流転しながら、永遠という命の環に還ってゆく
2月
この寒さがきつい時期に
梅はほころぶ
ほころぶということは
梅は この底打つ寒さにゆるんでいる
今この時代も梅のごとく
底打つ寒さの中で
ほころび、花開くチャンスが来ている
底を打つということは
もうそこはお仕舞いだよということ
季節がかわるよってこと
永遠に続くかに思えた世界は
かりそめで
宇宙、森羅万象は流転するが摂理
流転しながら、永遠という命の環に還ってゆく
とどまれば腐るのみ
その死して腐ることもまた、
永遠の摂理の一部
死ぬことも
生きることも
よろこびも
悲しみも
すべては偉大なる循環の中
さぁ
小さき人間よ
ちじこまった体をほぐし
ゆるめて
生を存分に楽しもうではないか
2022年2月21日の夜に書く
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