【フランスで子育て】 幼稚園・クラス運営についての説明会② メモもとれないほど速すぎたフランス語
こんばんは。
マダム・シュークリームです。
本日のフランス(パリ郊外)のお天気は、どんよーり曇り空です。そして、寒いです。
日本では昨夜、皆既月食が見られたようですね。フランスでは、朝方の西側の空に、月食ではありませんが、まぁるいキレイなお月さまを見ることができました。
さて、今回は、以前に書いた記事の続きを書きたいと思います。
すぐに書いて投稿できなかったので、前回の記事もよろしければ合わせて読んでみてください。
子どもの幼稚園は、夕方4時半までです。いつもは、その時間に、幼稚園の教室まで子どもを迎えに行きます。
しかし、その日は"クラス運営についての説明会"が、夕方5時からあったので子どもを初めて夕方の学童に預けることになりました。
いつものお迎えの時間になると、
大丈夫かな、
ちゃんと他の学童に行く子たちと一緒に行ってるかな、
と少しソワソワしてしまいました。笑
5時前に教室へ行くと、私は2番目でした。
すでにいらっしゃったお母さんが先生とお話をされていました。
先生は「好きな場所の椅子に座ってください」と勧めてくれましたが、もう一人のお母さんが座られなかったので、私も教室内に飾ってある絵(クラスメイトが描いたもの)を眺めたりして待っていました。
少しずつ人が集まり、5時を過ぎた頃に説明会が始まりました。
久しぶりのガッツリフランス語に、少し、いやかなり緊張気味でした。
ちゃんとフランス語が
聞き取れるかな・・・
・・・!?
(やばい…)
説明会が始まった途端に感じた危機感。昨年、夫が私に説明してくれたベースがあるので、なんとなくどのような内容を話されているのかは分かるのです。しかし、先生の話されるフランス語が速すぎるうえに、全然息継ぎの間がないくらいのマシンガントークなので、メモがとれない・・・泣
しかも、誰もメモなんかとっていません。焦
フランス人の方、もしくはフランス語が堪能な方であれば、頭の中で記憶することができるのかもしれません。
しかし、もともと私はメモ魔なうえに、フランス語をそのまま頭に留めておくことはできません。聞いてその時は何となく理解はできても、すぐに忘れてしまうのです。「あれ、なんて言ってたかな?」と。
なので、面倒な話なのですが、
私はフランス語を日本語に訳し、それをメモすることでやっと深く理解できる完全なる日本語脳なのです。分からない単語は聞こえたままにメモをとり、家に帰ってから調べることも多々あります。
そんな私は、先生のマシンガントークを目の当たりにし、完全に固まり、その後、気持ちは萎縮してしまいました。
しかし、しかし!
子どもの今後のためにも諦めてはいけない!!!
とにかく、メモをとれ!!!!!
と自分に喝を入れ、今まで聞いて日本語で頭の中に留めておいた内容を一気に紙に書き出しました。
先生の話は止まることがないので、ざっくりと要点を素早くメモしていきました。この場合、考えている余裕は全くないので、とりあえず聞きとったことを書きとめ、あとでゆっくりまとめようと考えました。(しかし、そのメモはその後もまとめられることはなく、そのまま手元にあります。苦笑)
説明会は、約1時間ほど続きました。
大半は先生の説明で、最後に質疑応答の時間がありました。
その時の私は、放心状態でした。疲れた・・・
子どももお迎えに行った時に、たまにぼんやりしていることがあるのですが、まさしくこの時の私と同じ状態だったのかもしれません。
先生の話とそのスピード感に圧倒された私は、急に不安になりました。
子どもはこのままで大丈夫なのだろうか?
私たち夫婦は日日家庭なので、日本語のフォローはできても、フランス語のフォローは自分たちでやるには限界があります。
現在、現地の幼稚園に通っているので、自宅以外は100%フランス語になります。幼稚園では、まだ "ことば" に個人差もあるので (とはいえ、クラスメイトの子たちはペラペラ話している)、フランス語が拙くてもそこまで何かに遅れてしまうということはないのだと思います。身辺自立は年相応にできるようになってきているので、言葉は分からなくてもジェスチャーなどで今まで乗り切ってきたのだと想像します。担任の先生からも、子どものフランス語力について、今のところ問題を指摘されたことはありません。まだ見守っていただいている段階、というのが正直なところだと思いますが…
でも、小学生になったらどうなるのでしょう?
「勉強」が始まりますよね。
私自身が生まれも育ちも日本なので、本当によく分かりません。未知の世界です。一番に心配しているのは子どもの日本語力なのですが、これからしばらくフランスで育っていく以上、フランス語を無視するわけにもいきません。
母語 (日本語)もまだまだ危ういので、そのバランスがとても難しく、説明会後に不安感が増してしまいました。
その不安を胸に抱きつつ説明会は終了しました。
先生に切り出してみようかとも思ったのですが、どのようにこの気持ちを話せばいいのかが分からなかったし、そもそも先生はフランスの教育機関の先生であって、バイリンガル教育が専門の先生ではありません。ただ、事実として、先生はバイリンガル環境の家庭にも理解を示してくださっているので、私は先生に話してみたくなったのかもしれません。
しかし、先に他の方が話しかけていらっしゃったので、"今はいいかな"と思い直し、あいさつのみして子どもを迎えに行きました。
〜 次回に続く 〜
記事が長くなりそうなので、分けることにしました。
次回は、おまけのような内容です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます😊
A la prochaine !
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