地方移住で好きを仕事に。収入源は複数あっていい。
こんにちは、地方移住4年目のひろぴです。
今回は、移住4年目にしてみえてきた、自分らしい田舎での働き方について、今思うことを綴ります。
都会を離れ、もっと自然の近くで暮らしたいと思い、地方への移住を考えた時、一番不安に感じるのが「仕事探し」「収入源の確保」ではないでしょうか?
「移住後の仕事がみつかるか、不安だな......」
もちろん、私達もそう思っていました。
空前のパンデミックにより、リモートワークが日常になりつつあります。会社に席をおきながら地方で暮らす、そんな生活も十分可能になってきていまよね。でも、実際そんな暮らしを、地方に移住したいサラリーマンすべての人ができるわけでもありません。地方に生活拠点を移すには、大変なこともあります。
私も、都会から地方に移住したいと思った時、地方での暮らしがどうなるのか、想像できませんでした。「こうなるだろう」と、イメージしていても、実際に暮らしてみないとわからない事の方が多いです。
そんなわからないことも多い地方移住後の暮らし。移住4年目のひろぴがつつみ隠さずご紹介していきます。
・地方移住後の、仕事探しの実態を知りたい
・いけばなんとかなると思っているけど、不安もある
・起業する予定だけど、準備するまでの期間仕事をしたい
そんな地方移住を視野にいれている、あなたの参考になればと思います。
パラレルワークで、好きを仕事に!収入源は複数あっていい
移住した村は、農業が盛んな地域です。また、隣村にはスキー場もある観光地。夏は農業でがっつり働き、冬は隣村のホテルで期間限定の仕事、という働き方はこちらでは割とふつうの働き方。
また、大工仕事をしたり、お菓子を作って販売したり。週5でがっつり会社で働く、というスタイルは私のまわりの移住者の中にはいません。みんなそれぞれ、田舎でやりたいことがあって移住してきているからでしょうね。
仕事よりも自分たちが本当に幸せだと思う時間の使い方、暮らし方を選ぶと「パラレルワーク」になるんじゃないかと思います。
我が家の収入源
まずはじめに、我が家の家族構成と、現在の収入源の状況をちょっとだけご紹介します。
家族構成:夫 隣村のホテルにて勤務(9時30~17時、季節によって変動)
娘2人 5歳&3歳
ひろぴ 農業、WEBライター
地方移住4年目のひろぴは、現在4歳&3歳の娘を保育にあずけ、農業バイト週2~3,在宅でライティングの仕事をしています。月収でいうと、6万円前後です。ライティング記事は月に2~3本。稼働時間は娘たちを保育園に預けている時間、9時~16時。
夫の収入と合わせると16万円前後です。(夫の仕事の繁忙期により上下あり)
移住したばかりの頃は2人目を妊娠中、出産&育児で1年半仕事はしていませんでした。その後「働かなくちゃ」と思い、1歳5カ月で娘を保育園に預け、近くの食品工場で、9時~16時、週5でパート勤務をしていました。ですが、色々あり、10カ月で退職することになります。
その時の状況はこちらの記事で↓
週5でパート勤務をしていた時は、気持ちが常に悶々としていました。「これでは都会にいる時とあまりかわらない」パートの仕事が段々ストレスになっていくなか、こんなことを思いました。
「地方移住の目的は何?」
「地方移住して、その土地で何をしたいのか?」
ここをちゃんと明確にしておくことが超重要だと気づきます。
もし移住先で「起業したい」のなら移住後すぐに、できたら1年以内に起業準備にとりかかってしまった方がいいです。「鉄は熱いうちにうて」私はそれを強く痛感しました。移住してやりたいことがあるなら、それを最優先にやってしまいましょう。(しつこく何度もいいます)
私も、移住当時は「前職をいかして、鞄や雑貨を作りたい」そんな気持ちもありましたが、村営住宅では場所の確保をできないこと、ライティングの仕事が案外楽しいので今はそちらを優先しています。
田舎にも案外働く場所はある
移住先にもよりますが、案外村内でも仕事はみつかるもんだな、という印象です。というのも、地元の人優先で採用する地元企業も多いですし、そもそも、市街から離れた村にわざわざ仕事にくる人もあまりいません。村内の企業と村民がマッチングしやすいんですね。
私が住んでいる村の求人をみてみます。
【私が住んでいる地域の求人の例】
・食品工場
・道の駅
・村営の施設(スポーツセンター、博物館、地場産、等)
・役場
・郵便局
・農業
・宿
・製紙工場
・コンビニ
・レストラン
・ホームセンター etc
大きいスーパーはありませんが、生活必需品を購入できるお店はそろっているので、当然求人もあります。現金収入を得つつ、半分は自分の好きな仕事をすることも可能です。
地方移住後、仕事の探し方
そして、なんといっても田舎暮らしで必要なのはコネです。顔が広ければ広いほど、仕事の話は舞い込んできます。また、「私、仕事さがしています」と宣伝しまくると、忘れた頃に仕事の話をもらえたりします。私も「農業をしたい」とママ友に言いふらしていたら仕事をもらえました。
案外多いのが「仕事をやめるから、引き継がない?」と誘ってもらえるパターン。割とオーナーがゆるい感じのホテルや、個人経営のお店に多いですね。顔見知りだと安心というのもありますね。
田舎は、経歴や実績よりコネクションが大事。
やりたい仕事があれば「やりたい!やりたい!」と宣伝しまくりましょう。すぐには無理でも1年後にはその仕事をゲットできているかもしれません。
田舎だからこそ、楽しいことをしよう!
移住して2021年で4年目に突入します。4年目にしてやっと手に入りそうな、田舎での自分らしいワークバランス。ここに辿りつくまでに紆余曲折ありました。でも、不思議なもんで楽しくて好きな仕事をしはじめると、次々に新しいことに挑戦したくなるんです。
私の場合、ライティングの仕事は娘の保育園を継続するためにはじめた、未経験の世界。それでも「本気で取り組みたい」と思い、ライティングの講座を受講。文章スキルを磨くことで得られる未来に、ワクワクしています。
そしてつい先日、ライカレを卒業。受講中にやりたいことを見つけました。それは「地方の魅力をライティングの力で発信」することです。
なんと嬉しいことに、
村内で交流のあるママが、実は地元では超有名な雑誌の編集者だったことが判明。出版社を立ち上げたのも彼女だと知り、驚き2倍!地方では、ライティングを仕事にしている人がほぼいないので、自分がやるしかない!彼女にアドバイスをもらいながら、一緒に地方の魅力を発信していきたいなと思っています。
1つの収入源にたよるのではなく、収入源は複数あっていい。ワクワク感が消えないうちに、やりたいことをやってしまおう!と思います。
まとめ
「自然の中で子育てをしたい」
「山に囲まれた場所に戻りたい」
都会での生活に疲れてきていた6年目、私達夫婦は地方への移住を決めたわけですが、はじめからすべてうまくいっていたわけじゃありません。凄く悩んだ記事もありました。でも、あの時思い切って決断して本当によかったと思っています。
移住後の生活は人それぞれ。
移住してすぐにカフェをオープンした人
協力隊員を経て、好きなことを本業にしている人
農業一筋で、10年後にジェラート屋さんを開いた人
移住後すぐにパン屋を開業したけど、今は別のことをしている人
それぞれのペースでいいのだと思います。
自分がしたい理想の暮らし方に向かって行動していれば、亀の速さでも着実に前へ進んでいけます。暮らす場所を変えれば、働き方も変わります。働き方を変えれば、暮らし、時間の使い方も変わっていきます。
移住する前に、移住してからの生活を心配しすぎる必要はありません。そんなことを心配するよりも、移住後にしたい生活を迷いなくやってしまった方が、結果自分たちの理想の暮らしを早く手にいれることができます。
でも、回り道して見てきた景色は自分の経験になり、活かされる時が必ずきます!
私が移住4年目にした、パラレルワークという働き方。地方移住を考えているあなたの働き方のヒントになれば嬉しいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
地方での暮らしについて、また更新していくので遊びに来て下さいね。
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移住後に菓子製造業をはじめた友人にインタビューしました。もしよかったらこちらもあわせて、読んでみて下さいね↓