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記憶のエッセイ

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#生きる

普通の日々を届けたい

普通の日々を届けたい

「人は病に勝てるのか?」そんなことが、2週間前からずっと頭をぐるぐる巡っている。

父が入院した日から一週間後、担当医師から電話口で告げられたのは「最悪の場合を覚悟してください」という内容だった。

私は突然の知らせに驚くとともに、4月から始める予定だったライターの仕事をストップして出来るだけ父を応援し、家族を優先することにした。とはいっても、今はコロナで面会が一週間に2度。

「今、父にしてあげ

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死に際に、後悔しない生き方を

死に際に、後悔しない生き方を

あなたは「死」を意識したことがあるだろうか?

私は、外国人の夫と出会い「死」というものを意識するようになった。そして今、一番近い存在である家族の「死」に向き合わなければいけない状況にある。

それは、突然の知らせだった。

父親の急変一昨日のお昼、母から1本の電話があった。

父親が風邪をひいたと聞いていたので、父親の状態はどうかと聞いてみると「地獄だ」という。よくよく聞いてみると、父親がかなり

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