【BL二次小説(R18)】 メガネ男子③
宴会場を出た後、荒北の手首を掴んだまま新開は繁華街を大通りに向かってズンズンと歩いている。
「新開ィ、さっきからなに怒ってンの?」
荒北が問うが、新開はブスッとしたまま答えない。
途中、ドンクホーテがあったので新開は荒北を連れて店内に入った。
伊達眼鏡が陳列しているコーナーへ行く。
新開は、金城のゴツい黒ぶちメガネよりもずっと細身の、荒北に似合うフレームを選び、購入した。
「?」
不思議がる荒北を無視し、大通りでタクシーを拾って乗り込む。
「……」
タクシーの中でも新開はずっと黙ったままだ。
いつものデレ北だったら、タクシー内で新開にベタベタしているところだが、今夜はしょんぼりしている。
新開のアパートに着いた。
ドサッ!
部屋に入るなり、新開は荒北を乱暴にベッドへ突き飛ばした。
「新開……」
荒北は不安そうに新開を見上げる。
新開は荒々しく荒北のカーゴパンツとトランクスをずり下げると、うつ伏せにベッドへ押し付けた。
「ひゃア!!」
新開は荒北の尻を広げて蕾に舌をネジ込んだ。
「ちょ!ヤだ!ウソ!あァ!」
いきなりの行為に慌てる荒北。
「ああああ!ダメぇ!そんなトコ!」
荒北はジタバタするが、新開は荒北の両手首を掴み、蕾を舐めまくる。
「ヤだァ!嫌!嫌ァァ!」
荒北が暴れれば暴れる程、新開の舌は蕾の中へ入っていく。
快感と羞恥心で荒北は訳がわからなくなってきた。
「アア!ア!イ、イク!アーーーッッ!」
あっという間に荒北は果ててしまった。
新開は起き上がり、グッタリしている荒北の着ている物を靴下だけ残して全部剥ぎ取った。
全裸の荒北を抱き抱え、ベッドから降ろして椅子へ座らせる。
そして荒北の両手を背もたれの後ろに持ってきて、結束バンドで拘束した。
「!」
不安になった荒北は腕をくねらすが、外れない。
新開はさっきドンクホーテで購入した伊達メガネを荒北に掛けた。
「……うん。似合うよ靖友。エロい」
新開は正面からメガネ荒北を眺めて満足気に頷いた。
「なんだよさっきからメガネにこだわって……うわ!」
新開は荒北の両足を、それぞれの肘掛けに広げて掛け、結束バンドで固定した。
「なっ!やめろ!こんな格好恥ずいってェ!」
荒北は赤面して喚く。
「なに言ってんだ。こんなもんじゃ済まないぜ」
「え?」
新開はクロゼットの引出しを開け、中から箱を取り出した。
先日通販で購入したばかりの物だ。
箱を開けると、中から出てきたのは細長い棒で、先端がクッと歪曲し、球状の物が付いている。
新開はそれにたっぷりとジェルを塗り、M字開脚状態の荒北の股間を覗き込んだ。
ツプッ。
「うッ!」
棒を荒北の蕾に挿入する。
ビクッと反応する荒北。
「あ、ああ、ハ……」
ズブズブと蕾の奥へ入っていく棒。
恥ずかしいが、気持ちの良さについつい腰が浮いてしまう荒北。
そんな荒北の様子に満足しながら、新開はちょっと場を離れる。
ガタガタという音がして目を向けると、新開が荒北の正面に姿見を運んで来ていた。
「わ!わわ!ちょ!」
真っ赤になって驚く荒北。
思わず顔を背ける。
「見ろよ、靖友」
「み、見れるワケねーだろ!退けろよソレぇ!」
ギュッと目を瞑って反論する荒北。
新開は、そんな荒北の背後に廻って頭を掴み、姿見に向かせた。
「目を開けて自分の姿をよく見るんだ靖友!」
「ヤだ!」
「おめさんがメガネを掛けるってのは、こういうことなんだぜ」
「え?」
荒北は意味がわからない。
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