「苦しい価値観」を手放す
「自分の価値観を知る」という価値観ワークを提供している私ですが、率直に言うと、大前提に価値観とはあなたがもともと持っているものではないというのがあります。
あなたがこの世界に生まれてから、子どもから大人になるまでに、周囲の様々な環境から影響をうけます。特に両親からの影響を強く受けながら価値観が形成されることがわかっています。
「考えること」
「思うこと」
「感じること」
全て何かしらの影響なのです。
そこから形成され、今の価値観があるのです。
その価値観をもって人生を生きているのです。
そして、価値観には「苦しい価値観」と「ラクな価値観」があります。
例えば、ふたりの人が「学ぶ」という同じ価値観を持っていたとしましょう。
その価値観の感覚を言葉に表した時に、
Aさんは
「学ぶのは楽しい」
Bさんは
「学ばなければならない」
と表すとします。
もう気づかれた方も多いと思いますが、Bさんの「学ばなければならない」のほうが「苦しい価値観」になります。
もし、今生きづらいと感じていたとしたら、「苦しい価値観」を強く持っている可能性があります。
誰にでも「苦しい価値観」はあるのですが、ラクに生きられている方は、大人になるにつれ「苦しい価値観」を自然と手放されている方が多いと感じています。
価値観はひとつではないので、自分の価値観を洗い出し「苦しい価値観」と「らくな価値観」に分けて、認知することが有効です。
認知することで、「苦しい価値観」を少しづつ手放せるようになり、「ラクな価値観」を自分の上位価値観として再認識することで生きづらさが緩和できるからです。
私も今は苦しい価値観をあまり使わずに済んでいますが、ふと苦しい価値観が顔を出す瞬間があります。少しでもラクに楽しく過ごしたいですね。
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