養護教諭が持ち歩いてるもの
前回の記事で触れた、エプロンの中に何を入れているのかというお話。
実はエプロンだけでは足りないので、ウエストバックをつけている。
エプロンに入れているもの
①ハサミ
主にガーゼや包帯を切る時に使うけど、割といろいろ便利。
②体温計
いちいち救急ワゴンに取りに行くのが面倒なので持ち運んでいる。廊下や職員室でもサッと出せて便利。
③ホワイトボードペン
熱中症表示では特に使うけど、いろんな物に書けるしアルコールで消せるので便利。
④使い捨て手袋
2〜3枚入れている。ケガの手当てやゴミ拾い、見回り中のトイレ掃除等よく使う。
⑤ゴミ袋
汚物入れ用の黒い袋だが、嘔吐やらゴミやら汚れた衣類を入れたり等よく使う。吐き気がある子にはとりあえず持たせる。
⑥サージカルテープ
ガーゼや包帯止めに使用。小さくてすぐ無くすのでポケットに入れている。
⑦絆創膏、トゲ抜き、アルコール綿
絆創膏は廊下を歩いているとよく求められるので、まとめてプラスチックケースに入れている。
⑧キューマスク
人工呼吸用の感染防止のためのマスクだが、使う出番がないことを祈る。これもプラスチックケースに入れている。
⑨笛
何かあったときに人を呼ぶための笛だけど、今のところ大声でなんとかなっている。これもプラスチックケースに入れている。
ウエストバックに入れているもの
①メモ帳
実は付箋の方が使い勝手がいいのだけど、すぐ折れ曲がるのでメモ帳になった。
②印鑑
学校の書類はまだ印鑑が絶対必要…早くサインになってほしい。
③ペン
ボールペン、油性ペン、蛍光ペンなど複数ある。なぜならすぐ机に置きっぱなしにして肝心な時に使えないから。
④症状カード
子どもが自分の状態を言葉でうまく伝えられない時に見せたり、痛みレベルを確認するときに使う。
⑤感情カード
感情表現が苦手な子に今の感情に近いものを選んでもらって、話のきっかけに使う。
⑥サチュレーション
血中酸素濃度を測るもの。とても便利だけど小さいので携帯している。肝心な時に電池切れを起こす。
⑦アクションカード
救急搬送レベルの時に周りの先生や子どもに指示するためのカード。「職員室に行って応援呼んで」「119電話して」「AED持ってきて」等がある。
あと意識レベル確認表も一緒につけている。
⑧スマホ
写真には入っていないけど、スマホは持ち歩いている。私の所属する自治体では、教員はスマホは校内での持ち歩きを禁止されている。でも本当の緊急時にスマホはめちゃくちゃ役立つ。だからこっそり持ち歩いている。
⑨カギ
保健室や薬品庫、個人情報が入っている鍵束をバックにつけている。それも落とさないように紐付きにしている。
荷物の総重量を測定したら約600gでした。
これ以上は増やさないようにしたいですね。