テリーとドリーに学ぶ、苦しみからの脱却
その昔、笑う犬という番組があったのを覚えてるだろうか?
ウッチャンこと、内村光良さんが座長となりやっていたコント番組。
その中で、ネプチューンの堀内健さんと原田泰造さんがやっていた”生きる”いうコントがある。
このコントは、悩みの発生から、解決まで明確なプロセスを与えている。
1 まず、ネプチューン原田泰造扮するドリーが、毎日の繰り返しに対して、生きてる気がしないと悩みを打ち明ける。
悩みというのは、大体繰り返す事によって生じ、繰り返しは精神に大きな負担をかける。皆さんもそんな日々にうんざりして死にたくなることはないだろうか?
2そこで、堀内健扮するテリーが、まずドリーの顔をいじる。
これは、まずドリーの顔をいじることによって、悩みから気を逸らしている。
最近Tiktokで話題になってる動画で、死にたいという男性に、なぜ死にたいんだ、靴が赤いからか?と聞くのと似たような方法である。
認知行動療法的な手法である。
3落ち込んでるドリーに、お前にはできると言いながら、無理難題を言う
落ち込むドリーに対し、畳み掛けるようにテリーは無理難題を押し付けていく。板割りなど。
勿論、ドリーは落ち込んでるのでそんなことはできない、危険だと言う。
もうここで、彼の悩みは日々の繰り返しではなく、ふっかけられた無理難題に移っていることを忘れないでほしい。
4押し付けた無理難題を自らやってみせる
板割りコントが顕著な例だが、実はトリックがあり、無茶振りをしたテリーは、その無茶振りを自分でやってのけ、俺にできたんだから君にもできるよ!という。勿論、そのトリックは、ドリーにも見えているので、やる気が満ちている。
つまり、悩んでる相手の悩みを変え、さらにその悩みを目の前で解決して見せている。悩みは解決できると伝えている。
5 失敗させ(攻撃して)思考をゼロに
意外にも失敗させるのである。板割りコントでは、チョップで板を割ろうとしたドリーに対し、テリーは急に角っこを向ける。
猛烈に痛がるドリー。
これはあえて予想外を起こす事によってパニックを起こさせ、思考をゼロに戻している。
あなたがどれだけ悩んでいて、苦しんでいたとしても、いきなり知らない人から水をかけられたら、一瞬頭が真っ白になりゼロになるのではないだろうか?
6 ゼロになった頭にポジティブメッセージを埋め込む
攻撃された事に激怒するドリー。それに対して、テリーは”お兄ちゃん、生きてるじゃん”と
スーパーポジティブメッセージを繰り返し言う。
それによってドリーは、ポジティブメッセージが頭に埋め込まれ、そうだった〜と明るい気持ちになる。
もうこの時点でドリーは悩みのことなど考えてはいない。悩みから思考を完全に離し、ポジティブな考えに生まれ変わったのである。
悩んだ時は
思考をまずは悩みから引き剥がし、さらにそこから思考をゼロにして、ポジティブメッセージを埋め込もう!生きてるじゃん!