もりゆき

MTGプロ茂里憲之 一般TCG理論ととりとめのないエッセイ

もりゆき

MTGプロ茂里憲之 一般TCG理論ととりとめのないエッセイ

メンバーシップに加入する

①茂里に記事を書くインセンティブを与える場所 お金を払ってでも茂里に記事を書かせたいと思ってくれる人がどれだけいるかは、書きものの活動に人生でどれだけ力を入れるか判断する指標になる。入ってもらえると嬉しくてやる気が出るし、頑張って書く合理的理由にもなる。 ②なんでも好きなことを言う場所 雑談をするもよし、質問をしてみるもよし。 ③わざわざ記事にするほどでもない失敗したクソデッキを垂れ流す場所 茂里がどんなクソデッキを作ったか見れる(現在多忙により更新ない月も多いです、すみません)

  • Non Foil

    ¥800 / 月
  • Foil

    ¥1,500 / 月

マガジン

  • 全カードゲーマー読んでくれ

    マジックがわからなくてもカードゲーマーになら面白がってもらえる、一般的でマジックの例が少な目の記事をまとめています

  • 全俺に興味ある人読んで

    経歴や考えたことなど比較的個人的な記事のまとめ

  • MTGプレイヤー向け

    MTGの話は環境依存性の高いものが多いので、そうでない普遍性の高い過去記事をここにまとめます。

  • クソデッキ研究誌

    • 7本

    クソデッキがなくてTier1しかない世界なら――私はこんな世界滅んでもいい。 だから、いままでもこれからもクソデッキと共に。

最近の記事

  • 固定された記事

一般TCG理論本 noteから購入用

私はゲームから全て学んで得てきた。 だから特定のゲームへの思い入れはないが、ゲームを通じた体験に対する思い入れや情熱は溢れんばかりにある。しかし、アフィのためのインプ稼ぎに汚染された汚い世界で、隙間時間すらも搾取対象になっていく…。学習機会をゲームから得られないデジタルな格差固定に忌避感がある。 そんな中でもゲームは中長期で何かに取り組んだり、夢中になってものを学ぶ機会であり続けてほしい。そのためには、特定のタイトルや環境限りではない一般的なTCGで通用する理論を作りたい

¥3,000
    • 【トレーディングじゃんけん】カードゲームのプロ、ゲームを作る

      有料記事設定をしていますが、全文無料です。開発のご支援をお願いするために有料設定をしております。ご容赦ください。 軽く自己紹介トレーディングじゃんけんというゲームをリリースしました! こちらのリンクから遊べます インストール不要、ユーザー登録不要、広告なし、無料です。 遊んでくれた方はありがとうございます、まだの方はこれからぜひ。 はじめての方のために自己紹介しますと、私、茂里憲之は2021年までMTGのプロカードゲーマーをしており、その後一線のプレイヤーというよりは

      ¥1,545
      • 【スタンダード】はじめての赤単

        前書き:アグロの記事をデッキの測り方実践編として私はゲームの解明が好きで、得意なアーキタイプというものを考えないようにしていた。強ければなんでも使う、得意じゃないものが一番強いなら使えるようになればいいと…。 しかし、ついぞアグロを使わずにプロ契約が終了しはや3年、そんな時世界選手権で赤単が4位に入賞し、その後のスタンダードチャレンジで75枚コピーが優勝した。 デッキを見るとこれは強いし、しかもまだ強くなる余地があるように見えた。世界選手権までMTGを暫くやっていなかった

        • デッキの強さを測る【理論編】

          理論編では #一般TCG理論 の内容として具体例を出さずに、続編の実践編ではここで書いた内容にあてはめながら、MTGのデッキ解説をする。 理論編では、デッキそのものの絶対的な強さを判断することを前半、環境の中でそれが勝てるデッキかという相性込みの相対的な強さを判断することを後半で書く。 デッキを見る最大値でデッキを見てものさしを作る まず、デッキを見たときにやること。 カードを強い順に並べてみる。1ターン目、2ターン目の最高の動きを想定して、どういうシナジーがあるか考え

        • 固定された記事

        一般TCG理論本 noteから購入用

        マガジン

        • 全カードゲーマー読んでくれ
          21本
        • 全俺に興味ある人読んで
          8本
        • MTGプレイヤー向け
          25本
        • クソデッキ研究誌
          7本

        メンバーシップ

        • ヒストリックちょっと考察

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 気軽な質問、雑談

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 実家の限界集落アルケミーに帰省します

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • スタンダードいちおしデッキ

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • ヒストリックちょっと考察

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 気軽な質問、雑談

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 実家の限界集落アルケミーに帰省します

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • スタンダードいちおしデッキ

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります

        メンバー特典記事

          【スタンダード】はじめての赤単

          前書き:アグロの記事をデッキの測り方実践編として私はゲームの解明が好きで、得意なアーキタイプというものを考えないようにしていた。強ければなんでも使う、得意じゃないものが一番強いなら使えるようになればいいと…。 しかし、ついぞアグロを使わずにプロ契約が終了しはや3年、そんな時世界選手権で赤単が4位に入賞し、その後のスタンダードチャレンジで75枚コピーが優勝した。 デッキを見るとこれは強いし、しかもまだ強くなる余地があるように見えた。世界選手権までMTGを暫くやっていなかった

          【スタンダード】はじめての赤単

          5分で語れるようになるShow Tellクイックマスター

          どういうデッキ?《実物提示教育》(英名Show and Tellから通称ショウテル)から《全知》を置くと、勝つ。 勝ち筋は《全知》がある状態で《首謀者の収得》や《願いのフェイ》(通称ウィッシュ)でサイドボードから《副陽の接近》を持ってきて二回キャストが多い。 レガシー禁止カードの《悪魔の教示者》や《時を越えた探索》、下フォーマットはよく知らないけどなんかすごいらしい《渦まく知識》にアルケミーカードの《チーム結成》とバカみたいにドローとサーチが強いのですぐに《全知》+《実物

          5分で語れるようになるShow Tellクイックマスター

          競技的デッキビルダー論、強くなるというよりは弱いまま勝つ方法

          「自分は対戦よりもデッキを作ることが好きなんだ」 そういうと、競技勢とかガチ勢みたいなものより、カジュアルに好きなデッキを作ることが好きなんだと勘違いされることがある。 違う。私の中でデッキは勝つために作るもので、最高に楽しい。達成感もある上に簡単だ。Tier1のコピーで勝つのは難しくて面白くない。 この記事の目的は勝つためにデッキを作る、考え方やその方法論を伝えることだ。 断っておくと、私は随分カードゲームに対する捉え方が変わっているようだから、そのまま参考にできる部

          競技的デッキビルダー論、強くなるというよりは弱いまま勝つ方法

          ボロスピア・ナラーの誤謬と真実(ほぼ無料)

          マジック:ザ・ギャザリング ジャパンオープン2023のチームデッキについて 初めて使ったのが提出日前日だったので、強さに気づいて、急いで共有して、チームメンバーとのすり合わせもいまいちで終わってから改善点も出た。反映した最終版がこちら。 ボロスピア・ナラーもとい、徳目アグロコントロールというデッキについてこのデッキの最大の誤解は軽量カードがたくさん入っているのでアグロであるということ。実態はミッドレンジ~コントロールぐらいのデッキでコントロールっぽいゲームメイクをすること

          ボロスピア・ナラーの誤謬と真実(ほぼ無料)

          RCF TOP4脂牙デッキメモ

          https://twitter.com/PlayMTG/status/1672835359757987841 せっかくイベントに出て勝ったので簡易メモ 千葉の魅力とか、参加レポートは簡易メモではなく、改めてちゃんと記事にする予定。これは本当にメモだがサブスク限で質問に対しては可能な限り回答や追記などで対応するつもり。200字以内で答えられることなら基本何でも答えるし長くなりそうでも善処する。コミュに入って気軽に質問ください。 デッキ選択理由:借りれたから https:

          RCF TOP4脂牙デッキメモ

          ヒストリック予選ウィークエンド調整録

          ジャンドヨーグモスとアルカニストの調整録。 悔しかったアリーナCSの後のヒストリック予選 勝ちたいよね、アリーナの王だし とりあえずベンチマークになるのはアリーナCSの順位 いいと思ったデッキはアルカニストとマルドゥリアニ これらがいいと思った理由を含めて主要なデッキの評価 ①イゼットウィザード 評価:弱い 対策:必須 優勝デッキではあるが、全員がガードを下げすぎたところを疾走していったという印象で、評価は変わらず。《ナヒリの戦争術》で天敵の《黙示録、シェオルドレ

          ヒストリック予選ウィークエンド調整録

        記事

          カードゲームにコーチングはあったほうがいい

          カードゲームにコーチングはあったほうがいい。 英語圏ではプラットフォームがあり、ポケカ、MTGなど複数タイトルのコーチングの申し込みができる。しかし、日本語圏ではまだ一般的ではない。 断っておくとポジショントークではない。コーチングを自分がやる予定は今のところない。 なんなら、私は誰にも師事することなくMTGを初めて一か月でオンラインランク一位になったし、そのまま2年でプロになったので、どっちかというと存在そのものがコーチング不要論の根拠に使えそうな人間である。 しかし、コー

          カードゲームにコーチングはあったほうがいい

          面白い記事を書こう

          覚えて帰って欲しいことは二つだ。二つだけでいい。これだけ覚えてくれれば、この記事は有意義になるし、あなたの記事は面白くなる。 書かないこと一つ目は、書くことの本質は書かないことである なぜ人はあなたの記事を読むのか? もしこれが100年前とかなら「暇だから」が答えになりうる。しかし今はインターネットがあり、人生をかけても消費しきれないコンテンツがあるのだから、「暇だから」は基本ない。 「役に立つから」も難しい。インターネットを探せば役に立つ情報はそのうち出てくるからだ

          面白い記事を書こう

          デッキ画像やサイドボード画像を作ってページごとシェアできるサービスを作った

          便利でいいサービスを作りました!使ってね! https://sideboard-share.vercel.app/deck-viewer なんと無料で広告も出ません。 できることこんな感じのデッキ画像がインポートリストから簡単に作れます。カードプールはアルケミーカードからヴィンテージまでいけます。 クリックやドラッグアンドドロップの簡単な操作でカードの順番を変えたりもできます。 記事での人気コンテンツのサイドボードガイド、あれいちいちカード名書くのクソめんどくさくないで

          デッキ画像やサイドボード画像を作ってページごとシェアできるサービスを作った

          ネットリンチ、人間のバグ

          人間は「みんなで幸せになる」より「みんなで不幸になる」が好きな動物である。 人類の主な本能は先祖がサバンナで生活していた時代に形成されたと言われている。このとき、栄養は希少だったし、食べ物を生み出す今のような技術はなかった。資源の総量は少なくかつ、増える幅もなかった。 栄養は貴重だったから、「食べられるものがあればできるだけ蓄えよう」という本能が形成された。現代では食べ物が簡単に手に入るから、必要以上に食べ物を蓄えて肥満になる人が、飢える人より多くなった。 今のような技

          ネットリンチ、人間のバグ

          5分で語れるようになるShow Tellクイックマスター

          どういうデッキ?《実物提示教育》(英名Show and Tellから通称ショウテル)から《全知》を置くと、勝つ。 勝ち筋は《全知》がある状態で《首謀者の収得》や《願いのフェイ》(通称ウィッシュ)でサイドボードから《副陽の接近》を持ってきて二回キャストが多い。 レガシー禁止カードの《悪魔の教示者》や《時を越えた探索》、下フォーマットはよく知らないけどなんかすごいらしい《渦まく知識》にアルケミーカードの《チーム結成》とバカみたいにドローとサーチが強いのですぐに《全知》+《実物

          5分で語れるようになるShow Tellクイックマスター

          一般TCG理論・ここから理論をはじめよう

          自己紹介に代えて私はTCGに救われた人間だ。 私は25歳のときにMagic :the Gatheringの世界上位24人のプロであるMagic Pro Leagueのプレイヤーになった。思い返せばカードゲームが全てだったという人生であるが、その中でも特にということを挙げるとすれば3回TCGに救われたと思うタイミングがあった。 一回目に救われたのは少年期のときだ。コミュニケーションが苦手で勉強もせずに運動音痴で、努力しないのにプライドだけはしっかりしたカスのような人生を18

          一般TCG理論・ここから理論をはじめよう

          カードゲーム基礎力をつける・おすすめ読書リスト

          #一般TCG理論 参考文献集ということで、過去記事で引用したもの中心にカードゲーマーの基礎力に繋がっていると私が感じているものを挙げていきます。多分ぱっと出ないだけでもっとあるので、思い出しながら適宜追加します。 図書の推薦も大歓迎です。私にメッセージしてくれてもいいですし、 #カードゲーマー読書 タグでおすすめのものを発信してみてください。 以下の順番でまとめます ①ゲーム理解系 我々がプレイしているゲームの性質や現れる数字はどういうものなのか ↓ ②判断系 実際そこで

          カードゲーム基礎力をつける・おすすめ読書リスト

          俺たちはゆでエビと違って人間だし生きている

          先日友人の家でドラフト(MTGの遊び方のひとつ)をして遊んだ。昼は寿司をとった。 8人でシェアして寿司を食うと、ウニ、中トロ、いくらのような人気かつ高額なネタは「〇〇食べるね」と、親しき中にも礼儀ありという感じの会話が発生する。さて、そんなとき、だれもが無言で了承を取ることなく食べる不人気なネタがあり、その中にゆでエビは含まれるだろう。少数のゆでエビがすごく好きな人もいるだろうが、そういう人が「ゆでエビ大好きだから全部食っていい?」と言ったら私なら快諾するし、なんなら積極的

          俺たちはゆでエビと違って人間だし生きている

          不確定性と多様性のポートフォリオ

          三年前、MTGプロプレイヤーとして世界選手権に出場、世界トップ16人の戦いに出て敗れ、次こそはといつか優勝することを胸に燃え…たりは別にせず、まあそんなもんかと頂が見えたからいいやと登り切らずに結構満足して山を下りてきた。 とはいえ、やり残したことがないかというとそうではない。いやあるいは仮に優勝しても疑問に思い続けていたであろうことがある。それは見積もり不可能な量の扱いについてである。 一生晴れないかもしれないと思っていた疑問のそれらしい答えに最近出会ったので書いてみよ

          不確定性と多様性のポートフォリオ

          競技的デッキビルダー論、強くなるというよりは弱いまま勝つ方法

          「自分は対戦よりもデッキを作ることが好きなんだ」 そういうと、競技勢とかガチ勢みたいなものより、カジュアルに好きなデッキを作ることが好きなんだと勘違いされることがある。 違う。私の中でデッキは勝つために作るもので、最高に楽しい。達成感もある上に簡単だ。Tier1のコピーで勝つのは難しくて面白くない。 この記事の目的は勝つためにデッキを作る、考え方やその方法論を伝えることだ。 断っておくと、私は随分カードゲームに対する捉え方が変わっているようだから、そのまま参考にできる部

          競技的デッキビルダー論、強くなるというよりは弱いまま勝つ方法

          TCGの上達、あるいは永遠に上級者に追いつけない中級者について

          中級者が上級者になれない理由私たちはすさまじい偉業を成し遂げたことがある。言語の習得である。生まれてからわずか数年で母国語(おそらくは日本語)を独学で短期間で習得した。数年で言葉を学びネイティブレベルの能力を獲得するのが困難なことは、英語学習で苦心して嫌と言うほどわかっているのは私だけではないはずである。さて、我々は二歳から五歳にかけての言語の習得において極めて優れたパフェーマンスを発揮したが、それに比べて20歳から23歳ではどうだろうか。人生経験が多少増えてちょっと含蓄のあ

          TCGの上達、あるいは永遠に上級者に追いつけない中級者について

          たまくつ独創力調整録

          イクサラン:失われし洞窟(以降ILC)で、発見コンボ、アマリア(探検)コンボという新たなコンボデッキが追加され、発見コンボから禁止が出るもアマリアコンボが猛威を振るうパイオニア/エクスプローラー。 多様だったメタゲームはいずこへ、そこに残るはアマリアコンボとそれをメタったデッキ、アマリアに勝てないものは駆逐された新次元… なんなんだ… これはもう… 最高じゃないか!!! いや素晴らしい、とても私好みのフォーマットになったじゃないか。何を隠そう《荒野の再生》が一番面白

          たまくつ独創力調整録