ぎになっていました。

職場でも同僚に対して「メリークリスマス」とは言わず、「ハッピィーホリデー」と言っていました。

ヨーロッパに赴任した時の最初の冬、「メリークリスマス」と言わないのだろうかと構えていると、同僚達は「メリークリスマス」「メリークリスマス」と言い合っています。カトリック中心の国だったせいかもしれませんが、ニューヨークほど宗教に過敏になる必要がありませんでした。

翻って、日本。メリークリスマスと言った数日後には神社・お寺に初詣をしますが、ハロウィンは10月のイベントとしてすっかり定着していますし、最近の幼稚園ではイースターのイベントがあると聞きました。
ついにイースターまでも、と絶句してしまいました。どんなイベントするのか覗いてみたいものです。

海外生活では宗教のことに気を配る場面が多々ありましたが、帰国してからは気遣いせずにイベントを楽しむことが出来てほっとしています。

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