【BL二次小説(R18)】 大型バスに挟まれて②
SAへ入って、荒北はなるべく隅の方へ車を停めた。
ギッ!
ハンドブレーキを引く。
「ハァハァ……」
荒北は荒北自身をくわえたままの新開の髪を掴んで引き剥がそうとした。
しかし新開はその体勢のまま、荒北の座席のレバーを引いた。
「うわっ!」
荒北のシートが後ろに倒れ、仰向けに身体が伸ばされる。
新開はすかさず更に荒北の身体にのし掛かり、荒北自身を指と舌で激しく上下に扱いた。
「うあ!ダ……も……!」
新開の頭を引き剥がすのは間に合わなかった。
「ア――――ッ!」
声を殺すことも間に合わなかった。
荒北は新開の口内に全て放たされてしまった。
「ハァ……ハァ……うっ」
荒北は時折身体をビクンと跳ねさせながら息を荒らげてグッタリしている。
新開は荒北のシートベルトを外し、荒北を抱え思い切り力をこめて裏返した。
うつ伏せになった荒北のデニムを膝まで下ろす。
そして新開は自分のズボンと下着を取っ払い、荒北の上に乗った。
口内から先程の荒北が放ったモノを手の平にドロリと出し、荒北の蕾に塗りたくる。
「ひゃっ!」
荒北の身体がビクッと弾む。
「お、おいまさか……こんなトコで……」
荒北はまだ身体に力が入らない。
新開は構わず指を挿入してほぐしている。
「ウ……冗談だよな。こん……な人目の……ア、ある……アッ」
夜とはいえ、SAは煌々と灯りが点り駐車場も明るい。
スモークガラスは後部座席だけなので、運転席に二人重なっているのは外から丸見えだ。
しかし新開は全く気にせず、荒北にそのまま新開自身を挿入した。
「んあっ!!」
ゆっくりと、細かく出し入れしながら着実に奥まで差し込む。
「ア、ア、ア、」
運転席がギシギシと揺れる。
今は近くに停まっている車は無いが、いつ隣に停められるかわからない。
いやそれよりも、車がリズミカルに揺れているのだ。
端から見てもバレバレである。
「アア、ァ、ア、」
ア、しか言えない荒北は、
(運転席側の空気圧大丈夫かな……)
なんてことを考えていた。
そんな時。
荒北の車の隣に大型バスが停まった。