組織に必要なTO BE CONTINUEDとは?
学生時代から考えて、4年以上同じ環境、同じ交友関係で過ごしていると飽きるというか、新鮮さを求めて旅に出たくならないでしょうか?
私は割と高頻度にそういう衝動を感じます。
組織に迎え入れた新人に関してもそれは同じで、人って根本的に3年以上同じ環境にいると旅に出たくなる衝動が湧くものなんじゃないか?って思います。
たとえそれが有名なアイドルやYouTuberでも、若ければ尚のこと人は飽きたら旅に出たくなるものなんです..
そんな人の根源的な性質から、せっかく良い環境で、良い人材を採用し、丁寧に育て上げたとしても4年続く人材は希少なんだと思います。
積極的に新卒採用するメリット
とはいえそれも人それぞれですし、別に人が去ったら新たな人材を採用すれば空気が入れ替わります。その力を積極的に使い、常に人を採用して去る人が去りやすい環境にすれば空気が適度に入れ替わります。
積極的に新卒採用するのは世代としての空気感も変わるのでメリットがあるのかもしれません。
しかしこれも、そこそこ大きな財力がないとままならず「誰かが辞めるまで次の採用はできない」と言っている会社は多いと思います。
そう言う現場では、仕事の属人化、能力差から生まれる合理的でない作業の切り分け、タスクの偏り、ドキュメントの未整備、誰か一人だけが分かる謎のフォルダ分けなど、負のループに陥るための隠し味が散りばめられていることが多いと思います。
そこにせっかく新人を採用しても、教育コストは直接上長への追加負担となり、残業まみれになって必死に新人を育てても4年以上居着いてくれる確率はごく僅か…
常に数人が「旅に出たい」と思っている状況で、私の居た会社では、私が辞めると言った時期に同時に3人が抜けました。
しかもみんな私より先に…ババ抜きってこう言うことだったんですね;
TO BE CONTINUED
そんな環境であれば、経営者は積極的に現場のマインドをマネジメントしてあげることが重要になってきます。その手法は人それぞれですが、最低限「チームの人材は決して金銭だけで繋がっている訳ではない」と言うことを踏まえて、人に合った
TO BE CONTINUED = ほんの少しワクワクする近い未来
を見せてあげましょう。
少しずつでいいんです。少しずつでも良くなっていくなら「もう少しここで頑張ってみよう」と思えるはずです。
手放したくない人材なら尚のこと、そう言うケアが必要でしょう。
会社とは小さな国家である
「そんなことは本質ではない」そう考える経営者もいるでしょう。
別にそう言う方にまで強制はしません。
私は「会社とは小さな国家だ」と考えていて、自己表現を世界に広めるツールであり、利益を生み出す機構であることと共に、人々の人生を豊かにする場所であるべきだと考えています。
そのために国王である経営者には内政に関心を持つことが必要だ考えています。
簡単に言うと、従業員満足度を高めることで、世間のみんなにも好きになってもらうと言うこと。
そうすれば応援してくれる人も出てきますし、採用にも困らず良い人材を選び放題になり、更に上を目指せますよ。そう言う戦略的な考えでもあります。
最後に気をつける点として、やりすぎて変な宗教になってしまわないように、定期的にフラットな思考で現状を観察することを心掛けるようにしましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?