中国人スタッフのマネジメントは大変?
中国人スタッフという括りは正しくないかもしれないが、
日本では中々あり得ないな、と感じる点では少なくとも外国人スタッフだからこそのやり取りが先日発生した。
弊社が入っているオフィスは上海のとあるシェアオフィス。会議室が最近完全に鍵をかけられ、予約をすると掃除のおばちゃんが鍵を開けに来てくれるシステムになった。
これがめっちゃくちゃ厄介。
まず、絶対に開けに来ない。開けに来ても時間にちょうど間に合うことはない。
ズーム会議などをやっていると大体の人が1ー2分前には入っていることが多い。ただ、鍵を開けてくれないので、ズームに入ることは出来ても待ちぼうけをくらいのだ。そして、いつ来るか分からないから会議どころではなくなってしまう。
中々のシステムでしょう?
そして、私の最も長いアシスタントに先日いつもの様に「13時から会議室予約しておいて」とお願いした。
もちろん、彼女はおばちゃんたちが時間通りに来ないことなんてとっくに知っている。
さて、12時50分。
私はささっとサラダをかきこみ、準備をしてソワソワし始めたが、まずアシスタントは外出中。ランチに行っている。
「会議室、大丈夫?」
メッセージをしてみたが、5分ほど待っても返事がない。
12時55分。
アシスタントに電話をしてみた。しばらくして出た。
「会議室どうなった?」
「え?まだ開いてないの?」
「それは知らない。ただ、いつもなら開いてないでしょ」
「今、オフィスの下だから急いで言います」
結局1時ちょうどにおばちゃんが来て、開けてくれた。
会議が終わった後に、アシスタントを呼び、聞いてみた。
私「さっきの会議室、なんで直前に確認しなかったの?」
アシ「今日は食事を外でする予定があったから、ギリギリになったし、事前にオフィスの受付にはお願いしておいたよ!」
私「いや、事前にお願いしても毎回やらないのは知ってるよね?」
アシ「じゃあ、何?私が今日(物理的に)飛んで戻ってくれば良かったってこと??」
私「いや、予測できることを出来てないって、新人と同じだよね」
アシ「私は、管理職とかそういう職位与えられてる訳でもないのに、そうやって色々求められないといけないの??」
これ、実際にこの内容を言われています。そしてかなり強く感情的な口調で。中国語で。
言うことは言う、人の話は遮って聞かない、権利だけは思いっきり主張する。こういう人は何か追い詰めてしまった時も怖いです。自分の利益の為ならなんでもするので。
会社を作った時からずっと一緒にやってきた仲間ですが、今まで甘やかしすぎたのかな、とか今後どうやって評価をしていこうかな、というのが非常に悩ましい。
初期のメンバーがビジネス拡大局面でついて来れなくなる、(社長も含む)という話はよく聞くが、それに該当するのかもしれない。
そもそもの言い方とか考え方が、とにかく他責であり、全てが外部環境や他人のせい、が先に来てしまう。
それを指摘すると、また他のせいを口に出してしまう。他責の無限ループ。
ここで難しいのが、私の様に日本人一人で経営をしていると、
「これはこの国の文化なのか?」
と悩み出すこと。
これがこの国で当たり前のことなのであれば、ある程度受け入れないといけないし、尊重しないといけない部分もある。
他の日本人経営者や、中国人の友人などにも相談してみるが、この辺りの文化と自分の思想のバランスは難しいなと感じますね。
それでは、今週も楽しく!