【BL二次小説(R18)】 大型バスに挟まれて①
荒北は助手席に新開を乗せ、夜の湾岸ハイウェイを走らせていた。
「やっぱイイよなぁ、工場の夜景ってよォ」
「普通の街の夜景もイイけど、湾岸の工場のライトアップって、なんか萌えるよな」
「ロマンを感じるよなァ」
「ロマンとまでは思わないけど、なんていうか、男にしかわからないワクワク感ってのあるな」
荒北は最近車の免許を取り、約束通り新開を夜景ドライブに連れ出している。
「オレも早く免許取りたいな。そしたら今度はオレが靖友をドライブに連れてってやるよ」
「オマエ、免許取ったら車なに買うんだ?」
「親がフランス車なら金出してやるって」
「フランス車ァ?プジョーとか?」
「多分ね」
荒北はそれを聞いて鼻で笑った。
「ダッセ。あれ車内のプラスチック感半端ねぇぜ。指で弾くとかっるい音すんの」
「仕方ないよ。金貯めたら自分で好きなの買うし」
「車は日本車が一番だぜ」
荒北は国産の黒い大衆車を買った。
燃費も良いし気に入っている。
「靖友がまさかフィットに乗るとは思わなかったよ」
「最初は軽にしようと思ったんだけどな。でも良く考えたら狭めぇし、安全面でも普通車がイイし、これコンパクトだけどちゃんとチャリも積めるんだぜ。長距離乗るとやっぱ軽はツラいしな」
「もっとスポーツカーみたいの選ぶかと。ブイブイ言わせてさ」
「ハン。車は安全第一だぜ。大衆車ナメんなよ。売れてるってことはそれだけ支持されてるってことだ。F1レーサーだってマイカーは超安全運転なんだぜ」
荒北は得意気に語り出す。
「それによ。チャリやスクーターは一人だから転けようが何しようがイイけどよ。車は……大切な人乗せっからな」
「靖友……」
車を選ぶ時に自分のことも考えていてくれたことに新開は感激した。
たまらなくなって、荒北の股間に右手を伸ばす。
「……っ!オイ!」
驚く荒北。
「ヤメロ。危ないからァ」
「ちょっとだけ」
新開はその部分を手で包み、揉みしだいた。
少し硬くなってくる。
「高速走ってんだぞ。わかってんのか」
「わかってる」
新開は左手も伸ばし、荒北のベルトを外してファスナーも下ろした。
「全然わかってねーじゃねーか!マジやめろ!」
危険だが運転中の荒北が抵抗出来ないというこの状況に新開は興奮してきた。
半勃ちの荒北自身を取り出して優しく握る。
「事故るぞオイ!」
「靖友となら死んでも構わないよ」
新開は自分のシートベルトを外した。
「シートベルト外すな!捕まったらオレが罰せられるだろーが!」
構わず新開は荒北の股間に覆い被さって、荒北自身を口に含んだ。
「ちょ!」
新開の口内で荒北自身はムクムク成長し、全て口に入りきらない。
「うあ……!」
『車両のふらつきが大きくなりました』
カーナビが警告を発した。
「ははっ。カーナビに怒られてんの」
「っせ!ヤメロっつってん……あぁっ!」
新開は荒北自身を激しくしゃぶり続ける。
「く……くっそ!ヤベェ」
荒北は快感で頭がクラクラしてきたが、運転に集中せねばならない。
車内で思わぬ攻撃を受け、意識を保つのが精一杯だ。
目を閉じることも許されない。
刺激的には充分過ぎるが、こんな危険なプレイはごめんだ。
楽しめない。
SAの看板が見えてきて、荒北はホッとした。
「ちっくしょおおお!!」
左ウィンカーを出してSAへ入る。
車を停めたら新開を殴ってやる。
絶対殴ってやる。