「妄想の詩」
ただの妄想。
君の時間は止まっているけど
僕の時間は進み続ける。
同い年だった君は
気付けば10歳以上年下になっているね。
そっちには、もう慣れたかな。
僕は僕で、なんだかんだ
楽しんで生きています、たぶんね。
君の遺した最期のお願いは
きっと叶えることはできないと思う。
心の中で生き続けてるなんて
キレイゴト言う気はさらさらないけれど。
忘れられない。そんな僕だから。
忘れることなんてできないよ。
笑顔も、言葉も、思い出も。
走馬灯みたいに甦る。
会いたい、会えない。
わかってる、でも会いたい。
もう会うことはできない。
いつかまた、会うことがあれば、
そのときはまた…
もしも生まれ変われたら、
そのときは…
…妄想のうた。
亡き貴女を想い続けて。