雨後の月Black Moon、志太泉 無濾過おりがらみ
冷蔵庫には、熟成5日目の鮪の赤身が。
恐る恐る食べてみると、燻製したときに似た旨味が乗っていました。
これなら…と雨後の月のBlack Moon、ついでに志太泉を開封。
ただ、本来フレッシュさを味わうはずの志太泉は、生酒にもかかわらず冷蔵庫の都合で、春に一月以上放置してしまったため、熟成してしまいました。
肴は他に、夏野菜のゼリー、ヴィシソワーズのムース、稚鮎の天ぷら、鰤のムニエルとモロッコインゲンのソティ。
Black Moonは優しい口当たり。押しも強すぎず弱すぎず、懐が深いお酒で味わいと豊かな膨らみが有り、特段味付けが濃い料理はないので、何と合わせても良い感じ。
最初は優しくても、呑み進めていくうちに、口にお酒の味わいがどんどん広がっていくので、今日のような料理に合わせても負けないのだと思います。
志太泉は老香一歩手前と言ったところで、熟成の貫禄が有り、ヴィシソワーズの濃厚な味わいとしっくり来る印象。
どちらのお酒も、勿論美味しいのですが、時々気分や料理に合わせて炭酸で割ったりしながらゆるり~と楽しみました。
(2015年7月2日)