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日本で日仏バイリンガルを育てるためにやるべき10のこと

こんにちは、ひろぴーです。

前回、日仏家庭における「バイリンガル育児の悩み&問題点について書きました。

日本でのバイリンガル教育の問題点を踏まえた上で、どういうモチベーションでバイリンガル育児に取り組んでいったらいいのか、言語の研究をしている先輩からアドバイスをもらいました。

先輩のアドバイスをもとに、今回は、「バイリンガルに育てるためにやるべきこと」について書いていきます。

沢山あるけど、言われたこと一つ一つがとても大事なことで、これを実行できたら絶対大丈夫!という根拠のない自信がつきます。

では早速、みていきましょう。

母語継承するためやるべき10のこと

まずはじめに、先輩からもらったアドバイスを簡単にまとめてみます。

1.はっきりと、フランス語はお父さんとのコミュニケーションツールだと伝える
(親がどれだけ、フランス語を話すことが大事かを伝えること、意識させることが大事。フランス語が嫌にならない様、パパでない他の人がフランス語を話している機会を作る

2.日仏ハーフの子供同士で話させる
3.子供達は、相手と状況をわけて話すので、人・状況によって言語を使い分ける事が大事

4.外国籍の親の家族とビデオ電話などでフランス語を話す機会を増やす

5.フランス語を使うメリットを理解させる

6.他の日仏家庭と繋がっていくこと・協力していくことが大事
→情報交換&絵本のお古をリサイクルできる
→パパ以外のフランス語圏の人が読み聞かせすることも大事

7.子供+パパ+他の人の話を聞く。
→パパ以外の人もフランス語を話している状況を作り、仏語を聞かせる

8.外国人のパパ→異質なものにさせない

9.フランス語を他の人とも繋がる言語にしてあげる

10.子供だけじゃなく、お友達の親にも理解をしてもらうことが大事(いじめ防止)

これらの母語継承するためにやるべき10のことに共通するポイントをまとめると↓

「フランス語は大切な言語だと色々な視点から子供たちに見せてあげ、子供たちのフランス語学習への意欲を持続させる‌」

ということではないでしょうか。

小学校までにやるべき3つのこと

先にご紹介した「母語継承するためにやるべきこと10つ」の中から、特に小学校に入る前にやっておいた方がいいことを3つ取り上げてみます。

・小学校上がる前に、フランス語の読み書きを少しでも教える
・フランス語圏の人との横の繋がりを大切に(定期的あう)
・村に暮らしているフランス語を話せる人との交流

1つずつ見ていきましょう。

小学校上がる前に、フランス語の読み書きを少しでも教える

未就学児をお持ちの日仏家庭のみなさん、お子さんは今アルファベットをどのくらい言えますか?

うちの場合、次女はABCDまで。数字は全然ダメですね。
長女は、A~Nまで、数字は1~10(なぜかいつも、7と8が逆になる)

長女が4歳11カ月になり「小学校に入る前にフランス語のアルファベットと数字を教えといた方がいいんじゃない?」と思い、1カ月位前から教えはじめました。(←遅い方かもしれません)

知り合いの3歳になる日仏ハーフの男の子は、すでにアルファベットのA~Zの大文字・小文字&数字100まで言えるそう。

どうやったらそんなに覚えられるのか・・・・・うちの娘たちを見ていると、信じられないですね。(個人差がかなりありそうです)

先輩が、フランス語書籍専門の本屋「欧明社」を教えてくれました。
教材を取り寄せてみるのもいいんじゃない?とアドバイスしてくれました。

フランス語圏・フランス語話者との横の繋がりを大切に(定期的にあう)

フランス語圏を話す人たちの横のつながりを作る、これには2つの重要なポイントがあります。

・パパ以外の人がフランス語を話すのを聞く
・パパがフランス語を他の人と話しているのを聞く

とにかく「フランス語を話すのはパパだけじゃないよ、フランス語は重要な言語なんだよ」とみせていくことが大切なのです。

うちの場合、私と夫の会話がフランス語なので(夫の日本語が上達しないので諦めました)子供達はフランス語がパパとママの共通言語、という認識はあると思います。

小学校にあがってからもフランス語を嫌がらずに話してくれる様、私達夫婦&+のフランス語に触れる機会をできる限り作ってあげることが大事だ、とアドバイスをもらいました。

幸運なことに、今暮らしている村にフランス語を話せるママが2人います。

2人ともフランス滞在歴があり、一人のママはバイリンガル並みにフランス語が話せます。こういう人たちたちとの交流を深めていくことも大事だと思っています。

外国人家族とビデオ通話で交流

ひろぴーの様に、すぐ近くにフランス語圏の人がいない場合、どうやってフランス語にふれる環境を作っていけばいいか?

考えられる解決策はこちら。

「外国人国籍のパパの両親とビデオ通話を利用して、子供がフランス語にふれる機会を作る」

知り合いの日仏ハーフの家庭の話を聞いても、ビデオ通話はかなり有効な方法です。(いい時代に生まれました)
フランスのおばぁちゃんとビデオ通話でつないで、一緒にお菓子を作ったり。
楽しみながら、フランス語に触れることができますよね。

ちなみに、カリビアンの夫は長い時は3時間位家族と話します。(←長すぎ!)
もともとおしゃべりが好きなので、自然と子供たちはフランス語を聞く時間が確保できてます

まとめ

日本での日仏バイリンガル育児についての情報って、実はあまりないんです。

そのことに悶々としていたので、先輩からのアドバイスで一気に目の前がパーッと明るくなりました。

言語を研究している先輩のアドバイスを、もう一度まとめてみます。

  1. はっきりと、フランス語はお父さんとのコミュニケーションツールだと伝える
    (親がどれだけ、フランス語を話すことが大事かを伝えること、意識させることが大事。フランス語が嫌にならない様、パパでない他の人がフランス語を話している機会を作る)

  2. 日仏ハーフの子供同士で話させる

  3. 子供達は、相手と状況をわけて話すので、人・状況によって言語を使い分ける事が大事

  4. 外国籍の親の家族とビデオ電話などでフランス語を話す機会を増やす

  5. フランス語を使うメリットを理解させる

  6. 他の日仏家庭と繋がっていくこと・協力していくことが大事
    →情報交換&絵本のお古をリサイクルできる
    →パパ以外のフランス語圏の人が読み聞かせすることも大事

  7. 子供+パパ+他の人の話を聞く。
    →パパ以外の人もフランス語を話している状況を作り、仏語を聞かせる

  8. 外国人のパパ→異質なものにさせない

  9. フランス語を他の人とも繋がる言語にしてあげる

  10. 子供だけじゃなく、お友達の親にも理解をしてもらうことが大事(いじめ防止)

「母語継承するためにやるべきこと10つ」の中から、特に小学校に入る前にやっておくべきこと3つはこちら。

・小学校上がる前に、フランス語の読み書きを少しでも教える
・フランス語圏・話者の人との横の繋がりを大切に(定期的あう)
・外国人家族とビデオ通話で交流 この記事が、日本在住の日仏ハーフをもつ日本人ママの参考になれば、嬉しいです。

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