日記 7月10日
日記にタイトルをつけようとして五分くらい悩んでいました。多分疲れています。はよ寝ろ。
金曜日に銃撃事件が起こり、ネット上ではいささか混乱がありました。みなさまにおかれましたは体調にお気を付けください。必ずしも、何かを言わなければならないということはない。書くことが身近な人ほど、そういう義務感が生まれてしまいがちですが(自戒として)黙っていることがより雄弁に語ることもある。あるいは、沈黙こそ雄弁である、平時からそういう人間でいることの方が、事件が起きたとき、慌てふためくよりも大事なことだと思います(といいつつ、べらべら語ってしまった、反省)。
とまあ、そんなこととは関係のないことばかり書くのが大事。ツイッターでも少し書いたのですが、「平山夢明 恐怖全集」を買いました。話が4ページくらいで完結している掌編集で、文字が頭に入ってこない今日この頃(今日気付いたのですけど、単純に疲れているみたいです。日曜日になると文字が理解できるようになることを発見しました。月曜日も読めて、火曜日辺りから妖しくなります。今週は睡眠時間を長めにとってみます。)短い話は大変うれしい。それに続いて、ネットフリックスで配信が開始した「呪詛」も話題になっていたので観ました。時折、ホラーブームがやってきます。けど、ホラーは苦手です。自分が怖くない範囲でホラーは好きです。辛いものも同じです。自分がつらくない範囲でなら、怖いものも辛いものも好きです。
映画はPOV形式で、案の定酔いました。画面酔いしてるから頭が痛いのか、映画に呪われているから頭が痛いのか。見終わったあとお風呂に入ったら、頭痛もなくなったので、前者だと思います。
ただ、コクソンに匹敵するホラー映画と聞いていたので、ちょっと拍子抜けしました。つまらないシーンもなく、全場面、緊迫感があって面白かったのですけれど、やっぱりコクソンに比べてしまうと……。
といっても、コクソンがあまりに新規性が高いので仕方ないことなのです。ホラー映画で誰を信用したらいいか分からない、という場面は多々ありますが、コクソンはそこを突き詰めているので、本当に面白いのです。三つ巴の呪術大戦がはじまるので「来る」が好きな人とかにもおすすめです。
この週末、星新一賞に出す小説を書き始めました。といっても、まだ千文字くらいです。アイデアは二つあって、前から書きたかった将棋SFを肩慣らしに書いて、もう一つの温泉SFを提出しようと思っていたんですけど、どちらも書き散らしています。
というのも、出来る限りエンタメ系で行こうと思って(さなコンでの自己反省から)ゲド戦記(先週、一巻を読んだ。)なんかの文体で書けるよう努力しています。だらだらと描写を書き連ねるのではなくて、文章を削いでいく方向性なので、書くのが難しいです。要領を得ない感じ。もっと要点を絞って、文章の効率を上げたい。多分、推敲の時点でそっちに振っていくのが大事なんだと思いますが、書き方の違いから、中々難航してる状態です。
少しずつ、進んでいくのが肝要です。
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