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フランスの椎名林檎?


初めて彼女を見た時は個人的に好みではなくて、InstagramのReels で回ってきても流してしまっていた。
いつ頃からかわざわざYouTube やApple Musiqueで探してまで聴くようになったZaho de Sagazan (ザオ・ドゥ・サガザン)。とってもクセになる。


Sagazanとは、フランス南西部ガスコーニュ出身の17世紀から続く由緒あるLe Moniès de Sagazan (ル・モニエ・ドゥ・サガザン)の家系のファミリーネーム。
昔好きだったスーパーモデルのClaudia Schiffer(クラウディア・シファー)にも似たドイツ人のような顔立ちと輝くように明るい髪色、そして何ともいえないムッチリとした体格。
歌唱力は抜群なのだが歌唱方法が印象的で、まるで演歌のようでもあり軍歌のようでもある・・・フランスの椎名林檎?Björk ?もしくは他の誰にも例えようがないのかもしれない。


2024年は彼女にとって飛躍の年だった。
2月、第39回Victoires de la Musique(フランス版レコード大賞)では2023年に発売した1stアルバム『La Symphonie des éclairs』がAlbum (最優秀アルバム 賞) とChanson originale (最優秀オリジナル楽曲賞)。そしてRévélation féminine (女性歌手部門最優秀新人賞)とRévélation scène (最優秀新人パフォーマンス賞)と合わせて4冠を獲得。


4月、同アルバムが発売から1年で10万枚以上を売上げプラチナディスクに。


5月、第77回Le Festival de Cannes (カンヌ映画祭)ではGreta Gerwigのために舞台に登場。Gretaが主演した『Frances Ha』(2012年公開)の挿入歌でDavid Bowieの『Modern Love』を熱唱し話題をさらった。


8月、JO閉会式では昨年からオフィシャルの衣装を担当しているNicolas Ghesquiere (ニコラ・ジェスキエール)デザインLouis Vouittonのドレス を着用し、Le parc des Tuileries(チュイルリー公園)で、Édith Piafの代表曲『Sous le ciel de Paris (スゥ・ル・シエル・ドゥ・パリ/パリの空の下)』を披露し大反響だった。



彼女を見ていると、なんだか自由を感じる。

インタビューでも芯がしっかりしていて聡明さを感じるが、若干25歳。アイドルとかいう簡単に区分することができる枠ではないのかもしれない。これからもっと沢山のことを経験して作品作りに昇華させていくのだろうと応援し続けたくなる。
いつかライブに行こう!

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