シンツチダとマヨバナナ
私が管理人をしているFacebookの日本酒グループで、『マヨバナ』なるものが登場。
どんなものかというと、写真の通りバナナにマヨネーズをかけたおつまみで、かつて四国に在った『マンション居酒屋まぁちゃん』の賛否両論メニューだそう。
それを、先日、久々にお酒を吞んだ際に試してみることにしました。
合せたお酒は、シンツチダ。
宮坂酒造(真澄)のインスタライブ『SAKAGURA CROSS TALK』を聞いていて、吞んでみたいと取り寄せた一本です。
先ず、マヨバナを実食。、マヨネーズが終わり頃の底に残っている部分だからか、マヨネーズの味が少し強めで、ちょっと違和感を感じるんですが、次第に、バナナの甘みと酸味がマヨネーズをくるんで馴染んでいく。
そこに、シンツチダ。
これが、また、甘みと酸味、旨みと渋みっていうのかな、凄く複雑な味わいでありながら、絶妙なバランスで、最後すっきりキレるお酒で、甘み酸味、心地よく馴染み、お酒もフルーティーさが強調され、めっちゃ合うのです。
居酒屋まぁちゃんは、マヨバナを、箸休め的存在と言っておりましたが、私には立派な一品。自分では思い浮かばない、美味しくて楽しい組み合わせでした。
翌日は、シンツチダを家にある残り物で合わせることに。
用意できたのは、韮やアスパラの肉巻き、キムチツナやっこ、明日葉の胡麻和え、鶏肉と卵とスナップエンドウの煮ものと苺。
冷酒で改めてお酒だけ頂くと、深い苦みにとろっとした甘み、そこから一瞬、チリッと感と酸味を感じました。
それぞれの味に癖があり、マヨバナと合わせたときより、味わい的に複雑さを感じるのですが、それが嫌じゃなく、最後はすっきりした印象。
更に、料理と合わせると、どれにでも馴染むの一言。
馴染むから、吞み飽きたり、吞み疲れたりもせず、食事を楽しむことができます。
お陰で、1か月半ぶりの晩酌は、ゆるゆると、楽しい時間になりました。
私が知らない美味しさや、思いつかないおいしさに出会える幸せ。ご馳走様でした。
(2021年3月22日)
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